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エピジェネティクス の商品レビュー

3.7

44件のお客様レビュー

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2026/01/24

以前から「エピジェネティクス」という言葉は知っていたものの、この言葉がどのような意味合いで、生物学においてどこまで影響力を持っている事象なのかがわからず、入門書として当書籍を購入した。 結果、「エピジェネティクス」という現象が発見された経緯から、通常の遺伝学との関係性、および、そ...

以前から「エピジェネティクス」という言葉は知っていたものの、この言葉がどのような意味合いで、生物学においてどこまで影響力を持っている事象なのかがわからず、入門書として当書籍を購入した。 結果、「エピジェネティクス」という現象が発見された経緯から、通常の遺伝学との関係性、および、それぞれの棲み分けについて知ることができ、非常に興味深くわくわくしながら読むことが出来た。 書籍の記載にエピジェネティクスに関わる現象について、濃淡を踏まえて見てほしいといった記載があるが、現在わかっていること、わかっていないこと、そうだと思われるが確定的な証拠はないこと、推測であり証拠は何もないことなど、その色分けを出来る限り明確になるように言葉を選んで説明している文章に研究者としての誠実さが見え、その点が好感が持てた。

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2025/03/27

「エピジェネティクス」とは、生物学用語だが、その概念はかなり抽象的です分かりにくい。 「DNAの塩基配列の変化を伴わずに染色体における変化によって生じる、安定的に受け継がれうる表現型である」となる。 図書館海苔叛逆期限が過ぎたのでいったん返却。

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2024/09/10

レベル感としてはほぼ分子生物学の教科書と同じで,エピジェネティクスという現象の基本(生物学的な見方)を知るだけなら本書で十分理解できる。

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2024/04/26

エピジェネティクスと云う言葉をはじめて知りました。 エピというのは、ギリシャ語で、後で、上に、という意味の接頭辞だそうです。 遺伝子の後で、上に、という意味だそうです。 遺伝子を本に例えると、ここの部分は大事だから読むようにとか、ここの部分はとばして、のように付箋の働きをする今年...

エピジェネティクスと云う言葉をはじめて知りました。 エピというのは、ギリシャ語で、後で、上に、という意味の接頭辞だそうです。 遺伝子の後で、上に、という意味だそうです。 遺伝子を本に例えると、ここの部分は大事だから読むようにとか、ここの部分はとばして、のように付箋の働きをする今年や、一部の文章をの上に不透明のテープを貼って伏せ字にするようなことらしいです。 遺伝子は同じなのに、食べ物などの影響で女王蜂になったり、働きバチになったりするのもエピジェネティクスの仕業ということです。 DNAの分子配列だけでは生命は決まらないということですが、生命って奥深いと思いました。

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2022/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エピジェネティクスについて著者が真面目に解説した本。 いつもは大阪弁丸出しの親しみやすい文章ですが、今回は学術的なトーンです。とても勉強になる。名前は知っているけど、ヒトに説明できるまでには至らない知識について得るには最適と思います。 エピジェネティクス 最大公約数的な定義として「エピジェネティックな特性とは、DNAの塩基配列の変化をともなわずに、染色体における変化によって生じる、安定的に受け継がれうる表現型である」 ”受け継がれうる”なので、遺伝したり、しなかったりななんですね。そーかぁ。 DNAのメチル化についても、ある遺伝子のDNAが高度にメチル化されると、その遺伝子の発現が不活性化され、その遺伝子がコードするタンパク質が作られなくなる、 で、ヒストンがアセチル化をうけると遺伝子発現が活性化される、とざっくり覚えておけば良いという、ざっくり感が名著たる所以と思います。 他にもポストイットを結構貼付したのを見て、あー勉強になったな、と思えた本です。 おすすめ。

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2021/01/08

人間の幸福感にも関係しているとされるエピジェネティクスについての概要。 難解な記述も多いが、教科書のレベルまで落とし込まれていると思う。

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2020/05/31

エピジェネティクな特性とは、"DNAの塩基配列の変化をともなわずに、染色体における変化によって生じる、安定的に受け継がれる表現型である(p21)".この文章を最初に読んだ時、何だこれは! と感じたが、本書を丹念に読んでいくと、分かってきた.さらに "...

エピジェネティクな特性とは、"DNAの塩基配列の変化をともなわずに、染色体における変化によって生じる、安定的に受け継がれる表現型である(p21)".この文章を最初に読んだ時、何だこれは! と感じたが、本書を丹念に読んでいくと、分かってきた.さらに "最終的な遺伝子発言機構は、ヒストン修飾やDNAメチル化制御を介しておこなわれる.(p178)"という表現も、何かなじめる感覚を持てるようになった.難しい解説の間に、ほっとするようなエピソードがうまく挿入されており、楽しめた.遺伝子の転写の失敗ががん発生につながるようだが、画期的な治療方法がエピジェネティクスの技術から生まれてくる感触が高まってきた感じだ.

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2020/03/20

簡単な言葉で説明できない、だけど、わかると非常に面白い生命現象。難しい内容から逃げずに、正面きって解説してくれる。「研究内容を正しく一般の人に広く伝える」著者の姿勢に恐れ入る。 恥ずかしながら、私が数十年前に習った遺伝子関連の知識では、その後の最先端の学術情報には次第についていけ...

簡単な言葉で説明できない、だけど、わかると非常に面白い生命現象。難しい内容から逃げずに、正面きって解説してくれる。「研究内容を正しく一般の人に広く伝える」著者の姿勢に恐れ入る。 恥ずかしながら、私が数十年前に習った遺伝子関連の知識では、その後の最先端の学術情報には次第についていけなくなっていた。大きな声で言えないけど、そうか、こういうことだったのかと理解したたところが少なくない。

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2019/04/06

「細胞が分裂しても引き継がれうる、DNAの塩基配列によらない情報が存在する」という興味深い内容ですが、難解でした。 しかし、遺伝子のあり方やエピジェネティクスなど、生命というものの不思議さや奥深さは感じることが出来ました。

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2019/03/24

1944年の冬はオランダの飢饉だった。オードリーヘップバーンは、15歳でバレリーナだった。華奢な体は飢饉の影響があったと考える人もいる。 ホバーの反証可能性。 トーマスクーンが提唱したパラダイム=理論的枠組み=新しい現象が出ても否定されずにそれを取り込んで理論を維持する。耐えられ...

1944年の冬はオランダの飢饉だった。オードリーヘップバーンは、15歳でバレリーナだった。華奢な体は飢饉の影響があったと考える人もいる。 ホバーの反証可能性。 トーマスクーンが提唱したパラダイム=理論的枠組み=新しい現象が出ても否定されずにそれを取り込んで理論を維持する。耐えられなくなった時、新しいパラダイムが生まれる。

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