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いとしいたべもの の商品レビュー

4.2

141件のお客様レビュー

  1. 5つ

    51

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    23

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2021/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

食べ物の話は何故にこんなに心が躍るのか。 カステラに溺れた話を読んで、私も幼少期に生クリームに溺れたことや、皮付きのジャガイモを吐くほど食べてしまったことを思い出します。お中元に届いてもちっとも嬉しくなかった素麺は、大人になって自分で買おうとしたらその値段の高さに驚いて、今さらありがたみがわかったり。茄子とおこわは子どもには不人気なのでしょうか。私は昔から大好きでしたけれども。 くさやと並べられるアントニオ・バンデラスはいささか気の毒です(笑)。でも、くさや好きの人ならば、バンデラスと一緒にしないでと思う!?

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2021/10/24

これは寝る前に読んじゃダメな本でした、、 映像とか写真ではなく、たかが文字と絵と甘く見ていましたが、食べ物と向き合っているときの、五感が丁寧に表現されていて、読んでいるこちらの妄想が掻き立てられました。題材にされた食べ物すべて食べたくなるに違いないです。 それにしても作者さんの...

これは寝る前に読んじゃダメな本でした、、 映像とか写真ではなく、たかが文字と絵と甘く見ていましたが、食べ物と向き合っているときの、五感が丁寧に表現されていて、読んでいるこちらの妄想が掻き立てられました。題材にされた食べ物すべて食べたくなるに違いないです。 それにしても作者さんの食べ物に対する愛情はすごいなと思いながら読んでいた。あとがきを読んでなるほどと思った。 (その食べ物の味や匂いに触れた時、昔どこかで感じた楽しさや切なさが、全身からふーっと立ちのぼってくるのです。そういう肉体の記憶に触れたとき、私は「生きもの」としての自分をいとおしく感じます。食べ物を口に入れるとき、きっと人は、その日その時の気分や印象も一緒に食べているのです。) そういえば、食欲があるだけの昔よりも、今の方が食べる行為そのものが幸せに感じるような気がしている。

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2021/10/13

読んでるとお腹が空いてくるくらい描写がおいしそう 食べ物にまつわる思い出に関しては自分の思い出じゃないのに分っかる!!!ってなる

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2021/09/24

たべものが時代や個々人の思い出に直結し、森下さんの思い出に重なって自分の思い出もオーバーラップし、短い文章の中で、世界が無限に広がってゆきました。 挿絵も素敵でした。

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2021/09/07

やっぱり森下典子さんの文章は心を整えて落ち着かせてくれる。 そして一文一文が丁寧にすっと身体に染み込むように入ってくる心地よさが良い。

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2021/08/17

こんなに美味しそうなエッセイだとは。 ひとつひとつの食べ物の描写が細かく、想像力豊かで、よく見ているなぁ、本当に好きなんだなぁということがひしひしと伝わります。青森の下北半島が鮭のカマに見えるというのは笑いました。笑 私も好きなもの(二日目以降のカレーや夜更けのどん兵衛)はもち...

こんなに美味しそうなエッセイだとは。 ひとつひとつの食べ物の描写が細かく、想像力豊かで、よく見ているなぁ、本当に好きなんだなぁということがひしひしと伝わります。青森の下北半島が鮭のカマに見えるというのは笑いました。笑 私も好きなもの(二日目以降のカレーや夜更けのどん兵衛)はもちろん、食べたことがないもの(舟和の芋羊羹や栗まろ)やそんなに好きではないもの(おはぎ)もなんだかとっても美味しそうで読んでいるとすぐにでも食べたくなってしまいます。 そして私ももう少し丁寧に食べ物と向き合えたら、いとしい記憶が蘇って幸せな時間が増えるのかもしれないな、と思いました。

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2021/08/01

一気に読み終わりました。失礼ながら、決してグルメな印象は受けませんが、食べ物の描写に愛が溢れていて、またそれに纏わる森下さんの思い出も温かくて、ぐいぐい引き込まれました。幸せな気持ちになる素敵なエッセイです。

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2021/08/01

図書館で借りたもの。 おいしいと、笑顔にちょっと泣き顔がまじるのは、なぜだろう…。ひと口食べれば思い出す、あの時、あの時代。オムライス、サッポロ一番みそラーメン、水羊羹、鯛焼きのおこげ。昭和と平成をつむぐ、おいしい記憶をめしあがれ。 お母さんの料理の話がけっこう出てくるんだけど...

図書館で借りたもの。 おいしいと、笑顔にちょっと泣き顔がまじるのは、なぜだろう…。ひと口食べれば思い出す、あの時、あの時代。オムライス、サッポロ一番みそラーメン、水羊羹、鯛焼きのおこげ。昭和と平成をつむぐ、おいしい記憶をめしあがれ。 お母さんの料理の話がけっこう出てくるんだけど、大人になってから思い出してもらえるなんて、お母さんも嬉しいだろうな。 “私は、本物のきつねうどんの代用品として、〈どん兵衛きつねうどん〉を食べているわけではない、〈どん兵衛きつねうどん〉そのものの味が好きなのだ。” わかるわかる!! カップ焼きそばもそう! 著者本人が描いているイラストも、食欲を刺激する!

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2021/08/01

美味しいものがどのようにおいしいか。 食べ物を中心にかかれた日記のよう。 読んでいると自分にもある食べ物にまつわる思い出がよみがえる。

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2021/07/10

初めのラーメンの話を読んで、「これは絶対面白い話だ」と思った。食べものが目の前にあるように感じられるような描写で、読んでいるとお腹が減る話がたくさん。 味覚や嗅覚、聴覚って意識しなくても思い出と結びつくことが多い。自分は音楽が好きなので思い出と結びついている曲が何曲かある。これを...

初めのラーメンの話を読んで、「これは絶対面白い話だ」と思った。食べものが目の前にあるように感じられるような描写で、読んでいるとお腹が減る話がたくさん。 味覚や嗅覚、聴覚って意識しなくても思い出と結びつくことが多い。自分は音楽が好きなので思い出と結びついている曲が何曲かある。これを読んで、どこかで整理したいなと思った。

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