時の罠 の商品レビュー
「タイムカプセルの八年」辻村深月 「トシ&シュン」万城目学 芥川龍之介の杜子春が関係あるかと思ったらたぶんないのかな?それとももう少し深読みすれば関係してるのかな?と。神様の目線の話は畠中恵さんを思い出した。 「下津山縁起」米澤穂信 なんとスケールのでかい!!米澤穂信さんが...
「タイムカプセルの八年」辻村深月 「トシ&シュン」万城目学 芥川龍之介の杜子春が関係あるかと思ったらたぶんないのかな?それとももう少し深読みすれば関係してるのかな?と。神様の目線の話は畠中恵さんを思い出した。 「下津山縁起」米澤穂信 なんとスケールのでかい!!米澤穂信さんがやってくれたなぁって思った。現実を追い越したタイミングあたりでゾクゾクしてきた。 「長井優介へ」湊かなえ イヤミスの女王が書く救いのある話。
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タイムカプセルにまつわる大人たちの、そして子どもたちの気持ちが面はゆい。一方で有罪判決の過料なり刑罰がとても気になる。
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短編集とかアンソロジー物はあまり読んだ事がありませんでしたが、これは楽しめるお話ばかりでした。 家族愛もの(私にはオヤジの友情もの)やSF物、オチがスッキリとしたものニヤリとさせられるもの。 いろんな作家さんに少しずつ触れるには持ってこい、な一冊でした。
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辻村深月さん、万城目学さん、米澤穂信さん、湊かなえさんの〈時〉をテーマにしたアンソロジー。辻村さんのタイムカプセルを題材に書かれたもの。私も小6の時、タイムカプセル埋めたけど、あの後どうなったんだろ。何を入れたかも全く覚えてないし、大した物入れてないんだろな。米澤さんのはよくわか...
辻村深月さん、万城目学さん、米澤穂信さん、湊かなえさんの〈時〉をテーマにしたアンソロジー。辻村さんのタイムカプセルを題材に書かれたもの。私も小6の時、タイムカプセル埋めたけど、あの後どうなったんだろ。何を入れたかも全く覚えてないし、大した物入れてないんだろな。米澤さんのはよくわからなかった。湊さんのは、短編だけどよくできていて、面白かった。
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- ネタバレ
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こういうアンソロジーものは初めて読んだ、と思う。辻村さんの父親視点のお話は珍しく感じた。なんか新鮮でした。湊かなえさんのは今回のが初めて。短かいけど読み応えがあって面白かった。さすがイヤミスの女王。これはイヤミスじゃないけど。万城目さんと米澤さんも初読だったけど、なんかぶっ飛んでるなぁ~という印象。
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私には一年に一度だけ訪れる街があります。 数年前からその街に行く事が家族の行事となり街の成長が私の密かな楽しみです。 そんな街の雑貨屋さんで発見したのが本書です。 まず、驚いたのが私の好きな作家だけの短編集であり、時という言葉に弱い私の掌に収まってしまうのは必然でした。 辻村...
私には一年に一度だけ訪れる街があります。 数年前からその街に行く事が家族の行事となり街の成長が私の密かな楽しみです。 そんな街の雑貨屋さんで発見したのが本書です。 まず、驚いたのが私の好きな作家だけの短編集であり、時という言葉に弱い私の掌に収まってしまうのは必然でした。 辻村深月さんの作品:子育てが苦手な父親が登場、身近な人にこんな人が居るなぁと思いながら読むものの、物語は途中で反転する!? 万城目学さんの作品:神様の言動が非常にコミカル!万城目学さんの他の作品に出て来る超常現象はこんな神様が起こしていたりして!なんて思ってしまいました。 米澤穂信さんの作品:長い歴史の物語、山の意志と人間 湊かなえさんの作品:らしくてらしくない作品、反応が遅い人にもう少し優しくしようと思った! いずれに致しましても、私にとっては豪華なアンソロジーでした!
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3秒遅れの僕、、 人は思い込みの中生きているんだなあ、と思いました。 真実は思わぬところから発覚するものですね。
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作者様方の連名を拝見して、 勝手にミステリーかと思っていました。 ”時の流れ”がキーになっている 温かいストーリーが多く、読み易い。 辻村深月さんのタイムカプセルのお話が いちばん記憶に残っている。 相手の事を想った選択をするって とても難しいけれど大切な事だと感じた。 あと...
作者様方の連名を拝見して、 勝手にミステリーかと思っていました。 ”時の流れ”がキーになっている 温かいストーリーが多く、読み易い。 辻村深月さんのタイムカプセルのお話が いちばん記憶に残っている。 相手の事を想った選択をするって とても難しいけれど大切な事だと感じた。 あと、米澤穂信さんの「山に知性がある」 という設定が珍しく、とても面白かった。
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面白かった。複数作家の短編集は良いものだなあ、と思った。一番面白かったのは米澤穂信か。ああいうヘンテコな短編が好きなのかもな。よって万城目学のものも好きだった。湊かなえのものはシンプルに良い物語だと思った。辻村深月の作品はやはり俺の体質に合わない。女性だからか? と思ったが湊かな...
面白かった。複数作家の短編集は良いものだなあ、と思った。一番面白かったのは米澤穂信か。ああいうヘンテコな短編が好きなのかもな。よって万城目学のものも好きだった。湊かなえのものはシンプルに良い物語だと思った。辻村深月の作品はやはり俺の体質に合わない。女性だからか? と思ったが湊かなえもいるので違うらしい。なんというかな、人物が単調で「良い話」を見せられているとだけ。回想形式を交える物語が好きなのかもしれない。短編というのはどれも、それぞれの人生のハイライトを切り取ったような、一人だけの物語という気がした。
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”時間“をテーマにした4人の作家たちの競演 辻村深月「タイムカプセルの八年」 不器用な父親と息子の物語、ジワリと涙腺がやられるやつです。 万城目学「トシ&シュン」 この人の感性は本当に面白い。 “時間”をテーマにしたとき、よくこの発想へたどりつくなと、感心してしまう。 米澤...
”時間“をテーマにした4人の作家たちの競演 辻村深月「タイムカプセルの八年」 不器用な父親と息子の物語、ジワリと涙腺がやられるやつです。 万城目学「トシ&シュン」 この人の感性は本当に面白い。 “時間”をテーマにしたとき、よくこの発想へたどりつくなと、感心してしまう。 米澤穂信「下津山縁起」 今度の時間は気の遠くなるほどの長さ。 “時間”という概念について少し前いろいろ本が出ていたけど、”知性“という概念と合わせて編年体にして描く、お上手です。 湊かなえ「長井優介へ」 “イヤミスの女王“と言われた作者らしい短篇。でも最後に少し光が見え読後感がいい。 辻村深月と湊かなえが少しかぶり気味だったけど、全員「タイムカプセル」で作ったらあとの二人はどんな物語だったのだろう……と勝手に想像してしまう。
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