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春を背負って の商品レビュー

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77件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

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  3. 3つ

    16

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2014/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーーん、 読みやすくっていい話だったけど、心に残らなかった。 終わり方も、え、ここで終わり?って思っちゃった。 読む時期じゃなかったのかも。 印象的だったのはゴロさんの台詞。 ”つまりね、人生で大事なのは、山登りと同じで、自分の二本の足で歩けるか、自分自身に問うことなんじゃないのかね。自分の足で歩いた距離だけが本物の宝になるんだよ。だから人と競争する必要はないし、買った負けたの結果から得られるものなんて、束の間の幻にすぎないわけだ”p136,l8 仕事をしていると、自分を良く見せるためにミスを揉み消したり他人のせいにする人、成功を自分の手柄のように話す人たちがいて嫌な気分になるし、そういう人が評価されたり出世したりするのをみてガッカリする。世の中言ったもん勝ちか、って。 会社という組織を取り払ったときに、空っぽにならない様に仕事の仕方や人とのかかわり方を自分なりに考えてみようと思える言葉でした。

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2016/05/29

笹本さんは2冊目。 山岳小説の名手と聞いた(読んだ)記憶があったのですが、広く冒険小説やミステリーも手掛ける作家さんのようで。 さて、この小説、ストーリーとしては好きなタイプなのですが。。。。 とにかく途中から主人公たちの会話文が、現実にはこんなしゃべり方はしないだろうと気になっ...

笹本さんは2冊目。 山岳小説の名手と聞いた(読んだ)記憶があったのですが、広く冒険小説やミステリーも手掛ける作家さんのようで。 さて、この小説、ストーリーとしては好きなタイプなのですが。。。。 とにかく途中から主人公たちの会話文が、現実にはこんなしゃべり方はしないだろうと気になってしまい。特にヒロインの喋りは年齢も性別も超越しちゃってます。さらに話の進め方も説明的というか、とにかく主人公たちに話をさせて考えを伝えて行く感じで、そういう文体面で苦手で。 そんな訳で高得点とは行きませんでした。 ちなみに松山ケンイチ・蒼井優・豊川悦司で映画化されるようです。 セリフを何とかすれば、映画化には向いているかもしれません。

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2014/04/07

奥秩父の山小屋を舞台にした短編小説集。予定調和的な結果ではありますので、気軽に読むのがよいとは思いますが、人生について考えさせられる部分もあります。2014年6月に映画公開予定。

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2014/03/22

山小屋が舞台のヒューマンドラマ。 脱サラして山小屋の主人になった主人公を始め、山を訪れる人それぞれにドラマがあり、人とのつながりにほっとできる。 巻末の映画監督との対談にもあったけど、タイトルが素敵。 続編出ないだろうか??読みたい。

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2014/03/21

一気に読んでしまった。読み終えて、心があったかく柔らかくなったような気がする。そこらの心の持ちようの自己啓発本より、効果は大だ。映画になるようで、舞台や登場人物の様子は違ったもののようだが、観てみたい。

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2014/03/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前から気になっていた作家さん。 山小屋を舞台にしたヒューマンドラマ?。 なにもかもが嫌になって 抜け出せなくなって 投げ出したくなった時に読み返したい。 出てくる人たち、みんなあったかい(^^) <印象的だった言葉たち。> ★人生で大事なのは 自分の足でどこまで、どれだけ歩けるか。 自分の足で歩いた距離だけが本物の宝になる。 だから人と競争する必要はないし 勝った負けたの結果から得られるものなんて、束の間の幻にすぎない。 ★総理大臣も大富豪も庶民も 「いつか死ぬ」のは平等。 違うのは生きている間。 どう生きるか ★自分というトンネルを いくら奥へ奥へと掘り続けても 出口は決してみつからない 空気も光もない場所から抜け出すには 外に向かうしかない 人のいる場所へ 心と心がふれあう場所へ ★人生の出会いや出来事に無駄はない プラスにするか マイナスにするかは自分次第 次は『還るべき場所』を読みます。

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2014/06/25

2014/3/7 Amazonより届く。 2014/6/20〜6/25 初の笹本作品。先日封切られた映画「春を背負って」の原作。父親が営んでいた山小屋を、父の急死により引き継いだ息子の成長を描く連作短編集。先日映画も観たが、どちらも良い出来。普通どちらかがガッカリするのだが。何...

2014/3/7 Amazonより届く。 2014/6/20〜6/25 初の笹本作品。先日封切られた映画「春を背負って」の原作。父親が営んでいた山小屋を、父の急死により引き継いだ息子の成長を描く連作短編集。先日映画も観たが、どちらも良い出来。普通どちらかがガッカリするのだが。何と言ってもゴロさんのキャラが良い。小説、映画ともゴロさんが陰の主役である。山にハマる前は分からなかったが、山ってホントに素晴らしいところだなあ、ってことをしみじみ感じさせてくれる小説である。オススメ!

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