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カササギたちの四季 の商品レビュー

3.3

103件のお客様レビュー

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    1

  2. 4つ

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    53

  4. 2つ

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2015/02/10
  • ネタバレ

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ライトなミステリー。米沢穂信っぽい、と思っていたら、解説をしていた。 どこかのんびりとした空気と時間が流れる物語だが、いったん人が間違える推理を推測して肯定した上で、推理が覆らない形で真実を掴むという高度なことがなされている。 それでいて、常に主人公が他人のことを思いやっている様は読み終える頃には、惹き付けられていたり、反省させられたり、応援していたりする。

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2015/01/30

感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201501/article_6.html

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2015/01/27

どうして川が曲がりくねっているか、知ってますか? ー水が、高いところを避けて通るからです。だから川は、こうして曲がりながら延びていく。でも、すごく綺麗だと思いませんか? 印象深かった言葉でした。 日暮さんの推理、洞察力はすごいです。 カササギさんの言動をも察知する。 なかなか...

どうして川が曲がりくねっているか、知ってますか? ー水が、高いところを避けて通るからです。だから川は、こうして曲がりながら延びていく。でも、すごく綺麗だと思いませんか? 印象深かった言葉でした。 日暮さんの推理、洞察力はすごいです。 カササギさんの言動をも察知する。 なかなかおもしろいお話でした。

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2015/01/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どうもしっくりこない。 話は、そこそこ面白いが、状況が不自然だからか? 登場人物の関係もイマイチ

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2014/11/30

四季というタイトルの通り、4つの季節の話が収録されている。タイトルにも含まれている主人公、華沙々木は、的外れの推理を展開するちょっと困った人。一作目、二作目を読んだ時点では、道尾さんの巧妙なトリックはなく、あまり面白さはなかったが、三作目(秋)で、菜美の過去の話になると、急に物語...

四季というタイトルの通り、4つの季節の話が収録されている。タイトルにも含まれている主人公、華沙々木は、的外れの推理を展開するちょっと困った人。一作目、二作目を読んだ時点では、道尾さんの巧妙なトリックはなく、あまり面白さはなかったが、三作目(秋)で、菜美の過去の話になると、急に物語の面白さが増した。四作目は、各話冒頭に出てくるヤカラと思われる和尚との話で、これまたとても面白く救いのある話であった。しかし、華沙々木の困ったっぷりは最後まで改善せず、彼に関しては救いがない。

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2014/11/07

リサイクルショップの店長カササギと売れない商品ばっかり引き取ってくる副店長日暮。そして、その店に入り浸る中学生菜美。この3人が遭遇する事件のお話。 軽ーいミステリーの連作集。サラッと読めます 1.春、ブロンド像の話 2.夏、工房の話 3.秋、菜美がリサイクルショップに通うよう...

リサイクルショップの店長カササギと売れない商品ばっかり引き取ってくる副店長日暮。そして、その店に入り浸る中学生菜美。この3人が遭遇する事件のお話。 軽ーいミステリーの連作集。サラッと読めます 1.春、ブロンド像の話 2.夏、工房の話 3.秋、菜美がリサイクルショップに通うようになったきっかけの話 4.冬、住職の話 最後にカササギも菜美も、実は日暮がやってたこと知ってましたっていう感じかなーと思ったら、カササギ、本当に気付いてないのね...笑 ちょっと迷惑な温かみのあるお話です。

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2014/10/22

さらっと読めば日常の謎を解くほんわかミステリーです。捻くれて読めばこの短編集で終われば問題ないけど続けば破綻しそうな綱渡りなヒューマンドラマ。読みたいような、読みたくないような。。。華沙々木くんはちょっとズレてるから大丈夫なのかな!?

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2014/10/13

誰も不幸にならない事件もの。私の苦手な短編の集まりだったので、チョット残念。けど、最後の「冬 橘の寺」はホロっとした。

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2014/09/30

正直、一章読んだ時点ではそんなに面白いと思わなかった。 冒頭での住職のやりとりで、赤字経営しているリサイクルショップ がなぜ赤字なのか少し垣間見えるけど。 一見理にかなっているようで、実は見当違いもいい所の 迷推理を堂々と披露する、全く仕事している素振りを見せない リサイクル...

正直、一章読んだ時点ではそんなに面白いと思わなかった。 冒頭での住職のやりとりで、赤字経営しているリサイクルショップ がなぜ赤字なのか少し垣間見えるけど。 一見理にかなっているようで、実は見当違いもいい所の 迷推理を堂々と披露する、全く仕事している素振りを見せない リサイクルショップの店長、華紗々木。 華紗々木の迷推理をが間違いだとバレてしまうと 彼を尊敬している少女が明るく生活できないとかで、 必死に自分のリペア技術を使いニセの証拠をこしらえ、 さも推理が当たったような結末を用意しつつ、 後から真相を当人だけに伝え解決する副店長の日暮。 そして華紗々木を羨望の眼差しで見つめ、 お店に入り浸り日暮しの交渉下手をなじる 中1の少女、菜美。 一章は日暮れがやけに菜美の笑顔を守る事を強調 してるんだけど、一体何でそこまでして迷探偵を調子こかせ 小細工を弄しているのかさっぱり。 二章でもそこはモヤモヤしたままで、この20代後半の男2名 の店に入り浸ってる女子中学生って構図は、 はたからみるとちょっと危ないんじゃないかなぁとか思ったり。 三章で彼らが知りあうきっかけが書かれてようやく腑に落ちた。 リペア技術ってそんなに万能なのかって感じもしたけどw 四章でウルっときたよ。 最後までちゃんと読んで良かったわw にしても、日暮は良い人過ぎだろ。  幼い頃の母との死別の記憶をやけに引きずってるけど、 だからってここまでするかって感じは最後まで残ったけどね。 んでも、自分の為じゃなく他人を傷つけないために嘘をつき、 その嘘がばれないようにがんばるのは悪くない。

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2014/09/23

ほんのりした短編です。 これまで道尾さんの本は向日葵の咲かない夏と、月と蟹を読んでいたので、あまりのほんのり感にびっくりしました。 道尾さんは実際、何でも書ける作家さんなのだと思います。 軽いものから重厚なものまで。 その差が大きくて、まるでなんオクターブもの声が出るオペラ歌...

ほんのりした短編です。 これまで道尾さんの本は向日葵の咲かない夏と、月と蟹を読んでいたので、あまりのほんのり感にびっくりしました。 道尾さんは実際、何でも書ける作家さんなのだと思います。 軽いものから重厚なものまで。 その差が大きくて、まるでなんオクターブもの声が出るオペラ歌手みたい。 そんなことを読んだ後の今になって感じます。 この作品は、日常に溢れる嘘と、事件と、人間くささの話。 人間って不思議だけど、素敵だと思います。

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