ユーミンの罪 の商品レビュー
3.5 松任谷由実の解説本。彼女の功績をアルバムごとに分析している。従属的女性の生き方からの脱却を果たしたというように読める。恋愛が人生の全てではない。そう思う。人生を彩ってくれるものではあるけどね。
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この記事を読んでリクエスト https://www.asahi.com/articles/ASQDF6KNQQDDUKJH007.html?fbclid=IwAR0knn-RhBIvJcjfoXYks9E95XRelymmXDYoi-SGKo1AtM57wG5zrLjVYnI デビューからバブル崩壊時期までのユーミンのアルバムを解説? ユーミンは、普通の女性の気持ちに寄り添い、夢を見せて、応援して、励まし… 「ユーミンの歌とは女性の業の肯定である」 あ~そうかも。 というほど、私はユーミンの曲は聞いていませんし、そんなに歌詞をじっくり熟読はしていません。 今年、ユーミンのコンサートに行きましたが、知らない曲が多いのに驚きました。 なんとなく彼女の作る音楽が、お洒落な雰囲気、コンサートの演出がお洒落で行ってみたい!と思っていたから…。 酒井順子さんの解説を読むと… 確かに、これは、不倫の曲だ。結構、女の情念を歌っている…でも、ユーミンの手にかかると、軽やかになっている!面白いですね。
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同世代としてユーミンがどう時代をとらえたか、を考察している。ただし歌詞をおっているが、ユーミンだけおって時代を語るのは浅いと思う。歌を重く語っているのは中島みゆきは忘れることはできないし、尾崎もそうだろう。自分は陽水や拓郎のほうが好きだし、もっといえばサザンなんかは歌詞に意味を深...
同世代としてユーミンがどう時代をとらえたか、を考察している。ただし歌詞をおっているが、ユーミンだけおって時代を語るのは浅いと思う。歌を重く語っているのは中島みゆきは忘れることはできないし、尾崎もそうだろう。自分は陽水や拓郎のほうが好きだし、もっといえばサザンなんかは歌詞に意味を深くとらえることは意味がない。 結論としてはエッセイとして軽く読み流すのがいいということだと思う。
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ユーミンはあまり聴いたことがなく、リアルタイムなバブル世代ではないため、著者との感覚と思い入れの違いはあったものの、ひとりのシンガーソングライターの歴史と移り変わりを追った好著だと思う。中学生の頃、ユーミンのオールナイトニッポン聴いていました。なつかしい。
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ユーミンのファンなら面白いかも。ユーミンの歌を紐解きながら、当時の世相やユーミンのカリスマ性を語っていて、なるほどと思わされる。 ただ、ユーミン世代でない私にとっては独り合点で分析が物足りないように思えたのと、いまいち文章が好きではなかった。
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【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・
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「負け犬の遠吠え」で名前を売った酒井さんの本。2013年なんで新しくもないか。 内容はデビュー時からのアルバムで章分けし名曲に連ねたエッセイなんだけど、個人的にユーミン好きということも有り一気に読んでしまった。 帯にある「ユーミンの罪とは女の業の肯定である」というのは甚く名言であ...
「負け犬の遠吠え」で名前を売った酒井さんの本。2013年なんで新しくもないか。 内容はデビュー時からのアルバムで章分けし名曲に連ねたエッセイなんだけど、個人的にユーミン好きということも有り一気に読んでしまった。 帯にある「ユーミンの罪とは女の業の肯定である」というのは甚く名言であると思う。
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『昨晩お会いしましょう』から『DAWN PURPLE』まで毎回発売を楽しみにアルバムを買っていた者としては、読まないわけにはいかないでしょうと、この本の発売時に思っていましたが、それっきり忘れていましたね。今更ですが一応読んでおこうかと。 もともと雑誌の連載とはいえ、全体的に雑誌...
『昨晩お会いしましょう』から『DAWN PURPLE』まで毎回発売を楽しみにアルバムを買っていた者としては、読まないわけにはいかないでしょうと、この本の発売時に思っていましたが、それっきり忘れていましたね。今更ですが一応読んでおこうかと。 もともと雑誌の連載とはいえ、全体的に雑誌向けのネタ感が強いです。「助手席性」「軍歌」はなるほどと思いましたし、歌詞の解説、解読はそのとおりかもしれないけど、改めてそれを書かれても、だから何?みたいな。いわゆる同人誌的な、おもしろいと思えない消化不良な感じだけが残りました。 言葉には刷り込みの力があって、深く考えずに聴いていても影響を受けることはあると思う。しかし私自身の恋愛はユーミンの歌と重なる部分はあまりないし、踊らされたかのような経験もないです。改めてわかったのは、私は単に音楽作品として好きだったということ。好きだからといって歌詞が描き出す世界の価値観にライフスタイルまで影響されるわけじゃない。 バブル崩壊まで音楽ビジネスは大盛況で、他にも同等かそれ以上の大物ミュージシャンは何人もいたんだし。確かにユーミンは女性のトレンドを歌に取り入れるのは上手だったと思うけど、何をもって罪なんだかさっぱりわからない。売るための煽り文句でしかない。繰り返しになるが雑誌向けのネタで読み捨てレベルのものでしかない。
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S47・1972デビュー、高度成長・バブル・均等法、ライフスタイルが大きく変化する時代の伴奏曲として女性の様々な生き方を肯定してくれた。大きな罪は、キラキラと輝く世界を追って、ずっとこのまま走り続けていられるに違いないと私たちに思わせたこと。 こうしてリストアップするとすごい時...
S47・1972デビュー、高度成長・バブル・均等法、ライフスタイルが大きく変化する時代の伴奏曲として女性の様々な生き方を肯定してくれた。大きな罪は、キラキラと輝く世界を追って、ずっとこのまま走り続けていられるに違いないと私たちに思わせたこと。 こうしてリストアップするとすごい時代感覚だったのだなと。渦中の経験もリアル。
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P272「落語とは人間の業の 肯定である」と故・立川談志は言ったという。 ユーミンは女性の業を肯定した。 さらに高度経済成長にのって バブルまで「けしかける勢い」があった P274 女が内包するドロドロした ものを全て肯定し、 ドロドロをキラキラに交換してくれた、ユーミン P...
P272「落語とは人間の業の 肯定である」と故・立川談志は言ったという。 ユーミンは女性の業を肯定した。 さらに高度経済成長にのって バブルまで「けしかける勢い」があった P274 女が内包するドロドロした ものを全て肯定し、 ドロドロをキラキラに交換してくれた、ユーミン P273 「感情の黒さだって、 時にはシックよね」(ユーミン) ↑歴史に刻まれるような エポックメイキングな名言だ
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