東京百景 の商品レビュー
現実と妄想が交錯する。 どこまでがリアルでどこからがフィクションなのか分からなくなる。 現実のつもりでいたのにいつの間にか物語の中に迷い込んでいたことに気づいた時が心地よい。
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ピースの2人はテレビで見ていて受ける印象だと「クラスメイトだとしても絶対に仲良くならない二人」という感じがするのだけど、又吉さんの本に出てくる綾部さんと私がテレビで見る綾部さんとでは、微妙に印象が違う。 出会うべくして出会ったというか、コンビ組むべくして組んでるというか、月並みな...
ピースの2人はテレビで見ていて受ける印象だと「クラスメイトだとしても絶対に仲良くならない二人」という感じがするのだけど、又吉さんの本に出てくる綾部さんと私がテレビで見る綾部さんとでは、微妙に印象が違う。 出会うべくして出会ったというか、コンビ組むべくして組んでるというか、月並みな言葉だけど"縁"を感じずにはいられない。 綾部さんだけでなく、人生の良い時も悪い時も色々な人と関わり合って生きてきたという当たり前のことが、とてつもなく尊い。
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『火花』と『劇場』の原点ともなる本。 又吉さんが18歳に上京してから、紆余曲折しながらも生き長らえて、30代になるまでの経緯が書かれてます。 ここまで、1つ1つの光景に対して思い入れがある人も珍しい。読まれた方は又吉さんが訪れた場所へ、思わず足を運んでみたくなるでしょう。 ギブソ...
『火花』と『劇場』の原点ともなる本。 又吉さんが18歳に上京してから、紆余曲折しながらも生き長らえて、30代になるまでの経緯が書かれてます。 ここまで、1つ1つの光景に対して思い入れがある人も珍しい。読まれた方は又吉さんが訪れた場所へ、思わず足を運んでみたくなるでしょう。 ギブソンのレスポールを買って、スタジオを借りて「ギュイーーン!」と爆音でレスポールをかき鳴らして、ギターの爆音に酔いしれてる描写が印象的でした。 『死にたくなるほど苦しい夜には、これは 次に楽しいことがある時までのフリなのだ』
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少し甘めの星4。又吉さんのいろんな一面が出ている。「狂気」に近い発想(急に老体化する話とか)、彼女との切なくも心温まる話。いろんな一面があるんだな、と感じた。そして、程度の差こそあれ、自分にも近しい「狂気」があって。そこが発端となる妄想もよく分かる。 とりあえず、中村文則さんは未...
少し甘めの星4。又吉さんのいろんな一面が出ている。「狂気」に近い発想(急に老体化する話とか)、彼女との切なくも心温まる話。いろんな一面があるんだな、と感じた。そして、程度の差こそあれ、自分にも近しい「狂気」があって。そこが発端となる妄想もよく分かる。 とりあえず、中村文則さんは未読なので、読んでみようと思った。
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期待している「面白さ」が物足りない。人それぞれ求めるものが違うと思われる作品。せきしろさんとの共著がいかに面白かったか。同じようなものを期待してしまった。 それにしても九十九は良かった。
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劇場のあとに、このエッセイを読んだら、劇場とシンクロしているシーンや会話がありました。実体験に近いフィクションなのかな? 東京のいろいろな街で又吉くんが感じたことを書かれています。日々の出来事を素通りすることなく噛み締めて生きている感じが伝わってきます。 東京百景ふくめ、エッ...
劇場のあとに、このエッセイを読んだら、劇場とシンクロしているシーンや会話がありました。実体験に近いフィクションなのかな? 東京のいろいろな街で又吉くんが感じたことを書かれています。日々の出来事を素通りすることなく噛み締めて生きている感じが伝わってきます。 東京百景ふくめ、エッセイは過去に数冊出版されているので、今後は短編集も読んでみたいです。
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どこか散歩したくなる。雨が降っていても、どんより曇っていても、なんだか景色として愛おしくなるような気持ちで散歩が出来そう。その景色に意味があっても無くても、美しくても醜くても、何だか愛おしくて持って帰って小さい引き出しにでも入れたくなってしまう。そんな感覚になった。とにかく散歩し...
どこか散歩したくなる。雨が降っていても、どんより曇っていても、なんだか景色として愛おしくなるような気持ちで散歩が出来そう。その景色に意味があっても無くても、美しくても醜くても、何だか愛おしくて持って帰って小さい引き出しにでも入れたくなってしまう。そんな感覚になった。とにかく散歩したくなる。
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又吉の頭の中 ふとしたものを見て即座様々な想像が出来るのだな 文学や音楽に救われて生きている人間なんだなあ 心地よい文章だった
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
東京の100か所をエッセイとして綴った作品。東京に住んだことのある人にとっては「あ、こんなところにも来たんだ」と懐かしめる一作だろう。東京を知らない人にとっては、又吉さんの見方・考え方を知るための一作。 『火花』以前のエッセイ作品は、ところどころで『火花』にエピソードして取られているものがある。そういった意味で『火花』を読んだ人が副読本として読むのも面白いかもしれない。 文字数は、エピソードごとに200文字だったり、1000文字を超えたりする。前から順番に読んでいくよりも、好きなところだけ読んでいくという方が楽しめるかもしれない。バンド「くるり」の「東京」をBGMにするとさらによい。 「知らんわ!」と言われそうですが、『東京百景』という題名で作品を書いているところだった。永遠にお蔵入りの題名となった。「知らんわ!」という声が聞こえてきそうだ。やってしまった。
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