つながる図書館 の商品レビュー
武蔵野プレイスや千代田図書館、小布施のまちとしょテラソ、武雄市立図書館、あるいは個人、 NPO単位での図書館活動など「まちづくりのインフラ」として注目されている各図書館を紹介している本。 多様な図書館のあり方に、基本的には肯定的なスタンスで書かれている。 後半は、指定管理者制度...
武蔵野プレイスや千代田図書館、小布施のまちとしょテラソ、武雄市立図書館、あるいは個人、 NPO単位での図書館活動など「まちづくりのインフラ」として注目されている各図書館を紹介している本。 多様な図書館のあり方に、基本的には肯定的なスタンスで書かれている。 後半は、指定管理者制度や、県立図書館と市町村立図書館の共存、電子図書館など、現状の図書館行政についても言及されている。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
取り上げられている図書館: 武蔵野プレイス 千代田図書館 小布施町 まちとしょテラソ 島根県立図書館 神奈川県立図書館 伊万里市民図書館 武雄市図書館 島根県海士町
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最近はあまり図書館には行かないのですが、今はこんなことになっているのですね・・。図書館がビジネスを支える機能を持つという発想は恥ずかしながら考えたこともありませんでした。
Posted by
いろいろ思うところはあるが、見学済図書館がたくさん出てきて楽しかった。伊万里さんと武雄さんの比較はとても面白い。
Posted by
15冊目。色々な図書館があることがわかったのでよかったです。この中で紹介されていた本も読んでみたいです。特に「たけお散歩」。 ちょっと残念だったのは、人と図書館のつながりや、県立図書館と市町村立図書館の役割の違いはなんとなく理解できましたが、複数の組織が関連しあっていたりする、「...
15冊目。色々な図書館があることがわかったのでよかったです。この中で紹介されていた本も読んでみたいです。特に「たけお散歩」。 ちょっと残念だったのは、人と図書館のつながりや、県立図書館と市町村立図書館の役割の違いはなんとなく理解できましたが、複数の組織が関連しあっていたりする、「つながり」具体的な例が欲しかったです。まだ形成中なのかもしれせん。こういうときこそ参照調査(リファレンス)の出番なのかも知れないと感じました。
Posted by
無料で本が借りることができる地域サービス。いわば私たちが納税した税金から成り立ってるのね。 作家は全国に図書館があればその数は本が売れ印税は入るけど、無料で沢山の人が本を読むってことはなんか違和感がある 本を読むのが好きだけど作家にお金は払わない それって本当に本が好き?作家...
無料で本が借りることができる地域サービス。いわば私たちが納税した税金から成り立ってるのね。 作家は全国に図書館があればその数は本が売れ印税は入るけど、無料で沢山の人が本を読むってことはなんか違和感がある 本を読むのが好きだけど作家にお金は払わない それって本当に本が好き?作家を愛している? 本を読んでいる自分に溺愛してるだけじゃない? 図書館で借りた本にありがたみを感じなくなりました。 自治体が営利目的ではなく著者に利益を配分する目的で10円、20円でも借り手が支払って二次使用料を徴収して著者に還元してほしい。 この仕組みがあれば書いた方も読んだ方もお互いが相互利益になると思うんだけど 税金払ってるから、自治体のサービスだから という前に著者の権利は… これは図書館法という物が立ちふさがるので、私の言ってる図書館で二次使用料徴収は法的に権利として認められない 著者に本を読まさせてくださいっていう意味で 私は新刊や文庫本を買います。 といっても公務員や政治家は徴収された税金をお給料としてもらって生活してるわけだから心に響かないわね 中堅の貧乏作家さん達、立ち上がらないかしら? 図書館二次使用料徴収計画
Posted by
2003年の地方自治法改正で指定管理者制度(※)が導入され、進化してきた図書館・守り続けられている図書館の今について書かれている。 (大学生のときの自分の専攻で講義でも話題になっていた話だったので、今どうなっているのか興味があって読んでみた) 「無料貸し本屋」ではない図書館をど...
