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嗤う名医 の商品レビュー

3.3

37件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

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2023/02/04

医者の世界に限った事ではないけど、客(患者)商売だといろんな人を相手にするから、どんなにムカついても微笑みで取り繕わなくてはならない事は多々あり、大変な職業だろう。でも、逆に患者の立場だと、特に「シリコン」や「愛ドクロ」のような医者には当たりたくない。この本の医者は極端だけど、少...

医者の世界に限った事ではないけど、客(患者)商売だといろんな人を相手にするから、どんなにムカついても微笑みで取り繕わなくてはならない事は多々あり、大変な職業だろう。でも、逆に患者の立場だと、特に「シリコン」や「愛ドクロ」のような医者には当たりたくない。この本の医者は極端だけど、少しくらいはそんな気持ちを持ってる医者はいるんだろうなぁ。ほとんどは理性で抑えてるんだろうけど。

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2020/11/26

2020/11/26 読了 世にも奇妙な物語みたいな、ホラーみたいな、ゾクッとするような感じだった。

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2019/07/28

なんだかゾワゾワする ・自分が痴呆症だとわからない頑固オヤジ ・胸が小さいことにコンプレックスを抱きヤブの美容整形外科で胸にシリコンをいれたがそれが後に問題となる ・神の手を持つ外科医があるきっかけで看護師と関係を持つ、でもその看護師はHIV陽性だった ・人間の頭蓋骨に異様な執...

なんだかゾワゾワする ・自分が痴呆症だとわからない頑固オヤジ ・胸が小さいことにコンプレックスを抱きヤブの美容整形外科で胸にシリコンをいれたがそれが後に問題となる ・神の手を持つ外科医があるきっかけで看護師と関係を持つ、でもその看護師はHIV陽性だった ・人間の頭蓋骨に異様な執着を持つ解剖学講座の技術員 ・天才外科医の性癖 ・人の嘘がわかる内科医 以上、病院を舞台とした6つの短編集 それぞれの話を読み進めるうちにゾワゾワとした感覚がふつふつと湧いてきました。 大きな話の変化とか、大きなどんでん返しとかはないのだけれどその変な感覚が続いていくので不思議な感じで読み進められます。

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2019/06/14

「現役医師による、可笑しくて怖いミステリー」との紹介で手に取りましたがブラックな面も重たい部分もありました。好みは、医師の気持ちの変わっていく様子が手に取るようにわかった「至高の名医」と、相手のつく嘘がわかってしまう医師の話「嘘はキライ」。寝たきり老人視点の「寝たきりの殺意」は重...

「現役医師による、可笑しくて怖いミステリー」との紹介で手に取りましたがブラックな面も重たい部分もありました。好みは、医師の気持ちの変わっていく様子が手に取るようにわかった「至高の名医」と、相手のつく嘘がわかってしまう医師の話「嘘はキライ」。寝たきり老人視点の「寝たきりの殺意」は重すぎて読んでいてしんどかったし、最低の医師の話とか常識を超えて気持ち悪い話などもあり、それらは読んでいて楽しいものではありませんでした。著者にはもっと有名な作品があるようなので次はそちらを手に取ってみたいです。

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2018/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

*天才的心臓外科医の隠された顔、最高の治療の為には誰にも妥協を許さない名医、患者の嘘を見抜いてしまう医者……。現役の医師が皮肉を交えて医療に携わる人間を描く、ミステリー短編集* 面白過ぎて、あっという間に読み切ってしまいました。医療が舞台ですが、専門的な難しさもない上、短編集なのでさくさく読みやすい。キレッキレのブラックユーモアが冴えわたります。お医者様も人間ですものね…

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2018/06/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この作者は初めて、文章がとても読みやすく、わかりやすい、さらに短編集なので一気に読める。ストーリーも面白いので娘に勧めようかと思ったら、途中でめっちゃエロい話が1話入っているので無理だ。

Posted byブクログ

2018/05/30

現在の医療や介護問題に一石を投ずる内容で、加えてブラックユーモアのある作品。医療や介護問題は身近に起こりゆるとひしひしと感じ、いずれは我が身に降りかかると痛感させる。介護問題は高齢化社会に伴って益々表面化されるだろう、作中の出来事は氷山の一角に過ぎないだろうと感じる。美容整形、手...

現在の医療や介護問題に一石を投ずる内容で、加えてブラックユーモアのある作品。医療や介護問題は身近に起こりゆるとひしひしと感じ、いずれは我が身に降りかかると痛感させる。介護問題は高齢化社会に伴って益々表面化されるだろう、作中の出来事は氷山の一角に過ぎないだろうと感じる。美容整形、手術など現代医療の問題だけでなく、嘘が嫌いが故の大学病院の出世争いと派閥の問題を暴こうとする同僚医師たち、頭蓋骨の形に興味を持つ男など、バラエティーに富む内容で楽しめた。

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2017/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

評価は4. 内容(BOOKデーターベース) “嫁”の介護に不満を持つ老人(「寝たきりの殺意」)。豊胸手術に失敗した、不運続きの女(「シリコン」)。患者の甘えを一切許さない天才的外科医(「至高の名医」)。頭蓋骨の形で、人の美醜を判断する男(「愛ドクロ」)。ストレスを全て抱え込む、循環器内科医(「名医の微笑」)。相手の嘘やごまかしを見抜く内科医(「嘘はキライ」)。本当のことなんて、言えるわけない。真の病名、患者への不満、手術の失敗。現役医師による、可笑しくて怖いミステリー。

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2017/10/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

医者って改めて大変だなと思いました。人間のエゴに真正面から立ち向かわなければならない職業ですね。そして当然医者も人間です。

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2017/09/01

一話目の寝たきりの殺意がとても印象的だった 主人公は本当に68歳で、昔柔道をしていて、自宅で世話をしてくれる嫁にはきっとなにか裏があるのではないかと信じていたのに、主人公は実際は認知症を患う86歳の老人であり家族はおらず全てが妄想だったという結末。 そしてまた朝が来て全てを忘れた...

一話目の寝たきりの殺意がとても印象的だった 主人公は本当に68歳で、昔柔道をしていて、自宅で世話をしてくれる嫁にはきっとなにか裏があるのではないかと信じていたのに、主人公は実際は認知症を患う86歳の老人であり家族はおらず全てが妄想だったという結末。 そしてまた朝が来て全てを忘れたまま1日が始まる… 自分の信じる世界が全て偽物だったと知ったとき、絶望的な気持ちになるのではないかと思った。

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