偶然の装丁家 の商品レビュー
「個性を大切にしなさい」だとか、「オンリーワン」だとか一人一人の違いを受け入れようとあちらこちらで耳にするが、一方で同じ服を着せる義務教育や絵を書くにも時間内に書き上げられなければ、通信簿が悪くなる教育制度はいかがなものか? 目には見えない大きな流れの中に居て、逆らおうとするか...
「個性を大切にしなさい」だとか、「オンリーワン」だとか一人一人の違いを受け入れようとあちらこちらで耳にするが、一方で同じ服を着せる義務教育や絵を書くにも時間内に書き上げられなければ、通信簿が悪くなる教育制度はいかがなものか? 目には見えない大きな流れの中に居て、逆らおうとするからストレスになる。 流れに身を任せてみるのも良いかもしれない。 この本が、スーっと自分の中に入ってくるのは著者自身がそうだからなのだと思う。
Posted by
娘さんのお誕生年。月。までうちの息子と同じ。生まれてひとつきで、震災がおきた。あのころのこと、まわりの雰囲気を、思い出しました。そうそう、そうだったなー。私は高橋源一郎さんと、サラーム海上さんのTwitterをずっとみていた。
Posted by
「装丁」と言う言葉につられ、読む。 本づくりについて描かれている分量はさほど多くない。予想は外れたが、読んで良かった。 あるがままに、肩肘張らず、身の丈に合った生き方。柔らかい読み心地。 たいせつに覚えておきたいと思った文が二カ所有った。 こういうコトバとの出会いがあるから本を読...
「装丁」と言う言葉につられ、読む。 本づくりについて描かれている分量はさほど多くない。予想は外れたが、読んで良かった。 あるがままに、肩肘張らず、身の丈に合った生き方。柔らかい読み心地。 たいせつに覚えておきたいと思った文が二カ所有った。 こういうコトバとの出会いがあるから本を読むのは堪らない。
Posted by
今年いちばんによかった! あとがきにじーんと。 自分の境遇や選んできたことを、悲観的になるでもなく鼻高々になるでもなく、あくまでもひとつのピースとして捉えているのが印象的だった。 「就職しても生きるには」を多くの人は求めているって本当にその通りだなと思う。やさしい人。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
装丁家としての本づくりへの関わり方がとてもすてきでした。たぶんご本人はなにか特別なことをしているわけではなく、その時・その出会いを大切になさっているだけなのでしょうけれど。不登校になったあと14才からのインド暮らし、となかなか普通ではない生い立ちを気負いもなく語っていて、なんかいい。あぁ普通の学校に馴染むだけが人生じゃないよなーとつくづく思いました。。。ほんと今の教育は、こういう人たちの才能が評価されない教育ですね。
Posted by
中島岳志さんの推薦コメントに惹かれ手に取ってみたが、驚くほど面白かった。本は大好きなのに、これまで装丁家の方たちに思いを馳せたことがなかったことが悔やまれる。「不登校」「インド」「本の装丁・出版」いずれかのキーワードに引っかかって、本書に群がる?読者は多様だと思う。そんなてんでば...
中島岳志さんの推薦コメントに惹かれ手に取ってみたが、驚くほど面白かった。本は大好きなのに、これまで装丁家の方たちに思いを馳せたことがなかったことが悔やまれる。「不登校」「インド」「本の装丁・出版」いずれかのキーワードに引っかかって、本書に群がる?読者は多様だと思う。そんなてんでばらばらの読者を包み込むような懐の深さがある一冊。
Posted by
[ 内容 ] 「いつのまにか装丁家になっていた」―。 中島岳志や森まゆみの著作をはじめ、小説、学術書、ビジネス書など、幅広く「本の貌」を手がける矢萩多聞。 学校や先生になじめず中学一年で不登校、一四歳からインドで暮らし、専門的なデザインの勉強もしていない。 ただ絵を描くことが好き...
[ 内容 ] 「いつのまにか装丁家になっていた」―。 中島岳志や森まゆみの著作をはじめ、小説、学術書、ビジネス書など、幅広く「本の貌」を手がける矢萩多聞。 学校や先生になじめず中学一年で不登校、一四歳からインドで暮らし、専門的なデザインの勉強もしていない。 ただ絵を描くことが好きだった少年はどのように本づくりの道にたどり着いたのか? 気鋭のブックデザイナーが考える、これからの暮らしと仕事。 [ 目次 ] 1 学校とセンセイ(先生なんか嫌いだ;学校に行きたくない ほか) 2 インドで暮らす(はじめての外国;インドの旅で見たこと ほか) 3 絵を描くこと(絵を描く人になりたい;美術はいつも一だった ほか) 4 本をつくる仕事(はじめての本;本嫌いの本づくり ほか) 5 日本で暮らす(家で仕事をするということ;くすみ書房のこと ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
Posted by
まさに「就職しないで生きるには」というシリーズ名を冠するにふさわしい本。悩んでいるなら、迷っているなら、心身がしんどいと悲鳴を上げているなら、自分の内なる声を信じてフラッと動いてみてもいいんじゃないの?と。(それでもやっぱり「そう簡単に行くわけないよ……この人だから上手くいったの...
まさに「就職しないで生きるには」というシリーズ名を冠するにふさわしい本。悩んでいるなら、迷っているなら、心身がしんどいと悲鳴を上げているなら、自分の内なる声を信じてフラッと動いてみてもいいんじゃないの?と。(それでもやっぱり「そう簡単に行くわけないよ……この人だから上手くいったのであって私なんかじゃどうしようもないよ……」と落ち込んだりもするのだけど) 名言が多かったなあ。そして、やはり、良い装丁。
Posted by
これは、すごい。 本当にすごい本だ。 人生観もかわってしまったかもしれない。 著者の不登校談が気になり、 手に取ったのだけど、著者の言葉に 目から鱗がポロポロこぼれまくりました。 あと、著者のお母さまがなんて肝のすわった 心の大きい方なんだろうと尊敬です。 あとがきでは、号泣し...
これは、すごい。 本当にすごい本だ。 人生観もかわってしまったかもしれない。 著者の不登校談が気になり、 手に取ったのだけど、著者の言葉に 目から鱗がポロポロこぼれまくりました。 あと、著者のお母さまがなんて肝のすわった 心の大きい方なんだろうと尊敬です。 あとがきでは、号泣してしまい 今、思い出しても涙がでてきます。 とりあえず、いろんな人に読んでほしい 超、お勧めの本です!!
Posted by
中1で学校に通わなくなり、14歳からインドで細密画を描き絵を売って暮らしてきた青春時代。やがてインドと日本を往復し、日印交流イベントをひらくようになり、現在は多岐に渡る活動のひとつとして本の装丁を手掛ける仕事に就く。 半生を振り返り、自身の仕事と今について素直に綴った自伝&仕事論...
中1で学校に通わなくなり、14歳からインドで細密画を描き絵を売って暮らしてきた青春時代。やがてインドと日本を往復し、日印交流イベントをひらくようになり、現在は多岐に渡る活動のひとつとして本の装丁を手掛ける仕事に就く。 半生を振り返り、自身の仕事と今について素直に綴った自伝&仕事論。
Posted by