GIVE & TAKE の商品レビュー
ビジネスの世界は「やるかやられるか」のゼロサムゲーム。それが従来の常識であった。しかし本書では惜しみなく与える者すなわちGiverこそ長期的には成功すると主張する。それを裏付ける調査や事例も豊富だ。 本書で語られるGiverは『FREE』やシリコンバレースタイルに近いものかもし...
ビジネスの世界は「やるかやられるか」のゼロサムゲーム。それが従来の常識であった。しかし本書では惜しみなく与える者すなわちGiverこそ長期的には成功すると主張する。それを裏付ける調査や事例も豊富だ。 本書で語られるGiverは『FREE』やシリコンバレースタイルに近いものかもしれない。与えるこそこそ全体的な進化につながると。 とはいえ論拠に欠ける事柄を帰納的に積み上げてGiverの優位性を主張している印象を受け、やや冗長的かつ情緒的な感想を持ってしまった。
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ギバー、テイカー、マッチャーに分けて、それぞれの特徴をわかりやすく取り上げた本。自分は結局、どのタイプか。ギバーでありたいと思い、行動する反面、テイカーやマッチャー的な行動もある。「根っからの〇〇」な人もいるが、時と場合によるという人もいるのかもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ギバー(与える人)」「テイカー(受けとる人)」「マッチャー(バランスをとる人)」 。大きな成功を収めるのはギバーが多いそうです。 かと言ってギバーは常に御人好しに与え続ければ良いということでもなく、ギバーを食い物にするテイカーを見極めながら、状況によってギバーとマッチャーを使い分けるのが良いそうです。私は何に当てはまるかというと、「マッチャー」でしょうね。「見返り」を全く期待しないというほど達観出来ません。もっと広い心を持とうと本著を読みながら思ったのでした。
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与える人に結局全てが回ってくる。ということを説いた本。 自分はまだその境地にいないけと、周りの社外講師などを見ていて、成功はれている方、幸せそうな方は間違いなくみんなギバーだと思う。
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「正直者はバカを見ない」ということを多角的な視点から証明している。内容は興味深いが、中盤から論理構成が甘く、中だるみのまま惰性で結論付けが行われている。単一トピックではやや冗長な感あり。
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人を3つのタイプに分けた時の行動パターンや、それが及ぼす効果について書かれた本。非常にボリュームもあり内容も○。いつか再読したい。30代半ば以降でないと、理解することが難しいかも。 以下抜粋 -------------------------------- ・ギバー:人に惜しみ...
人を3つのタイプに分けた時の行動パターンや、それが及ぼす効果について書かれた本。非常にボリュームもあり内容も○。いつか再読したい。30代半ば以降でないと、理解することが難しいかも。 以下抜粋 -------------------------------- ・ギバー:人に惜しみなく与える人 ・テイカー:真っ先に自分の利益を優先する人 ・マッチャー:損得のバランスを考える人 ・初対面で一番好感を持たれるのは、「権利意識が強く、人を操作したり利用したりする傾向のある人々」(=テイカー)→つまり自分に全く利益をもたらさない人をどう扱うかで、その人がどんな人間がはっきりわかる。 ・自分の知力だけに頼った、一見個人の力を大きい仕事でも、成功するかどうかは自分で理解している以上に、他の人々の協力にかかっている。 ・テイカーは自分が他の人より優れていて、別格の存在だと考える傾向がある。だから他人に頼りすぎると、守りが甘くなってライバルにつぶされてしまう、と考えているのだ。ギバーは頼りあうことが弱さだとは考えない。それよりも、頼りあうことは強さの源であり、多くの人々のスキルをより大きな利益のために活用する手段と考えている。 ①遅刻をしない ②努力を惜しまない ③人に親切にする ④道をはすれたことをしない ・責任のバイアス →恋愛関係にある二人に、ゴミ出し、デートの計画など関係維持のためにあなたがこなしているのは何パーセントか?という質問をすると、3/4のカップルは100を超える。お互いに自分の貢献度合いを課題評価している。 ・ギバーは遠慮はしない。ネタが使い物にならない、と思えば相手にはっきりそういいます。だからといって「自分自身が使い物にならない」と言われたとは誰も思わない。 ・自己成就予言:他人から期待されるとそれに沿った行動をとって期待通りの結果を実現すること →成績のよくない生徒を向上させるには、教師が生徒に抱く期待がとりわけ重要 ・マッチャー:危険を冒したくないので、見込みがあるというはっきりとした証拠を手にするまでは助けを差し控えることが多い。 ギバー:すべての人のなかに可能性を見出そうとするので、可能性の片鱗が見え隠れするまで待っていたりはしない。(原石は見つけるのではなく、磨く) ・(ギバー)かかわりのある人に”自分は特別なんだ”と思ってもらうために、できるだけ多くのことを与え教えようとする ・テイカー:うまくいってない投資に責任を感じ、自分のプライドやメンツを守るためにさらなる投資をしようとする。 ギバー:同僚と会社を守ることを第一に考えるので、進んで失敗を認め柔軟に意思決定しようとする。 ・ギバーは他人に尽くすため、テイカーやマッチャーより一生懸命、それよりも長い時間進んで働く ・人に影響を与える要素は優位と信望。 優位:テイカーは強気なコミュニケーションをとる。力説し声を張り上げて権利を主張し、確認をもって自分をアピールし、実績を強調し、信念とプライドをかけて売り込む。