超常現象を本気で科学する の商品レビュー
超常現象の解説そのものよりも、その解説のために紹介されている、いろいろな認知科学・脳科学の知見をまとめておさらいすることができる、という意味でとても面白った。 「無意識」にスポットをあてるため、認知科学の先生にしては、ユングをはじめ、深層心理学をちょっと重んじ過ぎてないかな…とい...
超常現象の解説そのものよりも、その解説のために紹介されている、いろいろな認知科学・脳科学の知見をまとめておさらいすることができる、という意味でとても面白った。 「無意識」にスポットをあてるため、認知科学の先生にしては、ユングをはじめ、深層心理学をちょっと重んじ過ぎてないかな…という気もしなくはなかったが、でも確かに、まだよくわかっていない「無意識」をこれからどんどん解明していくに当たって、やっぱりユングは避けて通れないところはあるだろうし。 なお、先生がこの本を書くきっかけは、北野武監督との対談だったとか。ホント多才だね、北野監督。
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超斜め読み。エセ科学に突っ込みいれるの好きなのでこの本を手に取ったのだが、思っていたのとちょっと違った。心理学的なマジメなアプローチで理論が展開され、役にたつか立たないかという視点も新鮮ではあった。 ただ、超能力は「現代ぶつりがくでは説明できない何らかの現象が起きているらしい」との見解は、SF好きとしてはなんだかわくわくさせられる。 人間の「無意識」に秘められた可能性は興味深い。
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幽霊や超能力といった類をあるかなしかではなく、実用的な角度で実際にそれが社会や生活に役立つのかを考えるというのは新しい考え方になった。現実と同時に未だ何かとスピリチュアルなことも望まれる現代、個人の認識や科学的にも必要なものの見方だと思う。
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20141223読了。 超常現象を「反」と「半」と「汎」の視点で見ている。 超常現象が社会的に役に立つかどうか、という点から見ようっていうのはなかなかおもしろい。単に超常現象が存在するか否か、ではないところが面白かった。んなアホな、というところもあるが。 「反」:幽霊や迷信につい...
20141223読了。 超常現象を「反」と「半」と「汎」の視点で見ている。 超常現象が社会的に役に立つかどうか、という点から見ようっていうのはなかなかおもしろい。単に超常現象が存在するか否か、ではないところが面白かった。んなアホな、というところもあるが。 「反」:幽霊や迷信について、科学的に反論。「怖い幽霊」を「明るい幽霊」にし、恐怖心を利用する悪徳商法を客観的に見られるようにする。 「半」:超常現象について「半信半疑」のスタンスで検討。科学を発展させられる部分はないだろうか、という立場で論じる。 「汎」:超常現象とは創造性の延長線上にあるもの。たとえば幽霊を見たことがある人は想像力が豊かであるためアイディアを生み出す力もあるだろう、それを社会に役立てよう、という視点に立ったもの。
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「超常現象」とは、常を超えているわけだから僕のような常識人には計り知れませんが、そいつを本気で科学してみよう、という取り組みです。 反の部、半の部、汎の部、という3つの部からなる本書。反論、半信半疑、広汎に考える。 オカルト嫌い(というか、どうでもいい)の僕も金縛り経...
「超常現象」とは、常を超えているわけだから僕のような常識人には計り知れませんが、そいつを本気で科学してみよう、という取り組みです。 反の部、半の部、汎の部、という3つの部からなる本書。反論、半信半疑、広汎に考える。 オカルト嫌い(というか、どうでもいい)の僕も金縛り経験が度々あります。金縛りのメカニズムがなんとなく記述されていて、なんとなくわかった気がします。 幽霊の正体見たり枯れ尾花、的な話にもそこそこページが割かれています。 じゃあ幽霊はいないのか。そんな結論を急いではいけない。幽霊の実用性を論じよう、と。なんだそれは。 けれど、幽霊も有名人やらなにやらも、僕にとって見れば、実在しているのかどうかわからないどこかの誰かであり、もっといえば自分の妄想だって同じようなものです、といいたいところだけど、心理的存在→社会的存在→物理的存在、という3段階で見ると、僕のアタマの中は心理的存在、知らない有名人は、社会的にも、もちろん物理的にも存在しています。心理と社会の、そして物理の大きな壁を感じます。 幽霊やらの超常現象は、無意識からなる創造によって価値を得ることができる、といいます。「気のせい」と「偶然」が大好きな僕にはたまりません。いるかいないか、あるかないか、なんて二択からも脱却しよう、と。 いいねえ、この曲線的な話。 果たして、これが「科学」だったのか、読み終わってもピンと来ないところはありますが、それも、みな気のせい。
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一般向けに簡単に書かれている。ESPとシンクロニシティの関係、無意識と意識が同時に高まった意識状態(第四の意識状態)がESPや神秘体験に関わること、こういった意識が創造性に役立つこと、などが書かれている。科学的で中立であることを考慮しているのが読み取れた。なぜシンクロニシティやE...
