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偶然の装丁家 の商品レビュー

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32件のお客様レビュー

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2024/02/02

胸が暖かくなってくる本でした。 本づくりにかかわる人たちの世界観を、少し垣間見ることができて、さらに本が好きになった気がします。 就職をする、しないの選択肢のなかで固まるのではなく、自分に合った方法で、素直に生きていきたいと思いました。 随所に散らばっているインドの思考、矢萩さん...

胸が暖かくなってくる本でした。 本づくりにかかわる人たちの世界観を、少し垣間見ることができて、さらに本が好きになった気がします。 就職をする、しないの選択肢のなかで固まるのではなく、自分に合った方法で、素直に生きていきたいと思いました。 随所に散らばっているインドの思考、矢萩さんの思いが、すごく心に染みました。

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2024/02/01

文化人類学のレポートを書く際に見つけた記事から出会った本。 (https://artovilla.jp/articles/theme1-crosstalk1.html)

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2024/01/21

川内有緒さんの著書から矢萩多聞さんを知り、模索中の生き方のヒントになるのでは?という感覚があった。 矢萩多聞さん、とても引き出しの多い方だ。自分の心の中の声を聞いて、そこに正直に生きている、 大きな流れに乗って、楽に生きてきた人には感じられない日々を、違和感を感じたら、立ち止まっ...

川内有緒さんの著書から矢萩多聞さんを知り、模索中の生き方のヒントになるのでは?という感覚があった。 矢萩多聞さん、とても引き出しの多い方だ。自分の心の中の声を聞いて、そこに正直に生きている、 大きな流れに乗って、楽に生きてきた人には感じられない日々を、違和感を感じたら、立ち止まって考える。 当たり前のことのように思うが、レールから外れたくない私はして来なかった。 最終的に流れに乗っているようで、ただ流されていることの違和感は、たまり溜まると、苦しい。ツケが回ってきた。 大きなヒントをいただいた。

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2023/12/28

すごくよかった。学校に行く行かない、学校教育が必要不要、ということに関係なく、自分らしく生きるためのヒントが散りばめられている。著者の生き方を真似るのではなく、考え方を参考にすると強く楽しく生きられそう。

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2023/03/26

タイトル通り、いつのまにか偶然に装丁家になっていた著者・多聞さん。 この本は、多聞さんの人生を振り返りながら、生き方について、緩やかに優しく考えていくヒントをくれる。 まあ考えたところで、なかなか多聞さんのようなバラエティ豊かな人生にはならないのだけど、ほがらかに生きていきたいと...

タイトル通り、いつのまにか偶然に装丁家になっていた著者・多聞さん。 この本は、多聞さんの人生を振り返りながら、生き方について、緩やかに優しく考えていくヒントをくれる。 まあ考えたところで、なかなか多聞さんのようなバラエティ豊かな人生にはならないのだけど、ほがらかに生きていきたいと思うから、それを実践してる人たちの人生は参考になるし、楽しいのだ。 絵を描くことが大好きだったのに、図工の成績はいつも一だった。学校なんてきらい。 そう思っていたら五年生の時に新しく担任になった先生が、学校を楽しいものに変えてくれた。 でも中学校に入ったらまたつまらないものになって、不登校になった。 小学校の頃とは違って、明るい不登校ではなかった。 今でこそのびのびと絵を描いているように見える多聞さん、この時期はとても苦しくて、そんな時に出会ったのがインドの絵。 なんという絵だったか、写経をするような、そのような感じの絵だったような、名前も書いてあったのに忘れてしまった… 絵をたくさん描いているうちに個展を開くようになったり、個展を開くためにインドと日本を行き来するようになったり、インドに住みたいと思うようになったり、そして近所の出版社に出入りしたら本を書いてみようということになったり、多聞くんの本なんだから装丁も多聞くんがやればいいよと言われて装丁をしたらいつのまにか装丁家になっていたり。 いろいろチャレンジ、やってみよう!と突進していった多聞さんは、思わぬところでさまざまなものと出会う。 目的のない旅路のようだ。 そして、出会ったものたちが多聞さんの人生において大切なものになっていく。 出会いは、奇想天外ではなくても、人それぞれ巡ってくるものだと思う。 自ら飛び込んでいけばなおさら、満身創痍になることもあるけれど(インドで多聞さんは度々下痢をしたり重病を患ったりする)、出会いの数も多くなる。 けど、それを気負わずに気の赴くままに地で行った結果できあがったのが多聞さんだ。 そこが面白い。 インドに通いながら個展を開く10代、凄いじゃないかと思うけれど、多聞さんはなんだかその評価が腑に落ちず、自分は弱者だと感じていたらしい。 今もそう感じてらっしゃるかどうかは分からないけど、そう感じるような、感受性が豊かで、優しさのある多聞さんに愛着が湧く。 偶然の装丁家、そう言うけれど、今多聞さんがその人生を生きているのは、絵にも装丁にも、そして人にも、多聞さんがまっすぐ真剣に向き合ってきたからだと思う。 本書を読んで感じたのは、多聞さんがほがらかにのびのび生きていけるのは、その心に誠実さがあるからだということ。 本の装丁には、いつも惚れ惚れする。 新しい本に出会うたび、隅々まで見渡して愛しいと思う。本を作っていく過程を読んで、多聞さんや編集者さん、奥付に名前も乗らない印刷所の人たちの、本造りへの真剣さを見て、私も今まで以上にもっと本を愛そうと思った。 自分の人生については…うん、とりあえず療養頑張りながら、誠実で、でものびのびとあることを忘れないようにしようと思う。 療養については、まだ(私目線では)終わりが見えないので、自分から飛び込める範囲はとても限られているけど… 思うだけ、タダなので!

