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願いながら、祈りながら の商品レビュー

3.7

33件のお客様レビュー

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2014/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙と裏表紙の5人の分校(中学校)の生徒と1人の教師の成長を見届ける作品。表紙のイラストはふんわりとした印象を受けたが中学生という多感な年齢や時期という事もあり内容は結構、シリアスである。だが、一つ一つの苦難を乗り越えて成長をする教師と生徒の姿は本当に良かった。田舎は田舎の良さがあるのだがやはり、デメリットもあるという事を作品を通じて実感。

Posted byブクログ

2014/03/26

よくある分校の、ほのぼの物語かと思いきや、いきなり赴任してきた教師のやる気のなさに驚かされる。その教師の成長物語かと思ったのだが、章が変わると主人公が代わって、分校の生徒一人ひとりの物語になる。 分校の生徒である、ということが生み出すそれぞれのドラマ。都会からやってきてそこに住む...

よくある分校の、ほのぼの物語かと思いきや、いきなり赴任してきた教師のやる気のなさに驚かされる。その教師の成長物語かと思ったのだが、章が変わると主人公が代わって、分校の生徒一人ひとりの物語になる。 分校の生徒である、ということが生み出すそれぞれのドラマ。都会からやってきてそこに住むということの意味。たわいのない嘘をつき続ける少年の鮮やかな覚醒。 ラストに示される、切実で必死な願いが胸に迫って、思わず涙がにじんだ。 「いつか」と言える幸せ。「普通に生きていること」の幸せを、改めて考えさせてくれる作品だった。

Posted byブクログ

2014/03/25

北海道の中学校分校の一年を通して、5人の全校生徒と赴任してきた1人の新任教師はそれぞれの希望や未来を徐々に見つけていく。 現状への不満や焦りで押しつぶされそうになりながらも、ふと何かに気付かされることで、それぞれのペースで成長していく心、今といつかの尊さなど、読んでいて自分の心も...

北海道の中学校分校の一年を通して、5人の全校生徒と赴任してきた1人の新任教師はそれぞれの希望や未来を徐々に見つけていく。 現状への不満や焦りで押しつぶされそうになりながらも、ふと何かに気付かされることで、それぞれのペースで成長していく心、今といつかの尊さなど、読んでいて自分の心も澄んでいくような気がした。

Posted byブクログ