1,800円以上の注文で送料無料

平凡 の商品レビュー

3.6

147件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    52

  3. 3つ

    52

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2014/11/03

チョットっていうかかなり怖い物語が揃ったお得感のある本。 人間の怖さって、普通の中から感じるのが一番怖いよね。

Posted byブクログ

2014/10/26

角田さんは大好きな作家の一人です。 でも、今回の作品は、ちょっと違和感を感じながら読みました。 誰にも思いあたる人生の「もし」を描いているとのことですが、微妙にずれている気がしました。

Posted byブクログ

2014/10/23

後悔しない生き方なんてないと思うけど、延々と残り続ける「それ」はなんて容易くないものか。それだけ強い想いがあることは、ない人には羨望の対象で。隣の芝生は、自分の中にもあるんだなぁ。

Posted byブクログ

2014/10/22

後悔していることは無数にあり 切実にやり直したいことも沢山あり 気を抜くと痛かった場面に立ち戻ってしまう。 そんなこんなの心持ちを角田さんの言葉で そっと気付かせてくれる短編6篇。 私が意識して選択しなかったもう一方の私を 考えないようにしているのは、 こういうことだったのか...

後悔していることは無数にあり 切実にやり直したいことも沢山あり 気を抜くと痛かった場面に立ち戻ってしまう。 そんなこんなの心持ちを角田さんの言葉で そっと気付かせてくれる短編6篇。 私が意識して選択しなかったもう一方の私を 考えないようにしているのは、 こういうことだったのかもしれないなぁと 何度も何度もうなずきました。 角田さんは何気ないけどひっかかる心模様を 的確な表現で描いてくれますね。 この本を読みはじめてから、 生活のちょっとした選択を、躊躇しました。 欲張りな私は、後悔を最小限にしたいからです。 どんなに考えても、何かを選べば、 選ばれなかったものが消えてなくなる。 そこに後悔が生まれれば、 そこから何か新しいものが始まり新しい場所に連なっていく。 後悔したって、後戻りしたっていいんじゃないか。 傷を負って血を流して痛かったことを何度も思い出すことでわかることもある。 選んだものが連れて行ってくれる場所を もっと信じて生きていきたい。 本を読み終える頃、そんな風に思えてきました。 角田さん、久しぶりに読みました。 やっぱり、好きだなぁと思った一冊です。

Posted byブクログ

2014/10/19

過去の岐路での選択を思い悩む人達を描いた6つの短編。ふと立ち止まった時にもしあの時に違う選択をしてたらとは誰でも考えてしまう。結局はそんな仮定の人生なんか無くて、今の現実を受け入れて生きろという事か。人の心って厄介で面倒だなと思ってしまう。

Posted byブクログ

2015/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(2014/10/15読了) もうひとつ…夫婦と訳ありの友人たちとの旅 月が笑う…離婚を突きつけられた男の幼い頃の出来事 こともなし…ブロガー主婦の恋愛と結婚 いつかの一歩…昔の女の営む飲み屋を訪れた離婚した男 平凡…有名人となった幼馴染との再会 どこかべつのところで…飼い猫を探す女と見知らぬ情報提供者 最初の話はあまりこのまないけど、全体的には面白かったです。着眼点や気持ちの表し方に共感。 子供を思う悲しいような気持ちを母性と書いてあったのには、なるほどと腑に落ちました。 ふった男を心の中で呪って、どれくらいふこうになって欲しいかに「平凡」すごくわかる気がしました。 もう一方の道を選んだら、私の人生はどんな風に変わっていたんだろう。 この本は、まるで違う自分の人生を想像しているので、私の思う「今の人生から変わっているか」とは違うかもしれないけど。 「もし」を考えるている彼女たちは、必ずしもその理由は後悔からではない。 私は今、今を大事にしたいと思っているので、後悔からではなく興味から、もう一方の人生を想像してみたいと思いました。 (内容) もし、あの人と結婚していなければ。別れていなければ…。仕事を続けていれば。どんなふうに暮らしたって、絶対、選ばなかった方のことを想像してしまう。6人の「もし」を描いた傑作小説集。

Posted byブクログ

2014/10/14

14/10/17 選ばなかった別の人生を想う平凡な人たち。 別れた恋人の不幸を願う...不幸とは?死んで欲しいわけじゃない... 共感できる部分もあったり、そんなこと考えても仕方ないじゃん!と喝を入れたくなったり。 平凡な今って幸せなのか不幸なのか。

Posted byブクログ

2014/10/04

6年目に突入した結婚生活。結婚した当初のように心躍るものではない。会話もなくスキンシップもなく休日一緒にでかけることもない。倦怠にも似た静けさが夫婦として寧ろ円満の証と思っていた。そんな矢先、突如として降りかかる「お願い。別れて下さい」。離婚宣言の後は平気で朝方帰宅に外泊する妻。...

6年目に突入した結婚生活。結婚した当初のように心躍るものではない。会話もなくスキンシップもなく休日一緒にでかけることもない。倦怠にも似た静けさが夫婦として寧ろ円満の証と思っていた。そんな矢先、突如として降りかかる「お願い。別れて下さい」。離婚宣言の後は平気で朝方帰宅に外泊する妻。かつては恋や愛だったはずが、すっかり憎しみ一色に変色する。探偵事務所に浮気調査を依頼するも、そんな自分がまことにみじめで情けない。どこで間違ったのか。もっと別の人生があったのではないのか。答えは読者に投げかけられている。

Posted byブクログ

2014/10/02

if もしも 「あの時、あの道を選んでいたら、どうなっていたのだろう」を集めた短編集。 転機ではなくて、分岐点。 よく思うことだけど、 別の道を選んだ自分の姿をとてもとても具体的に想像すると、そんなに幸せそうではないのはなぜだろう。 あちらの自分とこちらの自分。

Posted byブクログ

2015/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

角田さんらしい短編集。様々な愛情の形がギュっと凝縮して書かれている。「もしもあの時、ああだったら、こうだったら」というのは多くの人が一度はチラリと考えたことがあるのでは?「平凡」が一番難しい・・・。つくづくそう思わされる。自分を振った男性の不幸を願う登場人物が出てくるが、私も誰かから私の知らないところで、不幸を願われていたりしたら怖いなぁと思ってしまった。

Posted byブクログ