しかし疑い深くなっている人に対して、優位に立とうとすればするほど相手は抵抗するもの。(=ゼロサムゲーム) それに対し信望はゼロサムではない。尊敬と賞賛はいくらでも与えることができるからだ。信望には、無限に続く価値があると言うことだ。 ・人は話せば話すほど、いっそうグループについて知ったと思うもの。 ・ギバーが燃え尽きるのは与えすぎたことよりも、与えたことでもたらされた影響を、前向きに認めてもらえていないことが原因。 ■他社志向のギバーになる:自分のために人のためになることを行う。そのために、 1.人助けはまとめてやる(決まった時間にまとめて) 2.年間100時間のルール(ボランティアでも年間100時間程度行うと、人のため、という意識から 自分のため、という意識が大きくなり自身の幸福感が増す) ・テイカーを相手にするときは、自衛のためにマッチャーになるのがいい。ただし3回に1回はギバーに戻ってテイカーに名誉挽回のチャンスを与える。 ・人に貢献できるとともに、自分自身も利益を得ることができる ・往々にして人は、他人をギバーでないと思い込み、相手に与えるきをなくさせたりするような言動や行動をとるもの。 ・テイカーをギバーにするためには・・・ →与えることを人目にさらすこと
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この本は、人生で自分は損をしている、与えてばかりで見返りが無いと感じている人への処方箋である。また、「燃え尽き症候群」が気になる向きにも参考になる箇所がある。 まぁよくありがちな自己啓発本だろうと思ったら、そうでは無かった。厚い本も内容の薄い実例の切り返しではなく、これでもか、こ...
この本は、人生で自分は損をしている、与えてばかりで見返りが無いと感じている人への処方箋である。また、「燃え尽き症候群」が気になる向きにも参考になる箇所がある。 まぁよくありがちな自己啓発本だろうと思ったら、そうでは無かった。厚い本も内容の薄い実例の切り返しではなく、これでもか、これでもかと思い込みを打ち砕く力がある。思いの外読むのに手間取ってしまった。 本書では、ギバー、テイカー、マッチャーを定義し、特にギバーの長所の活かし方、短所への対策を述べたものである。私の場合、自分が隠れギバーであり、その活かし方やテイカー対策という面で実生活に活かせる内容だった。 複数の組織の代表と交渉する役目がある人でかつ駆け引きが苦手だと思っている人はこの本から得られることはかなりあるだろう。特に自分をすり減らしている人には、何のために他者に与えるのかということ、自分を燃えつかせないためにいったん立ち止まる時にに道を示すと思う。 今苦しんでいる人に届けば良いと切に願う。
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自分自身は、ギバーかマッチャーか悩んでしまった。ギバーであると燃え尽きてしまいがちだが、うまくギバーから与えられた影響を前向きに認めてもらうことと、100時間ルールを決めておくという部分に強く共感。 この本を読んで、人間関係や仕事の取り組み方について深く考えさせられた。
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「いい人は成功できないのか?」そんな疑問に答えてくれる一冊でした。与えることこそが長い目で見て成功していくために必要なんだと、心の奥では感じていても実際どうなんだよ?というあたりを著者の研究・調査、事例を交えた語りでナルホド!と思わせてくれました。 ただ、読了してブログに感想を書...
「いい人は成功できないのか?」そんな疑問に答えてくれる一冊でした。与えることこそが長い目で見て成功していくために必要なんだと、心の奥では感じていても実際どうなんだよ?というあたりを著者の研究・調査、事例を交えた語りでナルホド!と思わせてくれました。 ただ、読了してブログに感想を書いたあとAmazonのレビューを読んで、 ・ギバー、テイカー、マッチャーを判別するテストがどのようなものか明らかにされていないこと。 ・ギバーだから成功したのではなく、成功したからギバーになれたのではないかということ。 という上記の指摘が書かれていたが、確かにその点の説明が欠けていたなと感じた。 それでも、本書は成功するギバーの秘密を記してある点で一読の価値があったと感じた。
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読書時間 7時間50分(読書日数 26日) 「ギブ・アンド・テイク」という、ビジネスとしては当たり前の原理原則を形成することについて、心理学といった観点から書かれた、普通のビジネス書とは一線を画した書 ビジネスマンのタイプとして「ギバー(人に惜しみなく与える人)」「テイカー(...
読書時間 7時間50分(読書日数 26日) 「ギブ・アンド・テイク」という、ビジネスとしては当たり前の原理原則を形成することについて、心理学といった観点から書かれた、普通のビジネス書とは一線を画した書 ビジネスマンのタイプとして「ギバー(人に惜しみなく与える人)」「テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)」「マッチャー(損得のバランスを考える人)」といるが、たいていの人はマッチャーが多い。 ビジネスとして成功するためには「ギプ」だけでは足らず「テイク」をしっかりやらないと成功はしない。与える事はすばらしいが、それだけでは自分を犠牲にするだけで、息切れを起こしてしまう。 ギバーになれれば最高の勝利者になる事が可能だが、そのためのマインドが重要で「守るべきもののため」にするという事がいいのだもわかった。 かなり読むのに時間がかかってしまった。久々にアウトプットもしてみたが、それでも時間がかかって、あまり「この本の良さ」を体感できなかった事が反省である。 もう一度、アウトプットに時間を使ってみたいと思う。
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