2003年の地方自治法改正で指定管理者制度(※)が導入され、進化してきた図書館・守り続けられている図書館の今について書かれている。 (大学生のときの自分の専攻で講義でも話題になっていた話だったので、今どうなっているのか興味があって読んでみた) 「無料貸し本屋」ではない図書館をどう作っていくのか。 レファレンスに力を入れ、本を貸すだけではなく人と人をつなぎ合わせることで産業さえ起こしてしまう図書館・ その土地に根ざした資料集めとしてオーラルヒストリーを実施しアーカイブス化する図書館・ 企業と連携して観光名所として発展、地域活性化に寄与する図書館・ さらにはインターネット社会になったことで発生してきた街丸ごと図書館など、 一口に図書館といっても多種多様な様子がバランスよく紹介されている。 ※それまで地方公共団体やその外郭団体に限定していた公の施設の管理・運営を、 株式会社をはじめとした営利企業・財団法人・NPO法人・市民グループなど 法人その他の団体に包括的に代行させることができる制度 (Wikiより・・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E5%AE%9A%E7%AE%A1%E7%90%86%E8%80%85%E5%88%B6%E5%BA%A6)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
猪谷千香『つながる図書館 コミュニティの核をめざす試み』ちくま新書、読了。24時間貸し出し可能な図書館から米粉ベーカリーを貸し出す図書館まで。これまで公共図書館は「無料貸本屋」と批判を受けてきたが、今、図書館に変化が起こっている。私たちの暮らしをよくする全国の図書館を歩いた最新の報告。 公共図書館とは「赤ちゃんからお年寄りまで利用者の年齢を選ばす、職業や収入も選ばず、無料で使える稀有な公的施設」。「無料でベストセラーを借りられる」場所だけの理解であれば、本書の報告に驚き「あなたの人生、損してますよ」と言われれば納得してしまう。 図書館とは何か。「図書館にはその土地の歴史と記憶が保存されている。同時に本というメディアを通じた人と人との交流の場であり、人々の心のよりどころでもあるのだ」。だからこそ地域地域でその取り組みはユニークなるものとなるし「コミュニティの核」となる。 図書館に興味がある人もない人にも読んでほしいし、コミュニティ・デザインの実践事例としても本書は楽しく読むことが出来る。指定者管理制度や官製ワープアの問題にも言及あり。ひととつながることの意義を再考させてくれる一冊。 (以下、蛇足) 図書館は「知の拠点」ゆえ「知りたい」ことに答えてくれる場所でもある。コンシェルジェを置いたり暮らしの相談へ連動する図書館もある。しかし「本」にちなむ身近な疑問解消の報告が面白い。これは福井県立図書館の話。「カンサンジというテレビに出てる評論家、生姜みたいな名前の人」の本を知りたい⇒姜尚中 福井県立図書館が受けた他の珍レファレンス⇒「100万回死んだねこ」(『100万回生きたねこ』)、「衝撃の巨人」(『進撃の巨人』)、「村上春樹のオオサキさんがどうしたとか……」(『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』)などw http://www.library-archives.pref.fukui.jp/?page_id=368 まあ、これは他人事ではないのだけど
Posted by
公立図書館が模索する、課題解決の場作り(鳥取県立図書館)、町民が主役でデジタルアーカイブ化、街中、カフェや酒屋に本棚を100箇所設立する小布施町まちとしょテラソ、CCCと組んだ武雄市立図書館、海士町の中央図書館など、街づくりと絡めた公共図書館の未来図を紹介していく。メモ。(1)公...
公立図書館が模索する、課題解決の場作り(鳥取県立図書館)、町民が主役でデジタルアーカイブ化、街中、カフェや酒屋に本棚を100箇所設立する小布施町まちとしょテラソ、CCCと組んだ武雄市立図書館、海士町の中央図書館など、街づくりと絡めた公共図書館の未来図を紹介していく。メモ。(1)公立図書館は社会教育施設。僕たちの図書館は街づくりの為の交流施設。…今、ここに暮らしている人たちを見ています(2)図書館で就農相談会を開くことになりました…。11組の方が来ました。年間50組だった当時、これは大成功だと言われました。…色々な人が訪れ、色々な情報が揃っていること。新しい情報と人がクロスし出会える。(3)本の貸し借りによって生まれるコミュ二ケーションが人と人を繋ぎ街を作って行く。そしてそれは社会の活力へと繋がる。
Posted by
自分が知ってい姿とは全く違う図書館がこんなにもたくさんあって魅力的だったし、引き込まれた。でも、方々から多くの人が訪れる図書館というよりは、地元民しか行かない部屋として馴染みがあるから、そういう図書館は残って欲しい気もしました。飲食、私語厳禁の図書館はもう古い考え方なのかな…?
Posted by