ルリユール の商品レビュー
1つの本の中に美しい複数の世界を見た。現実的なルリユールの話だけではなく、上手くファンタジーと融合されたこの本は、ルリユールの魔法の手をより魅力的に書かれている気がする あとがきを見て笑った。私もルリユールを調べてるうちにこの本にたどり着きました。不思議で大事な縁は確かにある
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とてもやさしいお話なのに、どこか切なくなるのは全員が少しずつ死を見つめているからなのかな。 物語の力を信じてみたくなるあたたかな作品。
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「ルリユール」とは、主に手作業で行う装丁や製本のこと、またその技術や工程、職人を指す言葉なんだそうです。 中学生の瑠璃が出会った、ちょっと不思議なルリユールの黒猫工房。工房の主・赤毛のクラウディアはどんなに傷んだ本でも魔法のように元通りに修復してしまうという…。 村山さんの描...
「ルリユール」とは、主に手作業で行う装丁や製本のこと、またその技術や工程、職人を指す言葉なんだそうです。 中学生の瑠璃が出会った、ちょっと不思議なルリユールの黒猫工房。工房の主・赤毛のクラウディアはどんなに傷んだ本でも魔法のように元通りに修復してしまうという…。 村山さんの描くお話はとても好きなんですが…特に前半にある独白が、やっぱりちょっと合わないんですよね…なんでだろう、残念。 「ルリユール」についてももっと描かれているのかと期待していたんですが、どちらかというと「その本にまつわる思い」がメインだったかな。 でも村山さんらしい、ちょっぴり寂しいけれど、優しく温かいファンタジーでした。
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ファンタジー色の強い作品でした。それぞれに傷を抱えた登場人物たちが、魔法のような不思議な出会いを通してそれを乗り越えていく、という流れが、先に読んだ「桜風堂ものがたり」と似た雰囲気。とても美しいお話だし、総じて面白かったけど、自分にとってはファンタジーが強すぎるのか?セリフなどが...
ファンタジー色の強い作品でした。それぞれに傷を抱えた登場人物たちが、魔法のような不思議な出会いを通してそれを乗り越えていく、という流れが、先に読んだ「桜風堂ものがたり」と似た雰囲気。とても美しいお話だし、総じて面白かったけど、自分にとってはファンタジーが強すぎるのか?セリフなどが芝居がかりすぎているように感じられて、むずがゆい感覚になった。
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夢中で最後まで読んだ。 登場人物みんなの他人を思いやる気持ちに、心が温かくなる1冊だった。みんな心にそれぞれ後悔を抱えていたけれど、少しでも前に進むことができてよかった。 本って無くてはならない存在だなと。本がさらに好きになった。 みつみねのやまいぬのすえ、がとても気になっ...
夢中で最後まで読んだ。 登場人物みんなの他人を思いやる気持ちに、心が温かくなる1冊だった。みんな心にそれぞれ後悔を抱えていたけれど、少しでも前に進むことができてよかった。 本って無くてはならない存在だなと。本がさらに好きになった。 みつみねのやまいぬのすえ、がとても気になったけれど真相は分からず(読み飛ばしてしまっていたかも)?太郎さんと次郎さんに関することかと思った。いろいろと考えながら読むのが楽しかった。 --✄-- 『子どもたちよ、知識の翼を得て、未来にはばたいてください。天運に恵まれず不幸にして挫折することがあっても、あきらめず立ち上がってください。遠く遠く、地上の果て、宇宙の果てまでも、その足跡を記すように生きてください。新しい時代の旅人たちに幸いがあるように、わたしたちは祈ります。』
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第一章は引き込まれたが、二章からは飽きが来る。 設定や登場人物の心情などに控えめな押し付けがましさを感じて、何度か途中で読むのを辞めようかと思った。 作者は、キャラクターの立て方が下手なんだと思う。 でも、素敵だなぁって感じる描写は所々にちゃんとあるし、作中に登場した音楽や書物...
