箱庭図書館 の商品レビュー
全体的にハートフル。米澤穂信さんとかもそうだけど、登場人物にラノベ感あるのは、もうこういう個性と割り切るしかないのかな、、今回のやコメディタッチのときは気にならないけど、シリアス系だととても気になります。。。
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表紙のかわいさと久しぶりに目にした乙一さんの名前に惹かれて、手を取った一冊。 ひとつの町を舞台に、共通するキャラクターを置いた短編連作。 コンビニ強盗の話が面白かった。 それぞれの原案がまったく別のところから来ているせいか、やはりちょっと違和感はありました。
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乙一が「再生」した物語。「物語を紡ぐ町」文善寺町という町を舞台に繰り広げられる。もとい。再生されていく物語。「再生させる」うんぬんはさておき。「箱庭図書館」というタイトル、物語を紡ぐ町、本の虫・潮音、潮音の職場が図書館で。世界観をキレイにまとめた上で、紡ぎあげられた物語はさすがの...
乙一が「再生」した物語。「物語を紡ぐ町」文善寺町という町を舞台に繰り広げられる。もとい。再生されていく物語。「再生させる」うんぬんはさておき。「箱庭図書館」というタイトル、物語を紡ぐ町、本の虫・潮音、潮音の職場が図書館で。世界観をキレイにまとめた上で、紡ぎあげられた物語はさすがの乙一。つかみからオチまで違和感がないと言えば嘘だけど、さらさらと読めて、イタくてせつない乙一印の物語に仕上がっていた。好きだったのは「王国の旗」ピーターパンをモチーフにした印象で、かわいかった。
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ひとつの街でおこる6つのストーリー。 小説を書くようになった少年。コンビニ強盗。文芸部の先輩とのイタい日々。連続殺人事件。子供の王国。雪の日におこった素敵な平行世界。 最後に『物語が紡ぐ街』と言う位素敵な街のストーリー。
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青春、恋愛、ミステリーいろんな短編がありましたがどれも楽しめました。 百瀬〜を読んで同じ作家さん繋がりで読んだので他の方が書いた小説をリメイクしたということで文体やくせ?が少ない感じです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オツイチ小説再生工場という企画から生まれた短編集。 読者から小説の原稿を送ってもらい乙一先生がそれを元に新しい小説を書く、といった企画で、他の乙一作品と比べるとちょっとテイストが異なる気がします。 乙一作品にあるグロかったり、凄惨だったりする描写はそんなにありません。 どちらかというと、ハートフルな物語が多め。
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半分辺りで途中やめにしてた本。 友達のよかったという感想を見て、再度読み直すことに。 読んでみたら、なんで途中やめだったのか分からないくらいにおもしろかった。 読者、小説家のたまごたちの作品をリメイクする、という小説だったので、乙一ぽくない作品もあった。 乙一ぽいのもあった...
半分辺りで途中やめにしてた本。 友達のよかったという感想を見て、再度読み直すことに。 読んでみたら、なんで途中やめだったのか分からないくらいにおもしろかった。 読者、小説家のたまごたちの作品をリメイクする、という小説だったので、乙一ぽくない作品もあった。 乙一ぽいのもあった。 また、いろいろ読み直したり新しいの読もうと思う。
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一話ずつ、別の読者の投稿作品をリメイクするという何とも斬新な企画で書かれたそうですが、全編通してすっごくすてきな連作短編集になってて、もう、なんともすばらしくおもしろい! 特に、ホワイト・ステップがすごく良い…。 昔から好きな作家だけど、乙一がそんなシステマチックに小説書いてるっ...
一話ずつ、別の読者の投稿作品をリメイクするという何とも斬新な企画で書かれたそうですが、全編通してすっごくすてきな連作短編集になってて、もう、なんともすばらしくおもしろい! 特に、ホワイト・ステップがすごく良い…。 昔から好きな作家だけど、乙一がそんなシステマチックに小説書いてるって、この本の解説を読んで初めて知りました。前のも読み返したい。
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2014.4.15 読了 乙一っぽくないなーと思いながら読んでたら、『読者の未発表作品を乙一がリメイクした短編集』ってあとがきで知った 最後のホワイトステップで全章が繋がった 平行世界の存在を信じたくなるいい話でした
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ホワイトステップで全てがつながった。短編集なんだけど、同じ町を舞台にしていて、少しずつ別の物語にその影を見せる。 最後の作品であるホワイトステップは、非現実的なんだけど、そこに希望を抱かせてくれる。そんな世界があってもいいじゃんって思わせてくれる。そんなあたたかくて素敵な作品。
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