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平凡 の商品レビュー

3.6

147件のお客様レビュー

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2014/06/22

平凡な生活を振り返り、「もしもあの時別の選択をしていたら」を想定する、6つの短編集。 友人と争った恋の相手と結婚したが、友人は有名人になっていた、ブログアップした世界のほうが日常に優先してしまうとか。 自分は「もし」に佇むもうひとりの私より幸せでなければならない。……印象に残...

平凡な生活を振り返り、「もしもあの時別の選択をしていたら」を想定する、6つの短編集。 友人と争った恋の相手と結婚したが、友人は有名人になっていた、ブログアップした世界のほうが日常に優先してしまうとか。 自分は「もし」に佇むもうひとりの私より幸せでなければならない。……印象に残る一文だ。

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2014/08/16

買ってから積読状態が長かったが,夏休みの1冊として読んだ。 どの話も味わい深い。もしあの時こうしていたら,と考えても,過去の選択の結果が現在だからね。 ラジオで紹介されていたので,紀伊国屋書店で購入

Posted byブクログ

2014/06/16

短編6編。 どこかの誰かに訪れていそうなシチュエーションに「あぁ、あるかも」と思わせられる。 「こともなし」のブログにアップする料理の写真を撮ったり文章を考えたりといったことはいかにも今の時代にアリそう。まるっきり嘘を書いているんでもないけど、実際よりは良く書いてるという感じなん...

短編6編。 どこかの誰かに訪れていそうなシチュエーションに「あぁ、あるかも」と思わせられる。 「こともなし」のブログにアップする料理の写真を撮ったり文章を考えたりといったことはいかにも今の時代にアリそう。まるっきり嘘を書いているんでもないけど、実際よりは良く書いてるという感じなんてわかる。 「平凡」の高校時代の友人が雑誌やテレビに出るような有名人になってSNSで再び交流が始まったらこんな感じかも。 友人を迎えるワクワク感と会いに来た理由を知った時のガッカリ感がどうもね〜。 どこかにありそうな話しに夢中になった。

Posted byブクログ

2014/06/15

誰もが一度は思い描いたことがあるであろう、もう一人のわたしたちのものがたり。永遠に続く、もし、がここにある。 もし、あの人と別れていなければ。結婚していなければ。子どもが出来ていなければ。仕事を辞めていなければ。仕事を辞めていれば… もしかしたら違う人生があって、違うわたしがいて...

誰もが一度は思い描いたことがあるであろう、もう一人のわたしたちのものがたり。永遠に続く、もし、がここにある。 もし、あの人と別れていなければ。結婚していなければ。子どもが出来ていなければ。仕事を辞めていなければ。仕事を辞めていれば… もしかしたら違う人生があって、違うわたしがいて、いまのわたしはここにいないのかもしれなかったのに。 最初の物語がなかなか厭な物語だった。年に一度の旅行に不倫カップルがくっついてきてダブル旅行になるのだけれど、もちろんそれはいい旅行にはならなくて、、 この6編のお話のなかのどこかにあなたに似たもしものあなたが存在するはずです。

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2014/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題作を含む6つの短編集。6人の「もし」を描いたほろ苦いような、ちょっと複雑な恋愛小説。恋愛や結婚、友人関係など人と人の出会いと別れというのは全て縁だろうと私は思っている。なので、この作品も縁なんだろう。いろいろなスタイルの恋愛を書きあげた作品なだけあって恋愛ってやっぱり、難しいなと痛感をさせられた。

Posted byブクログ

2014/06/06

もし○○だったら…。 「もし」を読み続けてるうちに気持ちがどんよりしてしまった。 人生を振り返ることも大切かもしれないけど、前を向いて生きて行きたい。

Posted byブクログ

2014/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「もしあの時この選択をしていたらorしていなかったら」をまとめた本。 うーん、この本、自分もよくそんなことを考えてしまうからかなり共感する部分が多かった。 この人と出会ってなかったら人生変わってただろうな〜とか、この大学に行っていたら私はどんな学生生活を送っていたんだろう?等々。 でも、もう1つの道をいくら考えようとしてもそんな道はないわけで…。 「自分は「もし」に佇むもうひとりの私より幸せでなければならない」 「就職するときインテリアコーディネーターになろうなんて思わないでしょ、でもなんとなく面白く思えてきて、そっちにいって、そうするとそこで、また新たな出会いとか別の仕事の興味とか、出て来るわけじゃない」 「紀美子ははっとする。春花の活躍を見れば見るほど、自分がその分地味で不幸であるかのように思っていたことに、はじめて気付く。関係ないのに。」 この3つの文は、本の中で自分が特に共感した部分。 私自身はもうひとつの人生を歩んでいる「私」より幸せでありたいと思うし、 どんなことに関しても、やってみれば意外に興味が湧いてくると思うから挑戦してみたい、 あと、人と自分を比べてもどうにもならない。 でも、いつになったら今の自分に満足出来るのだろう? いや、今の状況を嘆いているならば、過去に後悔するのではなく、 自分で現実と向き合ってその状況を変えていかなきゃなあ。。

Posted byブクログ