1,800円以上の注文で送料無料

刀伊入寇 藤原隆家の闘い の商品レビュー

3.7

31件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/05/10

読み始めて最初、これは私の苦手なガッツリ歴史小説かも…と少し気持ちが折れかけた。笑 この時代、朝廷とか貴族は親戚だらけで誰々の兄弟だとか叔父だとか訳が分からなくなっちゃう。おまけに名前も同じ漢字がついてて余計に混乱。 でもこの本は最初のほうだけであとはそんなに混乱せずに楽しみなが...

読み始めて最初、これは私の苦手なガッツリ歴史小説かも…と少し気持ちが折れかけた。笑 この時代、朝廷とか貴族は親戚だらけで誰々の兄弟だとか叔父だとか訳が分からなくなっちゃう。おまけに名前も同じ漢字がついてて余計に混乱。 でもこの本は最初のほうだけであとはそんなに混乱せずに楽しみながら読了。 主人公の藤原道隆は全然知らなかった。 そして刀伊という異国の賊が日本を襲ってきたということも知らなかった。 だから読んでて普通に歴史の勉強になった。 道隆は好戦的で血気盛んな人だったらしく、危ない状況の時でもかっかっと笑ってしまえる器の大きい男。 こういう人物すごく好き。 豪快で気持ちの良い男。 何年か前に源氏物語を読んでたおかげで、この本の時代背景や文化習慣も理解できて良かった。 やっぱり読書してると勉強になるし、他のところで理解が深まるのか分かってすごく楽しいし嬉しい。 まだまだ勉強になることはたくさんあるんだなー。

Posted byブクログ

2025/04/17

私は日本という国が好きです。日本ほど素晴らしい国はないと思っています。日本という国は神話と共に成立し、以来およそ二千年、万世一系の天皇を中心に一つの国として続いているとされています。しかし現在までに日本は数々の国難に見舞われています。その一つがこの、刀伊の入寇です。元寇以前に日本...

私は日本という国が好きです。日本ほど素晴らしい国はないと思っています。日本という国は神話と共に成立し、以来およそ二千年、万世一系の天皇を中心に一つの国として続いているとされています。しかし現在までに日本は数々の国難に見舞われています。その一つがこの、刀伊の入寇です。元寇以前に日本は他国から侵攻されつつありました。刀伊による侵攻を防いだのは幕府でも朝廷でも無く、藤原隆家率いる九州の武士団です。藤原隆家は文中で、武勇とはひとを守り助けるものであると述べています。彼らの、愛する人や家族を守りたいという思いが日本を侵略しようとする外敵を退け日本という国を存続に導いたと言っても良いと思います。 彼らが護った日本という国がこれからも豊かに続いていくには私たち一人一人が武勇の心を忘れずに持つべきだと感じました。日本人であれば知っておくべき、日本の国難に立ち向かった人々のおはなし。必読の葉室麟作品でした。

Posted byブクログ

2024/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今年の大河ドラマ『光る君』で、刀伊入寇が描かれると知って読んだ。 前半は花山院との因縁や、中関白家の様子が描かれていた。「なぜ花山院は藤原家に恨みを抱いているのか」「あれほど栄華を極めていた中関白家はなぜ衰退したのか」の原因をふまえながら話が展開したので、分かりやすいと同時に読んでて面白かった。 それを踏まえた上での刀伊との戦いは、外敵からの侵略を防ぐ戦いであるのと同時に、隆家が背負った因果に決着をつけるものであったので、伏線が次々と回収されていく展開に「おおっ」と感嘆した。

Posted byブクログ

2024/10/23

元寇よりもずっと前、平安時代にあった外敵襲来。 藤原隆家は、別な作家で別な人を主人公にしていた物語だと、単なる乱暴者のイメージしか無かったけど、視点が違うと変わるものですね。

Posted byブクログ

2023/10/29

叔父藤原道長との政争を経て太宰府に赴いた隆家。 そこに異民族刀伊が襲来する。 戦いは最後だけで、生い立ちから詳しく。 道長花山院、一条天皇から紫式部、清少納言等平安オールスター登場。 「神々もご覧あれ、われこの国の雅を守るために戦わん」