一般向けに簡単に書かれている。ESPとシンクロニシティの関係、無意識と意識が同時に高まった意識状態(第四の意識状態)がESPや神秘体験に関わること、こういった意識が創造性に役立つこと、などが書かれている。科学的で中立であることを考慮しているのが読み取れた。なぜシンクロニシティやESPが起こるのかという原理については謎のまま。これは今後の課題ということか。
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たとえば幽霊について「存在するか否か」で考えるのではなく、「幽霊(という現象や概念)は役に立つかどうか」で考えるのは、非常に有益な視点だと思います。 また、存在についても、「心理的存在(個人的存在)」「社会的存在」「物理的存在」の段階を追っている点も、有益な視点だと思います。...
たとえば幽霊について「存在するか否か」で考えるのではなく、「幽霊(という現象や概念)は役に立つかどうか」で考えるのは、非常に有益な視点だと思います。 また、存在についても、「心理的存在(個人的存在)」「社会的存在」「物理的存在」の段階を追っている点も、有益な視点だと思います。 若干、超常現象に肩入れしている印象はありますが、そのバイアスを排除して読むことができれば、示唆に富んだ本だと思います。 科学にとって「疑う」ことは非常に大切な姿勢ですが、「疑う」ことと「否定する」ことは違います。 そういった、科学の基本的な姿勢を確認できる、という意味でも、よい本だと思います。
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幽霊や超能力などの現象を科学の観点から解説した本。こう書くと普通の超常現象否定本みたいだけど、ただ単に否定するのではなく「そう錯覚してしまうのは何故か?」を分かりやすく解説してくれている。社会にとって役に立つ・立たないという視点から超常現象を論じているのも新鮮だった。
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期待してたほど面白くなかったなぁ。 実際はまだまだ科学解析がなされていないためか歯痒い感じ、まぁ学者としての良心から来る謙虚さだとは思いますが。 ところで、超常現象については正直何とも思っていない当方ですが、金銭が絶えず見え隠れするところに世でいかがわしいと認識される事実の根があ...
期待してたほど面白くなかったなぁ。 実際はまだまだ科学解析がなされていないためか歯痒い感じ、まぁ学者としての良心から来る謙虚さだとは思いますが。 ところで、超常現象については正直何とも思っていない当方ですが、金銭が絶えず見え隠れするところに世でいかがわしいと認識される事実の根があると思うのですが是如何。
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超心理学 顔の認識 リチャードワイズマン幽霊否定派 ジェシーべリング、プリンセスアリス実験 回帰効果の誤認サプリメントとの関係 確証バイアス 認知的不協和の解消 レオンフェスティンガーの実験 エマヌエルスウェーデンボルグ ジョゼフバンクスライン ガンツフェルト実験チャールズホノー...
超心理学 顔の認識 リチャードワイズマン幽霊否定派 ジェシーべリング、プリンセスアリス実験 回帰効果の誤認サプリメントとの関係 確証バイアス 認知的不協和の解消 レオンフェスティンガーの実験 エマヌエルスウェーデンボルグ ジョゼフバンクスライン ガンツフェルト実験チャールズホノートン ウィリアムロール、ボルダーガイスト シンクロニシティ、ユング 無意識、続ける事
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