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残酷な王と悲しみの王妃 の商品レビュー

3.8

32件のお客様レビュー

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2021/01/19

王家の話は系図を参考にしながらもかなりこんがらがるが、彼ら、彼女らの内面に切り込みながらわかりやすく解説してくれる。

Posted byブクログ

2020/04/21

ヨーロッパの歴史がよくわかるなあ。中野さん、歴史学者だったっけ?それにしても、イワンもヘンリーも怖いなあ。

Posted byブクログ

2019/12/25

読書録「残酷な王と悲しみの王妃」3 著者 中野京子 出版 集英社 p38より引用 “ これまでのいきさつ上、死んだ息子の嫁 をカトリーヌが優遇するなどありえなかった。 メアリーがもう少し知恵を働かせ、姑に対し て慎重な言動をとっていれば状況は違ってい たかもしれないが、今とな...

読書録「残酷な王と悲しみの王妃」3 著者 中野京子 出版 集英社 p38より引用 “ これまでのいきさつ上、死んだ息子の嫁 をカトリーヌが優遇するなどありえなかった。 メアリーがもう少し知恵を働かせ、姑に対し て慎重な言動をとっていれば状況は違ってい たかもしれないが、今となっては「子なきは 去る」しか道はない。” 目次より抜粋引用 “メアリー・スチュアート  マルガリータ・テレサ  イワン雷帝の七人の妃  ゾフィア・ドロテア  アン・ブーリン”  独文学・欧州史に明るい著者による、ヨー ロッパの五人の王と王妃を巡る逸話を取り上 げた一冊。同社刊行作文庫版。  政敵との覇権争いをした者から夫のでたら めさに振り回された者まで、肖像画とともに ダイナミックなエピソードが記されています。  上記の引用は、メアリー・スチュアートと カトリーヌ・ド・メディシスの関係がひっく り返ったことを記した項での一節。 王妃として我が世の春を謳歌して、姑にも悪 い態度で接していたところ、夫が死に宮廷に 居場所がなくなったそうです。人生はいつ何 時逆転してしまうか、誰にも分からないもの なのかもしれません。  自分の息子を殴り殺したり、自分の妻を斬 首にしたりと、ロクなやつがいません。しか し、現代のニュースを見ていても、同じよう な事件が後を絶たないのを見るに、人は思っ た程進歩していないのではないかと感じてし まいます。自分がそうならないためにも、歴 史を学ぶことには意義があるのではないでしょ うか。 ーーーーー

Posted byブクログ

2019/06/18

はじめに 第1章 メアリー・スチュアート 第2章 マルガリータ・テレサ 第3章 イワン雷帝の七人の妃 第4章 ゾフィア・ドロテア 第5章 アン・ブーリン あとがき

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2018/02/11

名画に登場するイギリス・スペイン・ロシアの王や王妃の人生について書いています。宮廷の裏側や当時の文化は、恐ろしいながらも興味深いです。

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2017/10/30

本当は「怖い絵」を買おうと思ったのですがイマイチ食指が動かず、こちらを。 こういう話、大好き。 しかし昔のヨーロッパは、国を越えると同一人物でもゲオルクがジョージになったり、従兄弟や義姉、叔父と結婚してみたり血筋が濃いわで大変なことになってるな……。 絶対生まれてなくてよかったと...

本当は「怖い絵」を買おうと思ったのですがイマイチ食指が動かず、こちらを。 こういう話、大好き。 しかし昔のヨーロッパは、国を越えると同一人物でもゲオルクがジョージになったり、従兄弟や義姉、叔父と結婚してみたり血筋が濃いわで大変なことになってるな……。 絶対生まれてなくてよかったと思ったのはロシア。夫は妻を殴るのが当たり前なんだって。絶対嫌だそんな国。 この手の本、もっと読みたいなー。

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2017/04/02

怖い絵で気になっていた中野京子さんという事、題名と表紙のラス・メニーナスに惹かれて。 中野京子独特の語り口が心地よく面白い。

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2016/06/01

中野さんの著作なので面白くないわけはないんですが、4人で1冊だと間延びしていた印象です。脱線があったり感情の類推にポエミーに何ページも使っていたり。「はじめてのルーブル」のような軽快さが一番好きです。それでも有名なアンブーリンさんやらかわいそうなイワン雷帝、美しかったけど流れを読...

中野さんの著作なので面白くないわけはないんですが、4人で1冊だと間延びしていた印象です。脱線があったり感情の類推にポエミーに何ページも使っていたり。「はじめてのルーブル」のような軽快さが一番好きです。それでも有名なアンブーリンさんやらかわいそうなイワン雷帝、美しかったけど流れを読み違えたメアリー・スチュアートさんとエリザベス女王の確執など読んでいて面白かったです。女性の地位が低く政略結婚がデフォルトかつ暗殺も気にしていないといけない中でのし上がるのはやはり並みの心がけではいけないんでしょうね。華やかだけどお気の毒。

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2015/08/09

学部時代に美術史をかじったときに先生が”絵というのは、その歴史と合わせて見ないと全然面白くないのよ”とおっしゃっていたのを思い出した。 本当にその通りだと思う。 いくつかの王家についてのドラマを、話ごとに特定の女性に焦点をあてて描き出している。 当時の王政を世界史で習ったときにど...

学部時代に美術史をかじったときに先生が”絵というのは、その歴史と合わせて見ないと全然面白くないのよ”とおっしゃっていたのを思い出した。 本当にその通りだと思う。 いくつかの王家についてのドラマを、話ごとに特定の女性に焦点をあてて描き出している。 当時の王政を世界史で習ったときにどうしてこんなことが起きてしまったんだろう?と疑問に思っていたことが、本書を通して納得できた。 これはある特殊な人たちの織りなす、凡庸で魅力的なお話の集まりである。

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2015/04/08

絵の中の貴女は泣いているのでしょうか。 メアリー・スチュアートとかアン・ブーリンは知っていたけれど、恥ずかしながらマルガリータ・テレサ(あのベラスケスの少女である!)、イワン雷帝の七人の妃、ゾフィア・ドロテアは全然知らなかった。面白かった! 絵は真実を伝えないかもしれない。で...

絵の中の貴女は泣いているのでしょうか。 メアリー・スチュアートとかアン・ブーリンは知っていたけれど、恥ずかしながらマルガリータ・テレサ(あのベラスケスの少女である!)、イワン雷帝の七人の妃、ゾフィア・ドロテアは全然知らなかった。面白かった! 絵は真実を伝えないかもしれない。でも、見えるもの以上を伝えられるんだ。

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