Posted byブクログ

2023/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この雅な平安文学サロンの時代を舞台にして、戦の物語が書けるとはやはり葉室麟さんは素晴らしい作家ですね。 中宮定子から始まったともいえる煌びやかな王朝文化。彼女の弟であった伊周と隆家はそれに奢り、没落へ。 そして道長が政の頂点に立ったと思われたのだが、密かに日本は契丹国の民に狙われていた。 ひたすら己の地位を考えて動く道長と、安倍晴明にあなたが動かなくては国が亡ぶと言われ生きてきた隆家。 日本は島国で海外からの侵略は第二次世界大戦の時だけ。ですが、この前の白村江の戦いや元寇との戦いも経験しています。 侵略されなかったのは運がよかっただけ、そう考えると、狭い国の中の事だけを考えるのはなんて愚かなんだろうと思わせてくれる一冊でした。 特にグローバルな現代では自国民もそうですが、難民や移民ということも考えなくてはならない。だって子供生まれない国だから。 その辺りを政治家にこの本を読ませて、ちっぽけな権力よりも大きな国益を考えてほしいと思ったことは秘密です(笑)

Posted byブクログ

2022/06/27

平安時代に海を渡って戦いを挑んで来た刀伊(とい)に、藤原隆家(道長の親戚)が太宰府で待ち受け、激しい闘いがあったなんて知らなかった〜。 実際にあった話を、小説だから隆家の性格とか戦い好きの貴族として面白く描いています。 終盤に起こる事件の刀伊入寇までが長くて、若い頃の隆家、伊周、...

平安時代に海を渡って戦いを挑んで来た刀伊(とい)に、藤原隆家(道長の親戚)が太宰府で待ち受け、激しい闘いがあったなんて知らなかった〜。 実際にあった話を、小説だから隆家の性格とか戦い好きの貴族として面白く描いています。 終盤に起こる事件の刀伊入寇までが長くて、若い頃の隆家、伊周、道長、花山院の因縁など説明的だけどわかりやすい。 平安時代の、清少納言、紫式部、安倍晴明などオールスターキャストがちょっと盛り上げてくれる。 船での戦いとかちょっと好き。

Posted byブクログ

2021/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなり戦シーンの激しい作だが、一方で主人公の一途な想い、何のために戦うのか、が作中に溢れていて、好きな人は好きだろうなぁと思わせる作品。 楽しめました。 自分の子と、刃を交えるってのは、男のロマンなんだろうか?

Posted byブクログ

2021/01/28

歴史小説苦手なのに、高校生の時、作者の名前の美しさに惹かれて、たまたまこれとって読んだらめちゃ面白かった。もっと葉室麟作品読みたいんだけど、これしかまだ読んでない。何せ日本の歴史小説苦手なんで

Posted byブクログ

2020/10/24

ちょっといまいち 平安時代の刀伊入寇を下敷きにした物語 刀伊入寇という史実は恥ずかしながら初めて聞きました。 元寇よりもずいぶん前にそんな事件があったんですね 大陸の異民族である悪役「刀伊」に対して、主人公「藤原隆家」がどんな戦いを繰り広げるか? 「村上海賊の娘」のような物語か...

ちょっといまいち 平安時代の刀伊入寇を下敷きにした物語 刀伊入寇という史実は恥ずかしながら初めて聞きました。 元寇よりもずいぶん前にそんな事件があったんですね 大陸の異民族である悪役「刀伊」に対して、主人公「藤原隆家」がどんな戦いを繰り広げるか? 「村上海賊の娘」のような物語かと思いきや、その辺のくだりは後半の最後のほうだけ、それもわりとあっけなく終わってしまいます。 前半は伝奇ふくめた平安の政権争い。 といったところで、ちょっと想定と違いました。 清少納言や紫式部、安倍晴明なども出てきますが、正直とってつけた感じ(笑) とはいうものの、ページ数が少ないながらも、刀伊の悪役っぷりに対して、隆家達の戦いはメインのストーリ。 さらに、刀伊の首領が隆家の息子という設定も面白い。 本書を通して感じたことは、国防 現代にあてはめてみると、どうなの?って思います。 さらに刀伊が村人たちをさらっていったといった件については、現在の北朝鮮の拉致問題を連想してしまいました。 国防って大事! ということで、平安時代における貴族の戦いのエンターテイメントストーリでした

Posted byブクログ