我が家の問題 の商品レビュー
色々な夫婦のかたちの短編集。ありそうな夫婦像ばかりで面白かったです。夫とUFOはツボでした(笑)妻とマラソンも最後のゴールシーン良かったです(涙)
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家族に巻き起こる諸問題をテーマにした短編集。「甘い生活?」「ハズバンド」「絵里のエイプリル」「夫とUFO」「里帰り」「妻とマラソン」の6編。 特に、「ハズバンド」は往々にして家庭で起こりそうな出来事。社内恋愛で結婚したカップルならともかく、そうでない夫婦は会社での夫の能力や仕事の...
家族に巻き起こる諸問題をテーマにした短編集。「甘い生活?」「ハズバンド」「絵里のエイプリル」「夫とUFO」「里帰り」「妻とマラソン」の6編。 特に、「ハズバンド」は往々にして家庭で起こりそうな出来事。社内恋愛で結婚したカップルならともかく、そうでない夫婦は会社での夫の能力や仕事の出来不出来は、夫から日常話される事柄からしか察することはできない。まさか「自分は仕事ができない」なんて妻に告白する夫はいないでしょうし。 『家日和』『我が家の問題』『我が家のヒミツ』の順で読むと良い。短編ですが、登場人物・家族が連続性のある話もある。
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やっぱり奥田英朗ハズれないな〜。読みやすい短編集。でもどの話もじんわり温かい気持ちになれる。特に好きなのは最後の3つ。夫とUFO、里帰り、妻とマラソン。どれも鼻の奥がツンとなった。
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奥田英朗やっぱり好きだな。 あんまりあざとい方向に行くと重松ルートになってしまうので、ほどほどでお願いしたいという勝手なファンの意見。
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この本と、家日和、我が家のヒミツを一気読みしてしまいました。 読み終わったあとの清涼感は独特です。 どこにでもありそうな問題ですが、小説ならでは展開でスッキリするわけではないですが、そこがまたいいです。 三冊の最後の「妻と...」のシリーズはとくに好き。
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家族の主に夫婦のあり方を説いた短編集。 夫婦はどちらも違っていていい、なぜなら一緒の方向だと新しいアイディアは生まれない。なんだかアメリカ政治のようだなーと思った。保守派に傾いたら次の選挙はリベラルに傾く、国が同じ選挙スローガンを掲げてそっちばっかりに傾いていたらいずれ倒壊して...
家族の主に夫婦のあり方を説いた短編集。 夫婦はどちらも違っていていい、なぜなら一緒の方向だと新しいアイディアは生まれない。なんだかアメリカ政治のようだなーと思った。保守派に傾いたら次の選挙はリベラルに傾く、国が同じ選挙スローガンを掲げてそっちばっかりに傾いていたらいずれ倒壊してしまう。きっと夫婦もそうだろう。もちろん、私の夫も私とは違った部分を大いにあり一緒の部分も大いにある。だから彼に相談することで、ストッパーになり、そういう考え方もあるのか、と客観的に考えれる。夫婦やパートナー、どの家庭にもそれぞれのルールや規律があって彼らがそれでいいと思うのが一番だなと思った。 他人の言っていることと身近な者が言っていることが一緒だとは限らない。これも実によいテーマだなと思う。いつ何時においても客観的にみれる人でありたい。 このご時世、3組に一組は離婚している世の中。 率直に言うと、良いことのように思う。昔は圧倒的に女性の社会進出や社会的地位が低く、離婚して生活ができないから離婚できないというのがあったが、もうそれは昔のこと。他人同士が結婚するのだから、いざこざもあるだろう。でもそれでも離婚して自立できる世の中になった。平和でいい事。子供がいるから離婚しないのではなく、子供もそういった親のいざこざで自立性が身に付き、成長していくのだろう。
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『家族』がテーマの短編集。ちょっとユニークな人々の6編からなっているが、お気に入りは2つ。 『ハズバンド』は主人公のめぐみさんが作るお弁当の描写がとっても美味しそう!自分も作ってもらいたい。 『妻とマラソン』は走る奥さんを戸惑いながらも応援する家族に最後ホロリとくる。 奥田英朗の...
『家族』がテーマの短編集。ちょっとユニークな人々の6編からなっているが、お気に入りは2つ。 『ハズバンド』は主人公のめぐみさんが作るお弁当の描写がとっても美味しそう!自分も作ってもらいたい。 『妻とマラソン』は走る奥さんを戸惑いながらも応援する家族に最後ホロリとくる。 奥田英朗の短編シリーズは、登場人物のセリフがちょっと笑えたり、あるある、な感じで楽しく気楽に読める。
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おもしろかった!妻とマラソン、あれ?と思ったら、前作「家日和」の妻と玄米御飯の続きだった!とにかく専業主婦の私の琴線にふれ、泣けました。
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2014年に出たこの本を、何故に今頃買ったのか? 嫁さんが帰省する際の新幹線の中で読む本を持って出るのを忘れたのに気がついた→だったら何か新大阪エキナカの書店で買おうや→てっきり「我が家のヒミツ」のつもりで棚に刺さっていたこの本を取ってしまった、という次第。 こちらも読んでなかっ...
2014年に出たこの本を、何故に今頃買ったのか? 嫁さんが帰省する際の新幹線の中で読む本を持って出るのを忘れたのに気がついた→だったら何か新大阪エキナカの書店で買おうや→てっきり「我が家のヒミツ」のつもりで棚に刺さっていたこの本を取ってしまった、という次第。 こちらも読んでなかったし、まあ、いいか。 家に帰って“奥田英朗”タグで検索すると、すっかり忘れていたが前作の「家日和」を読んでいたのに気がつく。 付けてた星が★★だけって…。まあ、いいか。 家事に手抜きをしない妻を息苦しく感じる新婚の夫。 夫が職場のお荷物社員ではないかと疑心暗鬼になる妻。 途中で何だか読んだことがあるなという場面に出くわしたが、いや違う、水川あさみのTVドラマで見た場面だ。 偶然聞いた祖母からの電話で両親が離婚するのではないかと思い悩む女子高生。 UFOと交信できるようになったと真顔で話をする夫に悩む妻。 短いお盆休みに夫婦両方の実家に帰省しなければならない新婚夫婦。 ふ~ん、それで?っていう感じ。まあ、いいけど。 最後の話は、前作のロハスに嵌った作家の妻の話の続きだが、その内ロハスは自然消滅していて、今度はランニングに嵌っているらしい。 それで家族がひとつになる、まあ、いいか。 夫は有名大学を出ていて、結婚したら妻は家庭に入って、金銭的にも裕福ではなくても一定の生活が出来ていて…。 何だか可愛らしいなぁ。まあ、いいけど。
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