ちーちゃんはちょっと足りない の商品レビュー
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重たい…。 素晴らしい心理描写とストーリー展開だけど、二度と読みたくない。 特に心に残ったのが、さんざん自分を責めて反省したあとにちーちゃんと再会したナツの言葉。藤岡から盗んだお金を返そうとしているちーちゃんに「……返さなくていいよ、藤岡さんになんて」。 自分も共犯者のくせにそういうこと言うなんて完全にクズだけど、でも罪を裁かれる場もなく開き直れる性格でもなければ、ああやってズルズル逃げてしまう気持ちはわかるんだよなぁ…。 もちろんクズはクズなんだけど、あそこでナツが当たり前の反省から逃げることでずっと周囲からは距離を置かれるだろうし、仮に受け入れられたとしてもナツ自身は複雑な感情の上でしか接することができないんだろうなー…、とか。 二択を最悪の形で、しかも長く続く形で間違えたのが哀しいし、苦しい。 無知な友人を隠れミノに私腹を肥やした時点で手遅れだったのかもしれないけど、それでもやはり。
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読み終えてからタイトルに対してなるほどと思った。 初めはちーちゃんが主人公だと思って読んでたけど。。 なかなか後半は読んでて辛い感じだったけど、面白かった。
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良い・悪いとかの意味とは関係なく、確かにこの漫画は「スゴイ」。1冊完結の短い物語なのに、心が揺さぶられ、突き刺さる。 単純にハッピーな物語ではないので、読むのはちょっと注意。でも一度読んでこのスゴさを体験することはオススメします。
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これは…、と思った漫画。 ちーちゃんはちょっと足りないけど、ちーちゃんよりもっともっと足りないのはナツでした、というお話。 ナツに明るい未来は見えにくいけど、どうにかしてこうにかしてちーちゃんと同じ段まで登ってほしいと思う。
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ちーちゃんは、知能以外にも色々と足りないものがあった。しかし、少しづつではあるが成績を上げ、なによりその素直さから友達も出来ていった。一方で何一つ不自由のないはずのナツにはそれが出来ないのだった。
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最初はただのおバカスクールものかと思って読んでいたのですが、後半になって一転。中学生の時期特有の暗闇部分が描かれていて心を抉ってきます。主人公のキャラが個人的に苦手だったので読み進める事に苦労したのですが、1巻を終える頃そんな自分の器の小ささにがっくり。色々考えさせられた(´・ω...
最初はただのおバカスクールものかと思って読んでいたのですが、後半になって一転。中学生の時期特有の暗闇部分が描かれていて心を抉ってきます。主人公のキャラが個人的に苦手だったので読み進める事に苦労したのですが、1巻を終える頃そんな自分の器の小ささにがっくり。色々考えさせられた(´・ω・`)ああ、本当色々抉られた!
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「足りない」というのでどういう意味かなと思っていたら、終盤で、ああ、そういうことか!と思い知らされた。唸りました。すごいストーリー…。後味が悪いので、好みは分かれそうだけれど、これはすごいと思う。
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人の評価っていろいろあると思うけど友情って結局自分を見てくれてるだけの人とはわかちあえないよね 弱さだったり、自分と多少でも似たところが無いと成立しないんだなと気づかされました
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このマンガがすごい!大賞に選ばれた時の、私の阿部共実はくると思ってたんですよー感。 スクールライフに悩むJCモノという平凡な物語。仄暗いスクールライフを得意とする阿部共実の得意分野。ちーちゃん目線に立てばハッピーエンドだけど、もう1人の主人公ナツ目線では余り明るい未来は感じられ...
このマンガがすごい!大賞に選ばれた時の、私の阿部共実はくると思ってたんですよー感。 スクールライフに悩むJCモノという平凡な物語。仄暗いスクールライフを得意とする阿部共実の得意分野。ちーちゃん目線に立てばハッピーエンドだけど、もう1人の主人公ナツ目線では余り明るい未来は感じられない。ちーちゃんは他との折衝や自分のコンプレックスによって成長しているけれど、ナツはそれらから逃げてしまい依然停滞している。ちーちゃんの万引き事件はナツの一切関わらないところで解決している。ナツもちーちゃんと同じく周囲の人には恵まれているのに、自分のコンプレックスが強過ぎて周囲への誠意が薄いので幸せを逃している感がある。ストーリーは本当に平凡なスクールライフなんだけれど、ナツのネガティヴ思考や徐々に疎外されていく感じが如何にも阿部共実〜みたいな。 作中重要なアイテムになるリボンを、藤岡の妹達や藤岡(ヘアピン)や旭(鞄)が着けてることが興味深い。幸福の象徴なのかもしれない。ちーちゃんの欲しがったスニーカーがリボン結びなことや、学校の制服がリボンなのにも意味が有るのか。にしても旭や藤岡は良い子だなぁ。 タイトルの「ちーちゃんはちょっと足りない」だが、ちーちゃんは十分に恵まれているし大人になれば自分で補うことが出来るという描かれ方をしている。ちょっと足りないのは、実はちーちゃんじゃ無くナツだ。 街並み(多分神戸)の丁寧な書き込みと、余白や間の使い方が相変わらず好き。
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ナツという女子中学生の話。 団地に住む貧乏な家庭。 裕福な友人たちとの『違い』に悩む。 みんな変わっていくよ。私は変われないよ。置いていかないでよ。ずっと一緒にいようよ。 私もみんなと同じになりたいよ。 この悲痛な願いには、誰もが共感できるのではないでしょうか。少なくと...
ナツという女子中学生の話。 団地に住む貧乏な家庭。 裕福な友人たちとの『違い』に悩む。 みんな変わっていくよ。私は変われないよ。置いていかないでよ。ずっと一緒にいようよ。 私もみんなと同じになりたいよ。 この悲痛な願いには、誰もが共感できるのではないでしょうか。少なくとも私は自分と重なりました。 この作品の結末時点ではバッドエンドに思えますが、きっとナツちゃんは、変われたと思います。 自分の事をこれだけ見つめられる人間は、絶対弱くなんてないから。
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