第一章は引き込まれたが、二章からは飽きが来る。 設定や登場人物の心情などに控えめな押し付けがましさを感じて、何度か途中で読むのを辞めようかと思った。 作者は、キャラクターの立て方が下手なんだと思う。 でも、素敵だなぁって感じる描写は所々にちゃんとあるし、作中に登場した音楽や書物に興味を持つきっかけに出来るかもしれないので、小学生に読んでほしい。 ずっと物語の上辺だけを滑っているような感覚があり、世界観に深く踏み込めない。 上手く表現しきれずに説明で済ませてしまっている部分がたくさん見受けられ、そのせいで興醒めする。 なんとかそういう雰囲気に収めたがっている様子はあるのだけれどもロマンチックとは言い難い。
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本にまつわる不思議なストーリー。 中学生の瑠璃が祖母の街で過ごした夏。ルリユールの女性と出会い、現実とは思えない経験を経て、成長する児童文学。 ちょっとしたドラマを観たような気になれた。魔女のようなクラウディアの悲しみ。 誰もが何かしら後悔を抱えて生きている。 それを責めなくてい...
本にまつわる不思議なストーリー。 中学生の瑠璃が祖母の街で過ごした夏。ルリユールの女性と出会い、現実とは思えない経験を経て、成長する児童文学。 ちょっとしたドラマを観たような気になれた。魔女のようなクラウディアの悲しみ。 誰もが何かしら後悔を抱えて生きている。 それを責めなくていい、それでいいと言ってくれているよう。 装丁がすごく素敵。
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ステキな本の物語だった。ルリユールという職業を初めて知った。智史の話のところでは胸が痛くなった。辛い過去を乗り越えて、智史が瑠璃がみよ子に救われたのはよかった。迷い込んだ世界では、一緒に冒険をしているようか気持ちになった。ちょっと村山さんの得意なファンタジー色が強かったかな。。。
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図書館のおみくじ企画で縁のあった一冊。ミステリージャンルとあったけど、ファンタジーだよね。大人向けセレクトで来たけどヤングアダルト系だし。一瞬ホラー来たかとタイトルで身構えたけど、全然違った。良かった。本の修復を巡る暖かい一冊。出生のことや大切な人との別れが絡んで胸の痛くなること...
図書館のおみくじ企画で縁のあった一冊。ミステリージャンルとあったけど、ファンタジーだよね。大人向けセレクトで来たけどヤングアダルト系だし。一瞬ホラー来たかとタイトルで身構えたけど、全然違った。良かった。本の修復を巡る暖かい一冊。出生のことや大切な人との別れが絡んで胸の痛くなることもあるけど、キレイな結末に導いてくれる素敵で可愛らしいお話でした。これ続編いけそうだなと思ったのは私だけじゃないはず。あるといいな。
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村山早紀さん「ルリユール」読了。古くなった本を甦らせる職業「ルリユール」。中学生の瑠璃は、久しぶりにおばあちゃんの家で夏を過ごす。風早のその地域には魔女が住む洋館があるという。大切な思い出の詰まった本を抱えて集まる4人の物語。。相変わらず、優しさの溢れる本と動物の物語でした。個人...
村山早紀さん「ルリユール」読了。古くなった本を甦らせる職業「ルリユール」。中学生の瑠璃は、久しぶりにおばあちゃんの家で夏を過ごす。風早のその地域には魔女が住む洋館があるという。大切な思い出の詰まった本を抱えて集まる4人の物語。。相変わらず、優しさの溢れる本と動物の物語でした。個人的には、少年達の友情と星への想いが書かれる「星に続く道」と、思い出のアルバム制作の物語「黄昏のアルバム」が良かった。この本を読んで初めて「ルリユール」という職業を知りました。七匹の黒猫ちゃんにほっこりしながら読みました♪
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