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平安女子の楽しい!生活 の商品レビュー

3.8

47件のお客様レビュー

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2015/02/09

うーん。中途半端でイマイチ。 内容は小難しいけど、中高生に親しみをもってほしいという著者の思いから、言葉はすごく軽い。 特に随筆の引用は、“今風”口語訳だけでなく、原文も添えて欲しかった。 とはいえ、和歌の良さって社会人になってからわかったものも多いから、このくらいがちょう...

うーん。中途半端でイマイチ。 内容は小難しいけど、中高生に親しみをもってほしいという著者の思いから、言葉はすごく軽い。 特に随筆の引用は、“今風”口語訳だけでなく、原文も添えて欲しかった。 とはいえ、和歌の良さって社会人になってからわかったものも多いから、このくらいがちょうどいいのかしら。

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2015/01/23

本当にわかりやすく、面白い。 自分が中高生の頃こういう本があったらどれだけ古典を好きになったか、と悔しい気がするくらい。 『和泉式部日記』などの日記ものは「ブログ」。経験したこと感じたことを「人に読まれる前提で」書いているから、とか。 著者が、若者に古典を身近に感じてもらうため、...

本当にわかりやすく、面白い。 自分が中高生の頃こういう本があったらどれだけ古典を好きになったか、と悔しい気がするくらい。 『和泉式部日記』などの日記ものは「ブログ」。経験したこと感じたことを「人に読まれる前提で」書いているから、とか。 著者が、若者に古典を身近に感じてもらうため、どれだけ心を砕いているかが伝わってくるし、そしてそれは古典を本当に愛しているからだということもわかる。 「本気」が伝わるのだ。 できれば学校の勉強として古典を学ばねばならない高校生になる前に読ませたい本。 大人にも楽しい本ではあるが。

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2021/01/05

すごく限られた階層の人々、おそらく全国でも1000人とか2000とかそんなオーダーの人々の話なはずだけど、そういう断り書きがなにもない。特に婚姻システムとかこれがふつうって思ってしまう人々がいるみたいな。

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2014/08/02

平安時代の作品を分かりやすく口語訳したものを多く交え、共感できたり意外性に驚いたり、平安貴族文化をさっくり捉えるにはかなり読みやすい一冊。 説明の例として『蜻蛉日記』の引用が多くなっちゃうのは仕方ないのかしら。立場も感情の表出も分かりやすいし。 全体は良いのですが、一つだけ、明ら...

平安時代の作品を分かりやすく口語訳したものを多く交え、共感できたり意外性に驚いたり、平安貴族文化をさっくり捉えるにはかなり読みやすい一冊。 説明の例として『蜻蛉日記』の引用が多くなっちゃうのは仕方ないのかしら。立場も感情の表出も分かりやすいし。 全体は良いのですが、一つだけ、明らかに「夢」の解釈が違う(平安期は「相手がこちらを想っているからこちらの夢に出てくる」のはず、そうでないと成り立たない歌も多いし)のが引っかかったので☆-1。

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2014/07/09

岩波ジュニア新書でございます。 これは、なかなか面白い切り口というか、着眼だなと感心しました。 何が面白いのか。 平安時代の貴族は、 和歌つきの手紙を、 時には季節の花を添えて、贈り合っていた、 というのは、古典の授業で習ったでしょ? この本ではね、 貴族が贈り合っていた手...

岩波ジュニア新書でございます。 これは、なかなか面白い切り口というか、着眼だなと感心しました。 何が面白いのか。 平安時代の貴族は、 和歌つきの手紙を、 時には季節の花を添えて、贈り合っていた、 というのは、古典の授業で習ったでしょ? この本ではね、 貴族が贈り合っていた手紙は、いわば現代の「メール」だって言ってるの。 で、手紙につけてた花とかは、「絵文字」や「デコメ」や「スタンプ」だって! ラインで「既読」がついているのに返信がない、 というのを 気にする子はすごーく気にしたりして、 ちょっと大変みたいなんだけど、 平安貴族が「歌を贈ったのに、返歌が来ない」 と思い悩むのと、 同じだよね~、と言っているわけ。 ほー!!! そうきたかっ! これは、ちょっと面白い。 そして、なかなか的をついていると思う。 ただし、この本はアタマから読むと、 ちとめんどくさい。 最初は「インテリア・ファッション編」。 平安時代のインテリアとして 「御簾」「屏風」「几帳」の解説や、 ファッションのお約束とか、が書いてあるんだけど、 ここはいっそ飛ばして、次の「ラブ編」、 それも3章の「王朝メールの必殺技」から読むことをおすすめします! ここが一番、今の子にも身近な感じだと思う。 「王朝メールの必殺技」を読んで、 「へー」と思ったら、 他のところも読んでみたらいいんじゃないかと思います。 (へー、と思わなかったら、それまでなんだけど) ということで、 中学高校の学校図書館には、入れていいかと思います。 プッシュ次第では、何人かは面白がって読んでくれる。。。かも? 平安時代に生きた女性たちを 「平安女子」とくくってタイトルに持ってきたのは、 英断というか、果敢というか、 なかなかがんばったと思うんですが、 そこに「楽しい!」をつけちゃうところが、 なんつーか、 昭和臭を感じてしまった。。のでした、 ちゃんちゃん(^-^;)

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2014/06/27

「御簾」は今でいうブラインド、イケメンの条件は美文字、女子のファッションはダボパン… 平安時代のライフスタイルを現在の生活に例えて説明してくれているので、古典を勉強する中高生には予備知識として最適な1冊。 国語科の教員に薦めるのもお忘れずに。

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2014/05/30

同じ著者の『王朝生活の基礎知識』を読んだことがある。 たぶんそれの方が情報量が多いんだろうと思いながらも本書を買ってしまったのは、ひとえに挿絵が分かりやすかったから。 院展作家でもある早川圭子という画家なんだそうだ。 古い絵巻から採った絵なのだろうが、わかりやすく書き直されていて...

同じ著者の『王朝生活の基礎知識』を読んだことがある。 たぶんそれの方が情報量が多いんだろうと思いながらも本書を買ってしまったのは、ひとえに挿絵が分かりやすかったから。 院展作家でもある早川圭子という画家なんだそうだ。 古い絵巻から採った絵なのだろうが、わかりやすく書き直されていて、衣装や調度の様子がよく分かった。 欲を言えば、もっとたくさん絵があってもよかったと思う。

Posted byブクログ