天使の柩 の商品レビュー
前作読んだので続きも。これまた面白いし、映像化しやすそう。ドラマのような都合のいい展開もあるけど、物語はそれでいい。ハッピーエンドで嬉しい。
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悪化する状況に。 幼い頃から何度も言われ続けていたら、どれだけ違うと心の中で否定したくとも出来なくなるのだろうな。 偶然の出会いで触れた温かさを知ってしまったからこそ、その居場所を必死に護りたいがために動いてしまったのだろ。
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村山さんの「天使」シリーズって、それぞれ話が違うと思っていたらそうじゃなくって全て繋がってたのか?!知らなかった…笑 大人になった歩太と14歳の少女が猫を通して出会い、歩太の優しさに触れ、自分を見つめ直していくストーリー、っといったところかな(^^) 歩太とその周りの人の優しさ...
村山さんの「天使」シリーズって、それぞれ話が違うと思っていたらそうじゃなくって全て繋がってたのか?!知らなかった…笑 大人になった歩太と14歳の少女が猫を通して出会い、歩太の優しさに触れ、自分を見つめ直していくストーリー、っといったところかな(^^) 歩太とその周りの人の優しさに心がじんわりと温かくなりました。 去年に「天使の卵」読んだけど記憶がおぼろげで内容ほぼ忘れてました(~_~;) シリーズ系は続けて読まないとだめだな〜。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
天使のシリーズの完結。読後感は最高。 天使の卵のあんなにツラい結末があり、梯子で夏姫だけは救われ、遂に歩太の心も浄化されるのかなと思う結末。 歩太の心を救うのは、恋愛ではなくて父性というところに腑に落ちる。 茉莉の生い立ちや、身に起こる出来事が辛くて、目を覆いたくなるが、それでも救ってくれる人がいる。世の中捨てたものじゃないなと思う。 久しぶりに村山由佳さんの本を読んだが、やっぱり最高だ。
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知人から貰って、初めての作者でなんとなく読み進めていたけど、当たりだった。 最初の方なんとなくケータイ小説読んでるかのような感覚にもなった(笑) 読後感爽やかで良かったけど、 タクヤやその仲間らが不快なので−★(T ^ T)
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春妃との別れから止まっていたままの、歩太の人生がやっと進み始めました。 これしかない、これしかないよ「天使の柩」を一言で言うのなら。やっと、やっとです。安堵と解放、そしてさよならを込めて。 茉莉の絵を書き上げることが、クライマックスかと思ってました。そうではなかった。はじめの一...
春妃との別れから止まっていたままの、歩太の人生がやっと進み始めました。 これしかない、これしかないよ「天使の柩」を一言で言うのなら。やっと、やっとです。安堵と解放、そしてさよならを込めて。 茉莉の絵を書き上げることが、クライマックスかと思ってました。そうではなかった。はじめの一歩。夏姫が泣くのも無理はない。歩太と春妃の一番近くにいて、誰よりも二人を愛し信用し裏切られ傷つけてしまった夏姫。フルチンというパートナーと出会い、自分だけが許されてしまったことを後悔、懺悔する日もあっただろう彼女が、茉莉の絵を見た時の想い。 はかり知れないほどの安心と感謝でしょうか。 読み進めている最中は、茉莉が救われるのか、救われないのではないか、という不安しかなかった。彼女が不幸の場に居続けることは、本人にとっても悲しいことは勿論、歩太が今度こそ立ち直ることはできないだろうから。 心の限界まで追い詰められ、自分の居場所を得るために自らを危険な目に合わせてゆく。必要とされているという言葉面だけを求め、その裏にあることに目を逸らしながら奈落へ進んでゆく茉莉。歩太やザボンと過ごす日々と、タクヤと過ごす日々の明暗が際立つほどに、茉莉の心を空っぽにしていた呪いが怖い。 祖母や父親から与えられてしまった呪いの日々が、歩太やザボンたちとのこれからの日々で少しずつ払われていきますように。その呪いが祝福に変わらなくても、取り憑かれることがなくなりますように。 春妃とのことを話すことで、本当に彼女との日々を過去にできた、過去にする心の準備ができてきたのではないか、と思います。振り返ることはあっても、立ち止まることはないし、戻りたいと思うことはないのではないでしょうか。急にいなくならない、という約束は茉莉だけでなく歩太自身への約束でもあるのでしょう。 一年前は死者に舞い落ち覆い隠そうとしているかに思えた桜が、今では未来を寿ぐ先ぶれのように思えます。歩太と茉莉だけでなく、春妃にもたくさんの桜が舞い落ちる。 やっと、やっと時間が動き出しました。 そうか、桜に包まれて時間が止まっていた歩太は桃源郷に取り込まれていたようなものだったのか。そこは彼が描いていた綺麗だけども色彩のない絵画のような世界。延々と続く変化のない世界。 そこから出て再び自分の時間を歩み始めた時、桜が咲いていないのは印象的だなぁ。 感傷的でこじつけっぽいけど、桜の花の美しさ儚さが生と死、二つをイメージさせるっていう話を春妃がしていたような記憶がある。おぼろげだけども。 やっと再び歩み出した人生。この先多くの困難が訪れても、それ以上の歓喜が二人に降りそそぎますように。 そうだね。それこそ一面の桜の花びらのように、だね。
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この作品には二つの側面がある。 大切な人を失った男性の14年後の物語。 シングルファーザーと二人暮らしの中学生の女の子の物語。 この二人の物語がどうして交わるのか。 『天使の卵』の続編、と言ってしまえば簡単かもしれないけれど、ただ続編として描かれた物語ではない。 「贖罪」という...
この作品には二つの側面がある。 大切な人を失った男性の14年後の物語。 シングルファーザーと二人暮らしの中学生の女の子の物語。 この二人の物語がどうして交わるのか。 『天使の卵』の続編、と言ってしまえば簡単かもしれないけれど、ただ続編として描かれた物語ではない。 「贖罪」というテーマがこの作品にはあるのではないだろうか。生きていく上で知らずに犯してしまう小さな罪を人と人が関わることで贖われていくような。 物語の表面だけ読めば、中々いい感じにご都合主義に読み取れる。でもそんな物語ではないと思っている。 『天使の卵』、『天使の梯子』、『ヘブンリー・ブルー』を読めばより楽しめる。 大切な誰かを失ったことのあるヒトに寄り添ってくれる作品。
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天使シリーズの最終章。天使の卵より心に響かなかったものの、自分を見失っている少女が歩太に出会い、だんだんと変わり幸せになっていくだろうこの先がみえよかったなと思った。
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温かい気持ちになれる物語だった。 親に見放され、教師にも友達にも心を許せない少女が、1人の年の離れた男性に出逢い、幸せを掴んでいった。 お互いに傷つきあってきたから、ここまで寄り添える事が出来たのかもしれない、 やはり、人は傷ついた分だけ優しくなれるのかもしれない。
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3作目最終巻。良かった~(涙)終わってしまうのがもったいない。歩太の優しさにじわじわうるうる(泣)歩太の包容力に感動でした。歩太に癒されたい笑
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