秘密(下) の商品レビュー
上巻はちょっとモタモタしながら読んだけど、下巻は一気に読めた。それほど物語に引き込まれたということなんだろう。秘密がいろいろ明かされて、「え、そうなの!?」と驚いたり、「うんうん、そっか」と納得したり。物語冒頭の事件が最後にはピタリとハマったものね。それにしても、ヴィヴィアンが切...
上巻はちょっとモタモタしながら読んだけど、下巻は一気に読めた。それほど物語に引き込まれたということなんだろう。秘密がいろいろ明かされて、「え、そうなの!?」と驚いたり、「うんうん、そっか」と納得したり。物語冒頭の事件が最後にはピタリとハマったものね。それにしても、ヴィヴィアンが切ないなあ。
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母の過去の秘密とそれに迫る娘のミステリーの後半。 一番の謎は自分の推理通りだったのですが、物語の展開と構成がうまくて、一気に読まさせられました。 ミステリーではあるが、英国戦中青春物語としても、その時代感を十分に堪能できました。 登場人物や人間関係も海外作品にしては絞られていてわかりやすかったです。
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過去と現在、複数の視点から織り上げられていく物語。物語の中心にいるドロシーという女性が、困ったことにどんどん嫌になっていくので、娘であるローレルの思い出の中の彼女と重ならず、そのズレがどこで修整されるのか、どんな結末を迎えるのか、もしかしたらこれは…という予感を早く確かめたくて一...
過去と現在、複数の視点から織り上げられていく物語。物語の中心にいるドロシーという女性が、困ったことにどんどん嫌になっていくので、娘であるローレルの思い出の中の彼女と重ならず、そのズレがどこで修整されるのか、どんな結末を迎えるのか、もしかしたらこれは…という予感を早く確かめたくて一気読み。ただし、彼女たちの世界を表す描写がみっちり読ませる面白さなので、楽しいのに焦れったい。 最後はパズルのピースがどんどんはまっていくような気持ちよさと、何故か無常感のほろ苦さ。
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ええ-? うわっ。 おお~! でした。わたし、素直なのかな(笑)。すごくカタルシスがあった。ものすごく身体が疲れてぐったりしているときに読み終えたのだけど、終わったらすっきりして立ち直っていた。小説のカタルシスが疲労回復に効くこともあるのね。
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下巻も胸が苦しくなったけど、面白かった! 登場人物の性格の違和感もそういうことか!って。 戦後にみんなどういう気持ちで生きてきたのかと考えると切なくなった。
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下巻の方が面白く読めた。先の展開が気になって仕方がなく、一気に読んでしまった。この物語の展開は、さすがだなという感じ。最後は思わず涙してしまった。連休の時などに、まとめて読むことをおすすめしたい。
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つまらないと思って読んでいたが、最後の種明かしで一変した。私には予想できなかった。エンディングがまた良い。目頭が熱くなる。素晴らしい作品だった。世間の高評価に納得。
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私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ ...
私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ つまらない もしくは趣味が合わない 2015.4.19読了 上巻に合わせて記載。
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この上なく長い旅路を、もうすぐ歩み終えられそう――と思った瞬間だった。 まるで空が落ちてきたかと思うほどの衝撃。 “大どんでん返し” それはまさにこの本のためにとっておくべき言葉だ。 「秘密は心の被膜ぎりぎりのところに身を潜めていて、 それを抱える人の決意にひび割れを見つけるや、...
この上なく長い旅路を、もうすぐ歩み終えられそう――と思った瞬間だった。 まるで空が落ちてきたかと思うほどの衝撃。 “大どんでん返し” それはまさにこの本のためにとっておくべき言葉だ。 「秘密は心の被膜ぎりぎりのところに身を潜めていて、 それを抱える人の決意にひび割れを見つけるや、 そこからいきなり這い出してくる」(本文より) 秘密を秘密のままに留めてきた“彼女”の強靭さを想う。 なぜそれほど頑なに…そして、そもそも“彼女”とは 誰だったのか? この密閉を解く快感は、読み通した人にしか味わえないものだと思う。 読んでいる間、何度も何度も目を見張った。
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後半、半分を過ぎそろそろ~というところからのぶち壊し気味の展開たるや!! ジグソーパズルをコツコツと組み立ててきたはずだったのに「え!」「あ?」 本を読み終えるとたいてい思う「あ~よかった」 そういう感想が空々しく、白々しく思えるほどの『秘密』なのでした・・・。
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