明日町こんぺいとう商店街(1) の商品レビュー
例えば、小学生の時にこういう商店街の中で育ったとしたら、きっと心に大きな財産を詰め込むことができただろうな、ってそう思う。 オトナの童話、みたいなこのほのかに甘いやさしさが好きだ。
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若いひとでも知らないまでも懐かしい気分になるだろう古くから続く商店街の雰囲気。かと言って、「レトロ趣味」的なわざとらしさを感じない作品が集まっていて――実は、本を買ってから、今の時代の物語だと気がついて身構えたのだけど……素直に、ほっこりさせてもらえた。 「あずかりやさん」は、...
若いひとでも知らないまでも懐かしい気分になるだろう古くから続く商店街の雰囲気。かと言って、「レトロ趣味」的なわざとらしさを感じない作品が集まっていて――実は、本を買ってから、今の時代の物語だと気がついて身構えたのだけど……素直に、ほっこりさせてもらえた。 「あずかりやさん」は、短編集が出ているそうなので、読んでみたいと思いました。
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アンソロジーなので好きな話とそうでもない話が混在するのは仕方ないですね。ただでさえそんな感じなのに、何かのスピンオフというのは、ちょっと不親切じゃなかろうか。それだけで独立して読める話ならまだしも、やっぱり本編を読んでない人にはちょっとしっくりこない部分もあったので。
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いい塩梅のアンソロジー。 商店街の話なので、いろいろなお店があるように、いろいろな作家サンの味わいが楽しめる。
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本屋で一目ぼれ。でも買って良かった(^^♪ 最近こういうアンソロジー本が続いてるなぁ・・・ でも、この本で気になる作者が増えました!読むのが楽しみだな(*^_^*) 下町の片隅、明日町にある『こんぺいとう商店街』が舞台。 そこにあるお店7軒の話。 作家7人がそれぞれの話を書いてるのに、他のお店の話に名前だけ登場したりとか他の店のその後が知れたりとかリンクがあって楽しかった! 開店準備が楽しそうな「カフェスルス」、ちょっと不思議な「あずかりやさん」、おにぎりがおいしそうな「伊藤米店」、展開に驚いた「チンドン屋」、ちょっとワケありな商品を抱えた「三波呉服店」、ひな菊のせつない片思い「キッチン田中」、大家と気になる女の子の関係を怪しむ下宿人に笑ってしまった「砂糖屋綿貫」。 どれも面白かった~
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ある商店街を舞台にした7人の作家による7編の物語。個々の物語には特に繋がりがないのか、それとも緩く繋がっているのかわからないまま読み始めたものの、そのあたりまではあまりきちんと企画されてはいなかったのかなという印象。それぞれは悪くなかったですが。
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”明日町こんぺいとう商店街”を舞台に、商店街に連なるお店の日常を描いた7編のアンソロジー作品。 大山淳子さんの『あずかりやさん』のみ既読。 彩瀬まるさんお目当てだったんですけど、いずれも良かった。 彩瀬さんの作品はどこかピリッとしたものを感じさせ、やはり巧いなあーとしみじみ。 「頭の中のいちばんくだらない、誰にも言えない恥ずかしい空想を、馬鹿にしないで大事にした方がいいよ。それは、どんな瞬間でも必ずキリちゃんの心を守るから」という丸川さんの言葉が印象的。 松村栄子さんの『三波呉服店ー2005-』も良かったです。
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7人の作家たちが同じ設定で書いた商店街物語。作家の違いが意識にのぼらないほど作品同士がリンクしている。続篇がありそう。
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基本、アンソロジーを読んだ感想はかもなく不可もなくなことが多いのだけれど、これは今の心にピタリとはまったのか、初めから好きだと思い読み続け、最後まで好きのまま読み終えた一冊です。 7人の作家が明日町こんぺいとう商店街という架空の商店街にお店を出します。定年後に仲間たちと始めるカフ...
基本、アンソロジーを読んだ感想はかもなく不可もなくなことが多いのだけれど、これは今の心にピタリとはまったのか、初めから好きだと思い読み続け、最後まで好きのまま読み終えた一冊です。 7人の作家が明日町こんぺいとう商店街という架空の商店街にお店を出します。定年後に仲間たちと始めるカフェ、何でも預かる盲目の店主が営むあずかりやさん、野球部の息子がイケメンになつて帰ってきた土鍋で炊くおにぎりが売りの米屋さん、ちょっぴり切ないチンドン屋、埃と誇りが入り混じる呉服屋の店主、長い長い実らない恋が漂うキッチン田中、そして量り売りの砂糖を売る店で悶々と下宿する大学生。 個人的に初めて読んだ大山淳子さんのあずかりやさんと、大好きな彩瀬まるさんの伊藤米店が特に好きでした。なんかいつのまにか涙腺刺激されてたし。 こういう元気になって愉しく読める夢みたいなアンソロジーをもっと読みたいな。
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今年初めての本を読み終わりました!! どのお話も良かったです。。 タイトルも表紙も可愛いかったです♡ 招きうさぎ…招き猫みたいで縁起がいいですね(〃ノωノ) 今年初めに読むのいいかもしれません♪♪ こんぺいとう商店街、私も行ってみたいな(〃▽〃)ポッ 切なかったけど「キッチン田中」「伊藤米店」好きなお話です(ノω・、) ウゥ・・ ひなぎくという名前の子がいたのですが、 竜宮ホテルのひなぎくちゃんを思い出しました//// こちらのひなぎくさんもカワイイです♡ 片思い…辛いよね(´・ω・`) 修ちゃんと呼ぶとき、愛しくてもう切なかったです。。 実って欲しいと思いました 「チンドン屋」のお話が出た時 何だか。。ごちそうさんの主題歌のゆずの曲が流れて来そうでした(#^^#) 「砂糖屋綿貫」の最後。。あの人の名前が出た時は、びっくりしました!笑 どのお話も例えば「カフェスルス」に出てた方が、 違うお話にも出てたりというのがあって そういうのが何度もあって楽しめました壁|▽//)ゝテレテレ まるで村山早紀さんの作品の世界みたいでした♡
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