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2022/03/20

自分の思うところを信じて生きてきた人のその真っ直ぐさが出ている本だな、と思った。すごく素直な気持ちがずっと書かれていて、すっと入ってくる感じだった。

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2021/11/16

インドでいちばん使われる英語はなんだと思う?のくだりが好き。 答えは「アジャスト」。 「調整する」という意味だけど、インドではもうちょっと広い意味で使われる。 座席ちょっと詰めてーってときもアジャスト。 価値観違うなーってやつと付き合うときもアジャスト。 出身や宗教によって様々...

インドでいちばん使われる英語はなんだと思う?のくだりが好き。 答えは「アジャスト」。 「調整する」という意味だけど、インドではもうちょっと広い意味で使われる。 座席ちょっと詰めてーってときもアジャスト。 価値観違うなーってやつと付き合うときもアジャスト。 出身や宗教によって様々な違う価値観をもった人たちが集まって暮らす国、それがインド。 インドではそういった大小のアジャストを身につけないと、生きるのが大変なんだろう。 日常生活に活かしていきたいね、アジャスト。 でも私はこのエピソードを知ってるからいいけど、他の人に「アジャストしていこうよ」って使うと、ルー大柴になるからちょっと注意だ。

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2021/07/09

著者の矢萩多聞氏は、時代を走る装丁家のひとりだ。 イラストを描き、デザインし、本も書く。 だが、「デザインも絵もすべて独学で、そもそも学校と名のつくものにろくに行ってない」と言う。 矢萩さんは小学生の頃から先生に疑問をもち、不登校となった。 中学1年で学校を辞め、家族と相談を...

著者の矢萩多聞氏は、時代を走る装丁家のひとりだ。 イラストを描き、デザインし、本も書く。 だが、「デザインも絵もすべて独学で、そもそも学校と名のつくものにろくに行ってない」と言う。 矢萩さんは小学生の頃から先生に疑問をもち、不登校となった。 中学1年で学校を辞め、家族と相談をして一家でインドで暮らすようになる。 絵を描くことが大好きだった氏は、日本で個展を開いて絵を売り、得たお金でまたインドに行く、という生活を繰り返した。 20歳の時に本を出版したのをきっかけに、本のデザインもするようになった。 そうして、流れに乗るように装丁家になった。 学校の先生とはうまくいかなかったが、恩師と出会い、学びを知り、「すべての勉強は自分が今生きている世界と地続き」で、「自分から学びをはじめなければ、何もおもしろいことは見つからない」と気づく。 親になった僕からの視点で考えると、よく一家でインドへ行くと決意したものだ。 自分の子どもが同じように悩んだときに、なんと言ってやれるだろう。

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2020/07/27

働くことに向き合う中で、素敵なタイミングで出会えた素敵な本だった。 レールの上を走ることを洗脳のように強要されるうちに、レールの上で走らない人のことはよく言えば"特別"、悪く言えば"失敗"。そもそもそんな概念なければいいのにな。でもレール...

働くことに向き合う中で、素敵なタイミングで出会えた素敵な本だった。 レールの上を走ることを洗脳のように強要されるうちに、レールの上で走らない人のことはよく言えば"特別"、悪く言えば"失敗"。そもそもそんな概念なければいいのにな。でもレール上を走ることをやめた本人もそう自覚しながら走ることになるはず。 そのはずなのに、多聞さんは全然違う。根っから明るくて、いい意味で自分を特別と思ってないような、ふわっとした風のような

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2019/12/28

0092 2019/01/30読了 装丁の話よりも絵の話のほうが面白かった。絵で何かを伝えようとしなくてもいいんだよね。相手の受け取り次第だよね。 何かになろうとしなくてもいいんだよね〜。なるようにしかならないんだな〜。 矢萩さんの経歴は、ワードだけ聞くとすごく突飛になるけど、で...

0092 2019/01/30読了 装丁の話よりも絵の話のほうが面白かった。絵で何かを伝えようとしなくてもいいんだよね。相手の受け取り次第だよね。 何かになろうとしなくてもいいんだよね〜。なるようにしかならないんだな〜。 矢萩さんの経歴は、ワードだけ聞くとすごく突飛になるけど、でも読んでるとそうなることが偶然というか必然だというか、そういうふうに流れるしかなかったんだよな。

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