夜の写本師 の商品レビュー
装丁に惹かれて何作品か出てるけれどとりあえず一作目を。 あまりあらすじを見てなかったので、想像していたような内容ではなかったけれど、楽しかった。とくに後半。 続編はどんなのだろう。
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装丁とタイトルが魅力的で、未知の世界へと誘われるその雰囲気がたまらなく好き。こういうコテコテのファンタジーを読むのが初めてで少しためらいもあったけれど、終盤はページをめくる手が止まらない。言葉選びがとても丁寧で、植物や原石をひとつひとつ調べながら読み進めていきたいくらい細かい。最...
装丁とタイトルが魅力的で、未知の世界へと誘われるその雰囲気がたまらなく好き。こういうコテコテのファンタジーを読むのが初めてで少しためらいもあったけれど、終盤はページをめくる手が止まらない。言葉選びがとても丁寧で、植物や原石をひとつひとつ調べながら読み進めていきたいくらい細かい。最初は少し読みづらく感じたけれど、慣れるとスラスラと読めてくる。 〈夜の〉写本師という響きがなんとも蠱惑的で、ミステリアスで、物語の中に仕掛けられた魔法や明かされる運命がなんだかうまくマッチしていて、最後まで気分良く読めた気がする。
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心の闇の部分をも請け負う魔道士たち。そうした者たちの中で繰り広げられる復讐劇。 「月の書」「三人の魔女」 幾千の年を超えても続く野望と呪い。 海に飲み込まれるシーンなどは詩的な感じがした。イメージが広がる。 激しい描写もあるにもかかわらず、それほどおどろおどろしくは感じなかった...
心の闇の部分をも請け負う魔道士たち。そうした者たちの中で繰り広げられる復讐劇。 「月の書」「三人の魔女」 幾千の年を超えても続く野望と呪い。 海に飲み込まれるシーンなどは詩的な感じがした。イメージが広がる。 激しい描写もあるにもかかわらず、それほどおどろおどろしくは感じなかった。 陰陽の陰の方のファンタジー。
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ファンタジーとして発想は凄く良い。しかし世界観は凡庸で雑、説明不足。描写は丁寧な時もあるが、感覚的な言葉の羅列に終始して読み手に伝わらない。好きな人は好きなんだろうけど、客観的に読み難い。良く言えば詩的。小説というより漫画の原作のよう。総評としては、イマイチ。
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2017年最初の一冊。王道のファンタジ。 あらすじ(背表紙より) 右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。呪われた大魔道師アンジストに目の前で育ての親を殺されたことで、彼の人生は一変する。宿敵を滅ぼすべく、カリュドウは魔法ならざる魔法を操...
2017年最初の一冊。王道のファンタジ。 あらすじ(背表紙より) 右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。呪われた大魔道師アンジストに目の前で育ての親を殺されたことで、彼の人生は一変する。宿敵を滅ぼすべく、カリュドウは魔法ならざる魔法を操る“夜の写本師”の修業をつむが…。日本ファンタジーの歴史を塗り替え、読書界にセンセーションをまき起こした著者のデビュー作、待望の文庫化。
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2016/12/25 購入。文庫化されたので読んでみようかなと思ったのだけど、創元推理文庫は字が小さいので迷ってた。このシリーズは既に6冊出てるので、どのくらい面白いのか分からないけど、まず1巻目からチャレンジしてみようという感じです。
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ファンタジーではあるけれど、きらっきらの世界とは違う。人が持つ復讐や妬みなど暗闇に真っ向から向き合う物語である。 とにかく読み切りたくて夢中でページをめくってしまっているので、じっくりじっくり読み返したい。
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美しくて残酷なファンタジーの世界を堪能できた。ちょっと展開が早いので、上下巻にして登場人物の心の流れをもっと読ませてほしかった。
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