山女日記 の商品レビュー
山にまつわる人たちの話。いくつもの話をリンクさせる手法が、告白からずっと続いた手法だけど、それが変化した。 よく言えば軽微なリンクになり、悪く言えばつなげる必要すらない、単なる短編集という印象。
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山ガールブームにのっかた安易な話ではないが、作者らしさはない。連絡短編で各短編で少しずつ登場人物をラップさせながら同じテーマで描く話で、そのあたりは実にうまい。
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槍ヶ岳の私に凄く共感。 旅は道連れとは思えないし初対面の私相手に 無理を通そうとする木村さんにもイラつけば 一緒に行きましょうって本郷さんにも頭くる。 全編とおしての結論、私に山登りはむいてないと(笑)
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7つの短編集。だけど、少し伏線もあって。 繋がりすぎていないのもまた読みやすい。 登山を通していろんな人たちの気持ちの移り変わりがおもしろい。山に登りたくなった。
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登山する女性たちの連作短編集。登山の目的。達成感とか綺麗な場所を見るとか、悩んでいることについての整理と回答、新しい一歩を踏み出すためなど。人それぞれのようだ。私は登山の趣味はないけど、みんなそういう意識でやってるのかな?女性の微妙な気持ちがわかる。トンガリロは切ないというか、じ...
登山する女性たちの連作短編集。登山の目的。達成感とか綺麗な場所を見るとか、悩んでいることについての整理と回答、新しい一歩を踏み出すためなど。人それぞれのようだ。私は登山の趣味はないけど、みんなそういう意識でやってるのかな?女性の微妙な気持ちがわかる。トンガリロは切ないというか、じわじわきて泣いた。
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作者はもと登山部だったそうで、山の描写や登山コースや荷物の話などリアル感があります。妙高など、それぞれの章に出てくる山に行きたくなりました。とくに最終章のニュージーランド、トンガリロ!火山土の赤と緑の湖の絶景が待っていると。。。!そして、ばらばらと思われてた登場人物たちが、この山...
作者はもと登山部だったそうで、山の描写や登山コースや荷物の話などリアル感があります。妙高など、それぞれの章に出てくる山に行きたくなりました。とくに最終章のニュージーランド、トンガリロ!火山土の赤と緑の湖の絶景が待っていると。。。!そして、ばらばらと思われてた登場人物たちが、この山でいろいろ関わっていく様子も、山が取り持つちょっとした連帯感をかもし出していました。 ほろ苦いけどほんわかとした読後感でした。
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図書館にて借りました。 やっぱりうまいなあ・・・。 この本を読む前に、山岳写真家の小説を読んでいたのでとても山の雰囲気を楽しめながら読めた。 女性3人特有の空気とか解るわー!(笑) 一番最初の話が一番気持ちがわかった(笑) 登山ブームですが、みんな色々な荷物を背負って登頂し...
図書館にて借りました。 やっぱりうまいなあ・・・。 この本を読む前に、山岳写真家の小説を読んでいたのでとても山の雰囲気を楽しめながら読めた。 女性3人特有の空気とか解るわー!(笑) 一番最初の話が一番気持ちがわかった(笑) 登山ブームですが、みんな色々な荷物を背負って登頂したら何かが変わる?と思いながら登っているのかも? 女性作家らしく、登山グッズも作中に取り入れていて帽子が私も欲しくなりました(笑)
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「妙高山」OL二人のやり取りが楽しい。和菓子が美味しそう。「火打山」連作にするのがうまいなぁと思う。特製のコーヒーも飲んでみたい。「槍ヶ岳」これは他と関連性なし?「利尻山」外大出の自称翻訳家で農作業手伝いの主人公という設定が効いている。「白馬岳」利尻山のその後。「金時山」妙高山の...
「妙高山」OL二人のやり取りが楽しい。和菓子が美味しそう。「火打山」連作にするのがうまいなぁと思う。特製のコーヒーも飲んでみたい。「槍ヶ岳」これは他と関連性なし?「利尻山」外大出の自称翻訳家で農作業手伝いの主人公という設定が効いている。「白馬岳」利尻山のその後。「金時山」妙高山の続き、少々強引な馴初めではあるが、ほのぼの感大。「トンガリロ」最終話の舞台はトンガリロと決めていたように思える。ニュージーランドのサンドイッチを食べてみたい。どの話も、語り手と家族やパートナーとの絆が取り上げられています。
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湊かなえっぽくなかったけどこれはこれで良かった。 山に登ったことなんてないけど、登ってみたくなった。人の気持ちの切り替えというか、何かを決心した瞬間を垣間見た感じがする。
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読んでいる最中、何度も「これ誰が書いたんだっけ」と表紙を確認するほど、湊かなえっぽくなかった。 でも面白くてさくさく読めた。 1番最後の登場人物もちゃんと今までの伏線の中にいたとは。
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