カササギたちの四季 の商品レビュー
「優しい話が読みたい」期間。 なんとなく心が温かくなるミステリー。優しい。 日暮くんはこれで良いのかと思っていたら、奈美にはバレているのかも。ちょっとホッとした。 それにしても住職のインパクトよ…。
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店長の華沙々木と日暮は、売れないリサイクルショップをしている。 訳あって店に入り浸っている中学生の菜美。 そんな3人が揃うと起こる事件。 華沙々木は探偵に憧れており、常に推理をしたがるが、これがまたちんぷんかんぷんである。 ただ、菜美は華沙々木のことを慕っているので、その推理をち...
店長の華沙々木と日暮は、売れないリサイクルショップをしている。 訳あって店に入り浸っている中学生の菜美。 そんな3人が揃うと起こる事件。 華沙々木は探偵に憧れており、常に推理をしたがるが、これがまたちんぷんかんぷんである。 ただ、菜美は華沙々木のことを慕っているので、その推理をちんぷんかんぷんで終わらせるわけにもいかない。 そこで、日暮は華沙々木の推理通りに事が進むように四苦八苦する。 ただ、それで華沙々木はどんどん推理を展開させるのだが… 奇妙なトリオがまぁ、面白いといえば面白いかな。 2022.5.14
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全体的にのんびりしつつ、かつ現実にはありえない感が満載でありつつ、ミステリとしての構成や伏線はしっかりしている、という感じ。よくわからないけど。そして、米澤穂信さんの解説を読むと、なるほど、と納得。
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ホッとするミステリー。 帯に「誰も死なない、幸せな気持ちになる道尾ミステリー」と書いてあったが、まったくその通り。 ミステリー作品の主人公は、目の前の謎について真実を推理する。この作品の主人公もそうだ。ただ、この作品の主人公は更に、「相棒がどんな間違った推理をするか」をも推理し、それが表向きの真実になるように先回りする。その点で、謎解きの面白さが2倍になり、かつコミカルな要素が追加されるという、見事なプロットである。 ホームズにおけるワトソン、名探偵コナンにおける毛利小五郎、古畑任三郎における西村雅彦。それを思い切りコミカルでハートウォーミングに振り切った作品。
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とても読み易い道尾作品。 多少無理やりな所はあるが、全体的には心温まる内容。 道尾作品の中では好きな部類。
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推理に沿うように証拠をつくる。 優しい嘘、と言えば聞こえは良いが、当人がどう感じているかにもよる。 最後の話で、気付いているような素振りがあり、その優しさも解っているのだろう。
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大好きな道尾秀介の、あまり好きじゃないジャンル。 短編集だけあって最初の数ページ目から既に何かが起きてて展開も早くて読みやすかった。ミステリーではあるけど全てのストーリーが軽くて軽くて2日で読了。心温まるストーリーにもっていこうとしてるの…かな?けど私の心は特にあたたまりもせず、...
大好きな道尾秀介の、あまり好きじゃないジャンル。 短編集だけあって最初の数ページ目から既に何かが起きてて展開も早くて読みやすかった。ミステリーではあるけど全てのストーリーが軽くて軽くて2日で読了。心温まるストーリーにもっていこうとしてるの…かな?けど私の心は特にあたたまりもせず、薄い印象のまま終了。 カササギの言動が謎で掴みどこがなく、途中何度も伊坂幸太郎作品を読んでいるような気になった。 暇つぶし程度にサクッと読むには最適。人に勧めることはないだろうけど。
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道尾秀介の作品はホラーのイメージが強かったけど、こんな作品もあったんだ、と意外に思った。無責任に見当違いな推理を披露するカササギに、フォローする日暮。2人のバランスがよかった。
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題名にある通り、四季に関する四つの事件が収められており、読み終わったあと、推理ものにも関わらずどこか心が温かくなる作品だった。
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日常系短編ミステリ風小説…というようなジャンル。 最後のお話はほっこりして面白かった。 続編もありそうな終わり方だった。
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