キウイγは時計仕掛け の商品レビュー
前作で盛り上がって…これか…。 十作で終わらないと聞いたので、後半に期待。期待というか、まぁ惰性。
Posted by
懐かしいあの人が割と最初の方に登場した時点でテンション上がりましたー!読み終わってもやっとしましたがそのもやっと感が好きです。次へ期待です!
Posted by
背表紙に「意外性に遊ぶ森ミステリィの猶予」と書いてあったけど、まさしく「猶予」って感じの一冊だと思った。事件はあるが前作に登場した四季関係は全然登場しないし、結局γはなんだったんですか?とポカンとしてしまうほどの放り投げっぷり。多分作者が計算した通りの放物線を描いてるはずの投球 ...
背表紙に「意外性に遊ぶ森ミステリィの猶予」と書いてあったけど、まさしく「猶予」って感じの一冊だと思った。事件はあるが前作に登場した四季関係は全然登場しないし、結局γはなんだったんですか?とポカンとしてしまうほどの放り投げっぷり。多分作者が計算した通りの放物線を描いてるはずの投球 だから投げっぱなしというわけじゃない このγへの無追求こそが、作中にあった「真実にたどりつくことはできない」「近づけたと思うことこそが真実」の実証なのかな あと犀川先生がアボガドにこだわってて妙におもしろかった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
相変わらず難解なこのシリーズ。 でもこの頃、ちょっと変わってきたような。終盤なのかな。 今回は箱根の日本建築学会でメンバが再会。 なんと犀川先生も! 建築学会にプルトップを差し込んだキウイが届く。その夜、学長が射殺された。キウイにはγの刻印。 あー、海月くんが何者なのかモゾモゾしてしまう。 もしや彼の兄弟?とか、知らない間に息子が作られてた?とか妄想が広がる。 そして加賀谷の微妙な恋愛事情。 ミステリより、そこが気になって読んでいるシリーズ。そこもミステリか。 「誰かが死んでも、誰かがそれを補って、すべてが回っていくのだな」「そのために人間が大勢いて、それこそが集団の力、人間の力なのではないか」 「真実は、推論の中から生まれるんじゃない。現実の観察から明かされるものだ」 「真実には、辿り着けないかもしれませんよね」「そもそも近づいたかが、わからないよ」「でも、そうやって、近づいたかなって信じられるものが、真実という言葉の意味じゃない?」 「昔はさ、写真が証拠だった。写真に写っていれば、それは真実だったわけ」
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
殺人事件はどうでもいい。犀川先生と萌絵が出てくるだけで嬉しい。加部谷と同じレベルだ(^_^;) 理系の巣窟もこの歳になると懐かしい。読みやすくてサクサク読み終わった。ストーリーはどうでもいい。世界にどっぷり浸かることが幸せな時間だった。
Posted by
『誰かが死んでも、誰かがそれを補って、すべてが回っていくのだな、と彼女は思った。それは、切ないとか、冷たいとか、そういうことでは全然なく、むしろその反対。つまり、そのために人間が大勢いて、それこそが集団の力、つまり人間の力なのではないか、と頼もしく感じるのだった。』 全12作予...
『誰かが死んでも、誰かがそれを補って、すべてが回っていくのだな、と彼女は思った。それは、切ないとか、冷たいとか、そういうことでは全然なく、むしろその反対。つまり、そのために人間が大勢いて、それこそが集団の力、つまり人間の力なのではないか、と頼もしく感じるのだった。』 全12作予定の9作まで読んだ。まだ、核心の周りをぐるぐるまわっているだけ。どうなるのか、楽しみだ。ここまで読んだんだから、がっかりしなければいいけど…。
Posted by
あ、終わってしまった。いよいよフランス映画みたいになってしまった。でした。おいてかれた感。だけど、美しいので読み続けてしまう。そして頭の中の片隅に彼らは居座り続けるのでした。
Posted by
近付いたと思ったら離されている。 四季について、 作品で描かれる恋愛についても、 読者が知りたい二人の関係も。 そして彼女は誰も追いつけない場所にいる、 本当にいるのかも分からないし、 それはもはや問題では無いのかもしれない。 もはやミステリー部分がおまけで、登場人物のその後...
近付いたと思ったら離されている。 四季について、 作品で描かれる恋愛についても、 読者が知りたい二人の関係も。 そして彼女は誰も追いつけない場所にいる、 本当にいるのかも分からないし、 それはもはや問題では無いのかもしれない。 もはやミステリー部分がおまけで、登場人物のその後がメインになっている雰囲気。 このシリーズだけではないが著者の作品は一貫して、一般的な真実とはいかに不完全なものであるかを再認識させられる。 真実とは自分が信じたい仮説に過ぎず、動機なんか他人が知りうることは不可能である。 今後、どうやって近付いていくのか、 どこに辿り着いて結末を迎えるのか。 待ち遠しいが、終わりが来るのはとても寂しい。 そして犀川先生が煙草をやめるとは。。。 これが本書の1番の衝撃ポイント。
Posted by
すでにミステリー小説ではほとんどなくなってきているような気がしますが、シリーズを追っているとお馴染みのキャラクターが出てくるだけでそれなりに楽しめてしまうものですね。 しかし、どうにも記憶があやふやになってきていて、何が謎となっているのかも覚えていないような状態です。 犀川と海...
すでにミステリー小説ではほとんどなくなってきているような気がしますが、シリーズを追っているとお馴染みのキャラクターが出てくるだけでそれなりに楽しめてしまうものですね。 しかし、どうにも記憶があやふやになってきていて、何が謎となっているのかも覚えていないような状態です。 犀川と海月の関係。水野の正体。これくらいですね。覚えていて気になっているのは。いつかちゃんと明かしてくれるのかな。 今年はXシリーズが2冊刊行される予定らしい。Gシリーズの新作は来年以降とのことなので、このあやふや感はますます加速していきそうです。 というかXシリーズってどんなシリーズだったっけ。
Posted by
Gシリーズ 建築学会が開催される大学に届いた奇妙な宅配便。 その夜、学長が射殺された・・・ ミステリのくくりですが、もはや「お楽しみキャラ小説」かも(笑) ずっとシリーズ読んでる人じゃないと、何が何やら。。。かもしれませんね でもこの人の小説は言葉使いが大好き。 とくに、加...
Gシリーズ 建築学会が開催される大学に届いた奇妙な宅配便。 その夜、学長が射殺された・・・ ミステリのくくりですが、もはや「お楽しみキャラ小説」かも(笑) ずっとシリーズ読んでる人じゃないと、何が何やら。。。かもしれませんね でもこの人の小説は言葉使いが大好き。 とくに、加部谷と、雨宮の会話は最高だな~
Posted by