長女たち の商品レビュー

篠田節子(著者)

2014/04/02

長女だから読んだ。最後の糖尿の話は飽きてしまったので中途半端で終わりました。
最初の認知症の話は重すぎた。リアルだと思った。旧家の長女のプレッシャーのことを考えると胃が重くなる。
しかしまさかのミステリー要素も含まれていて楽しく読めました。
世の中の寿命が延びたことで認知症という厄介なものが現れたと思っているんだけど一緒に収録されていた死生観の話、あれを一緒に収録したのはよかった。
生かすということ、死ぬということ。老いについてとても筆者の主張ができた構成だと思いました。
私は早く死にたい派だから辺境の民族の気持ちがよく分かった。苦しんで死ぬくらいなら一瞬で死にたい。なにも考えず、後悔なく死にたい。

2014/03/31

長女なので読んでみた。
長女だけが貧乏くじを引いたような書かれようだったけど、きっと妹にも言いたいことはあるんだろう。
でも、基本的に長女と二女の立ち位置は間違ってないよね。

2014/03/25

超鬱展開、三組の年老いた親と娘。親は高齢により助けを必要とする、その時娘は・・・ヒィｲｲｲ！他人事じゃないね。

2014/03/17

とても重い作品だったので読んでいると気分が沈んでいく。私自身は一人っ子なので最終的にはこんな風に親を支えていかないといけないんだなと考えさせられ、余計に沈む。

2014/03/14

親の介護の話。めっちゃ身につまされる。
ヘルパーさんを拒否する母親、お前が嫁に行ったら俺はどうなるんだとのたまう父親、追い詰められて殺意を抱く娘・・・ほとんどホラーです。
ヒマラヤの麓の村の人々の老いと医療の話にはちょっと考えさせられるものがあった。