嗤う名医 の商品レビュー
2014.6.11.読了。久坂部羊さん初読み。毒のある医療ものを書かれると聞いていたが、この作品に関しては気分が悪くなるほどの毒はなく、最後まで楽しんで読めた。
Posted by
現役の医師が書いた医療ミステリーだけど、これは短編小説。ブラックで怖いけど面白かったです。「名医の微笑」だけ苦手でしたが、他は好きでした。
Posted by
【収録作品】寝たきりの殺意/シリコン/至高の名医/愛ドクロ/名医の微笑/嘘はキライ *医師不信になりそう。
Posted by
+++ “嫁”の介護に不満を持つ老人(「寝たきりの殺意」)。豊胸手術に失敗した、不運続きの女(「シリコン」)。患者の甘えを一切許さない天才的外科医(「至高の名医」)。頭蓋骨の形で、人の美醜を判断する男(「愛ドクロ」)。ストレスを全て抱え込む、循環器内科医(「名医の微笑」)。相手の...
+++ “嫁”の介護に不満を持つ老人(「寝たきりの殺意」)。豊胸手術に失敗した、不運続きの女(「シリコン」)。患者の甘えを一切許さない天才的外科医(「至高の名医」)。頭蓋骨の形で、人の美醜を判断する男(「愛ドクロ」)。ストレスを全て抱え込む、循環器内科医(「名医の微笑」)。相手の嘘やごまかしを見抜く内科医(「嘘はキライ」)。本当のことなんて、言えるわけない。真の病名、患者への不満、手術の失敗。現役医師による、可笑しくて怖いミステリー。 +++ 小説だと思えば笑ってしまうような内容だったりもするのだが、これが現役の医師が書いたものとなると、また別な感情も湧いてくる。つい笑ってしまうようなことや、まさかそんなこと、と思われるような事例も、実は現場では頻繁に起こっているのかもしれないと、背筋がうすら寒くなりもするのである。うっかり病気にもなれないと健康を大事に思わせてくれる一冊でもある。
Posted by
-2014/04/19 300ページ程度だと一気読みできる。これ以上だと、読み始めるのに気力がいる。どんなの面白くても、最初の1ページを開けなければ始まらない。 読書に浸る喜びが感じられる一冊です。
Posted by
6編からなる短編集。 現役の医師だからこそ書ける 専門的な事にも興味は尽きない。 ブラックなストーリー展開に ニヤリとしたり背中がゾワリとしたり。 『シリコン』が良かった。
Posted by
著者のお家芸、医療がテーマの短編6編。医師ならではの視点で描かれた珠玉の短編集。特に「名医の微笑」はなかなかエロティックで◎。
Posted by