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いつまでもショパン の商品レビュー

3.8

201件のお客様レビュー

  1. 5つ

    47

  2. 4つ

    69

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    0

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2014/01/24

岬先生のシリーズ第3弾です。 今回の舞台は、ポーランド。 ショパン・コンクールの行われている数日間、テロが勃発します。 華やかなコンクールの舞台とテロ事件、さらにはアフガニスタンの 紛争まで織り込んで、どうなるかと思いましたが、 みごとに収束されています。 ざわつく気持ちが、すー...

岬先生のシリーズ第3弾です。 今回の舞台は、ポーランド。 ショパン・コンクールの行われている数日間、テロが勃発します。 華やかなコンクールの舞台とテロ事件、さらにはアフガニスタンの 紛争まで織り込んで、どうなるかと思いましたが、 みごとに収束されています。 ざわつく気持ちが、すーーっと緩んでいきました。 岬先生は、何処へ行っても淡々としてスマートです。 でも、ピアノの前では全力投球! 真摯に向き合う姿に惚れぼれします。 岬先生のノクターンが聴こえてくるようでした……。 スピンオフで、前二作の教え子たちがでてきます。 大人になった姿がちょっと嬉しかったです。

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2014/03/22

物語は、正直、荒唐無稽に思うが、ウッカリ騙されてしまった。 が、音楽を文字での表現には、本当に舌を巻く。目で追っているはずなのに、耳から聞こえてくるように感じていた。

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2014/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに、ウルッときました。 舞台は、ポーランド。ショパン・コンクールに参加する岬洋介だが、テロが起きてというストーリー。 このひとの作品は、初めてで、クラシック音楽に興味や知識があると、もっと楽しめたかなという感じです。ポーランド人の岬と同じコンテスタントのヤン・ステファンは、最初、名門の音楽一家の重圧に苦しんでいたけど、だんだんと成長して重圧から解放されて行く様が良いです。岬が、ある出来事で、自分の無力感を悟るけど、演奏でマリーとの約束を叶える姿に、ウルッとしました。 岬の言う、「その人がいきる手段というのは、その人の武器になるんです」という言葉、少なくとも、自分だけは今の仕事や生き方に誇りを持っていたいと思える一言でした。

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2014/01/22

ショパンを楽しむ本。コンテスタント達のピアニシズムは、誰をイメージしながら描かれたのか想像しながら読むと一層楽しめそう。さらにCD聴きながら読むとイメージが膨らみます。岬の演奏は誰が一番当てはまるのだろう。こんな演奏聴いてみたいなあ。

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2014/01/21

音楽×ミステリの岬洋介シリーズ。 ショパンコンクールに参加するためにポーランドへ向かった岬。 ちょうどその頃、ポーランドではテロ事件が多発しており、 厳重警戒中だったのだが、コンクール会場の控室で刑事が殺され、 10本全ての手の指先が切られるという事件が発生する。 中止される...

音楽×ミステリの岬洋介シリーズ。 ショパンコンクールに参加するためにポーランドへ向かった岬。 ちょうどその頃、ポーランドではテロ事件が多発しており、 厳重警戒中だったのだが、コンクール会場の控室で刑事が殺され、 10本全ての手の指先が切られるという事件が発生する。 中止されること無く続行されたコンクールに挑む岬を始めとした 参加者たちの様子を母国ポーランドの期待の新星ヤンの目線で 物語は語られていく。 今回はミステリはほんのちょっとですね。 テロや戦争を背景とした事件の割には・・・と物足りない感じ。 明らかに今回は音楽小説として読まれるべきだな。 そちらの描写の方が圧倒的に多いですし、このコンクールを通して 成長するヤンの物語といった方がいいのかもしれない。 このシリーズ、やっぱり音楽の知識という下地を作ってから 読んだほうが良さそうだなぁ。 無知な者にもそれなりに素晴らしさは伝わってくるんだけどね。

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2014/01/21

安定のいきおいがある!前2作(番外編は除く)音楽表現の部分が多かった。やはり音楽の話は映像で見たくなる。 今回はポーランドの若手ピアニストであるヤンが主人公で書かれていたけど、彼の成長が見られて満足感がある。ただ、どんどん岬先生は神がかった存在になっていくのが気がかり。先生はどう...

安定のいきおいがある!前2作(番外編は除く)音楽表現の部分が多かった。やはり音楽の話は映像で見たくなる。 今回はポーランドの若手ピアニストであるヤンが主人公で書かれていたけど、彼の成長が見られて満足感がある。ただ、どんどん岬先生は神がかった存在になっていくのが気がかり。先生はどうやって今の岬洋介になったのだろうか。3作目も出たことだし、シリーズは続くと期待しています! ところでいつまでたっても、誰が黒幕なのかわからない私は、ヤンと違って成長していないということかしら(´Д` )

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2014/01/20

ショパン各曲を様々なピアニストの演奏で頭の中に再生させる豊かな表現に,頁を捲る手が止まらない.御蔭でミステリィとしての要素には重きが置かれていないけれど.

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2014/01/20

中山七里3作目 これも良かった。 演奏時の細かな描写のためか、熱気が伝わってくる。ページをめくるたびにクラシックが聞こえてきそうな気がする。 ミステリ部分はとって付けたような印象を受けたけど、作中に引き摺り込まれる。 次作が有るなら早く読みたい。

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2014/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ポーランド・ワルシャワでのショパン・コンクールが舞台。中山さんの本は軽く一気に読めるのがいいですね。「さよならドビュッシー」からはじまる音楽ミステリー「岬洋介シリーズ」の3作目ですが、前作を読んでいなくても問題なく楽しめました。 小説のカテゴリーとしては「ミステリー」ですが、実際のところ謎解き要素にはあまり比重が置かれていません。むしろ、この作品で特筆すべきなのは、コンテスタントたちが演奏する曲を文章で表現しているのの素晴らしさ。イヤホンでショパンのアルバムを聴きながら読んだのですが、個性的な登場人物たちが演奏する曲がページの向こう側から聴こえてくるような思いがしました。 文章で物事を表現するというのはなかなか難しい作業です。食べた料理の美味しさを伝える難しさは、日々感じているところです。ましてや、目に見えない音楽の魅力をこれだけびしびしと伝えられるなんて、本当に物凄いこと。読後には、まるで感動的なクラシックコンサートが終わった直後のような満足感に満たされました。 シリーズの前作「おやすみラフマニノフ」は、あいにくまだ読んでいません。近々、ラフマニノフの曲を聴きながら読んでみようと思います。

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2014/01/16

 うーむ、「ショパン」というキーワードに触れ、つい手に取るも、やはりというか自分には若干テイストが合わないと改めて(前作でもそう思ったのだが)感じてしまった。過度に楽曲に関する記述が多く感じてしまう。もう少しそのへんは抑え、本来のミステリー部をもっと凝った、かつそれこそ曲のように...

 うーむ、「ショパン」というキーワードに触れ、つい手に取るも、やはりというか自分には若干テイストが合わないと改めて(前作でもそう思ったのだが)感じてしまった。過度に楽曲に関する記述が多く感じてしまう。もう少しそのへんは抑え、本来のミステリー部をもっと凝った、かつそれこそ曲のようにながれるような展開になればより良いなあ、と偉そうもに思ってしまう。  といいつつ、音楽ねた好きということもあり、氏の著作を見つけると即購入し、即読むのではあるが・・・・

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