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川あかり の商品レビュー

3.7

48件のお客様レビュー

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2014/05/04

そのまま、映像化できるそんな作品。 映画ならば、監督は山田洋次監督かな・・・。 主役の伊東七十郎は誰か、藩で一番の臆病者を演じるには、新人の抜擢か・・・。美祢役は・・・。いろいろ想像して楽しくなる。 内容は、お家騒動と、虐げられた者たちの連帯、そして逆境下での人間信頼、まるで黒沢...

そのまま、映像化できるそんな作品。 映画ならば、監督は山田洋次監督かな・・・。 主役の伊東七十郎は誰か、藩で一番の臆病者を演じるには、新人の抜擢か・・・。美祢役は・・・。いろいろ想像して楽しくなる。 内容は、お家騒動と、虐げられた者たちの連帯、そして逆境下での人間信頼、まるで黒沢映画の世界でもある。

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2014/04/17

20140417 「大切にせねばならぬ者のことを何と呼ぶか存じておるか」 七十郎は頭を振った。 「わかりませぬ。お教えください」 「友だーーー」 生きていくうえで、誰もが大きな川を渡ろうとしている。しかし、渡ることができない者や、渡ることが許されないひとが大勢いるのだ。

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2015/01/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

潘で一番の臆病者 伊東七十郎が刺客に!! 家老が江戸から国に入る前に討とうとしたが大雨で川止めになってしまう、対岸まできているはずなのに…途方に暮れているところに声をかけてくれたのは一癖ありそうな人たち。だんだんこの人たちと仲良くなっていくなかで、人として侍として 正しい行いをしようとする七十郎をがんばれー!!と言いたくなっちゃう話(^^)/

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2014/04/01

引き込まれた。七十郎の怖がりって、真剣に物事を捉えているからの震えなんだろうな。最初は、怖がりな七十郎にいらいらしたけど、どんどん私も2階のほかの面々と一緒になって、そんな七十郎を応援していた。結局のところ落ち着いていたのか、臆病者だったのか分からない。人を切った(殺した)その重...

引き込まれた。七十郎の怖がりって、真剣に物事を捉えているからの震えなんだろうな。最初は、怖がりな七十郎にいらいらしたけど、どんどん私も2階のほかの面々と一緒になって、そんな七十郎を応援していた。結局のところ落ち着いていたのか、臆病者だったのか分からない。人を切った(殺した)その重みってのは本当でかいのだよね、って思った。

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2014/03/21

自分を臆病者と自覚している伊東様。なぜだか周りの人はほっておけない気持ちになるらしい。素直さ、欲のなさが魅力的なのだろうか。手助けしてくれる友を得て道が開けていく、進む道が広くなる。そんな仲間が欲しいものだ。

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2014/03/09

長雨の増水で橋手前の村で足止めをされ,途方に暮れる若侍の伊東七十郎.藩で一番の臆病者に命じられた任務は対岸にいる家老の暗殺.気弱な七十郎に降りかかる災難の数々.悪戦苦闘の中,人々の優しさに触れ,七十郎の心は大きく揺れる.そして,ついにその時がやってきた・・・.何作か葉室さんの時代...

長雨の増水で橋手前の村で足止めをされ,途方に暮れる若侍の伊東七十郎.藩で一番の臆病者に命じられた任務は対岸にいる家老の暗殺.気弱な七十郎に降りかかる災難の数々.悪戦苦闘の中,人々の優しさに触れ,七十郎の心は大きく揺れる.そして,ついにその時がやってきた・・・.何作か葉室さんの時代小説を読んでいて,どの作品もとても面白いけど,その中でも一番好きな作品になりました.そして思わず含み笑いをしてしまう結末は最高に清々しい余韻を残してくれる.時代小説が好きな方は,ぜひ読んで欲しい一冊.

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2016/05/29

痛快娯楽時代劇です。 ドタバタと次々に事件が起きます。背景の事情や登場人物たちの造形も薄っぺらく、毎週のように量産されるテレビドラマの脚本のようです。更に登場人物のセリフも、彼らの心情も直接的な語りで表現されます。判りやすくはありますが、深みはありません。 こうした作品が悪いとは...

痛快娯楽時代劇です。 ドタバタと次々に事件が起きます。背景の事情や登場人物たちの造形も薄っぺらく、毎週のように量産されるテレビドラマの脚本のようです。更に登場人物のセリフも、彼らの心情も直接的な語りで表現されます。判りやすくはありますが、深みはありません。 こうした作品が悪いとは言いません。読んでいて楽しいのは間違いないので。 しかし、葉室さんには書いて欲しくなかった。それが一番の印象です。

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2014/03/12

全一巻。 刺客に選ばれてしまった藩一番の臆病者が、 標的を待ち受ける間に出会った人達との交流を経て 成長していく物語。 これはよい。 主人公の造形の意外さと、 くせ者ぞろいの登場人物達に引っ張られ、 ある意味ベタな展開に夢中になる。 やや堅苦しいイメージがある著者だけど、 今...

全一巻。 刺客に選ばれてしまった藩一番の臆病者が、 標的を待ち受ける間に出会った人達との交流を経て 成長していく物語。 これはよい。 主人公の造形の意外さと、 くせ者ぞろいの登場人物達に引っ張られ、 ある意味ベタな展開に夢中になる。 やや堅苦しいイメージがある著者だけど、 今作は素直な文章でぐいぐい引っ張られる。 クライマックスはグッとくるし、 読了感もさわやか。 ただ、後半少しあっさりぎみな気もする。 上下巻に分けるとかでも良いから もうちょい長く書いてほしかった。 巻き込まれた政争の裏側とか。 ヒロイン達とのからみとか。 みんなキャラ立ちしてるだけに キャラの使い方がちょっともったいない。 映画化するのにちょうどいいくらいの長さだけど 宣伝してた売れっ子俳優がチョイ役だったって気分。 とはいえ、面白いのは間違いない。 素直に楽しめ、染みる作品。

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