だから荒野 の商品レビュー

桐野夏生(著者)

2015/03/30

こんなだんなと息子たち、いらなーいと思ってしまうよなぁ。
相手のことを考えなさすぎ！　これじゃ、一緒に生活する意味がない。
家出してゴルフセットを売るあたりは
「いいぞ〜」
と応援したくなったけど、ちょっと物を買い込みすぎのような。先の予定が立っていないのなら、食を最優先するもん、あたしなら。
ただ単に食い気の問題か？
他人を信じてみたいけど、これではちょっと。
自分である程度はなんとかできる能力というか度胸というかも必要なのね。

2015/03/19

専業主婦の心の荒野が描かれてます。しかし主人公の主婦にあまり感情移入できなくて残念だった。一見呑気な専業主婦の持つ人間の心の闇を味わいたかったのだが

2015/03/12

なんだか読んでいて他人事とは思えず、奥さんに優しくしようと思えた本。この旦那から自分に近しい身勝手さを感じて、たぶん客観的に見るとこういうところ凄くあるな俺、と反省した。嫁がいて、子どもがいる身としては、これからの家族の行く末を考えさせられる本。ドラマ化したらオモシロイだろうなと思って読んでたらしてたみたい。観てみたい。

2015/08/25

(2015/2/13読了)
11月にチェックしてやっと読みました。
桐野夏生さんはあまり読んだことはないのですが、気になる作家さんなので、これから読んでいきたいなと思ってます。
こちらの本も、星は４つですが、５に近い４です。
あまりにも人の良いというか、考えてないアラフィフの主婦の行動に、半ば呆れる場面も。
反面、人を信じ切り、裏切られても自分の思うように進み、最後にはあてにしてくれる家族がいるこの主婦が羨ましくも感じました。

(内容)
４６歳の誕生日。身勝手な夫や息子たちと決別し、主婦・朋美は１２００キロの旅路へー「家族」という荒野を生きる孤独と希望を描き切った桐野文学の最高峰！

2015/02/11

面白かった。

家族構成も似ていて、人ごとと思えないような点もあったり。
旦那さまや子供達があんな風だったら、嫌だなと思ったり。

でも、主人公朋美のように、家を飛び出すと言う発想は、私には絶対ないので、共感はできなかった。
その分、楽しんで読めたのかも。

亀田という青年の真実がはっきりしなかったのは、ちょっと不服。

現在放送中のドラマも、途中からでも見ようと思う。

2015/01/31

ドラマもおもしろい。鈴木京香さん、杉本哲太さん思い浮かべながら読みました。これから、ふたりは幸せになれるのか。

2015/01/10

面白かった!!
専業主婦、男の子二人と共通点もあり将来こんな風になったら怖いなぁ…と思いながらも一気に読了。
自分勝手な旦那、母親に向かって死ねと簡単に言う息子、そんな日々のなかで迎えた自分の誕生日。これがまた散々で、そりゃ～家出したくなるわなぁ。。。
いろんな事があったけどそれぞれの変化にこれからのこの家族を見てみたいと思った1冊。

2015/01/09

面白くて一気読み。最初は冷めた夫婦のケンカで、一緒にイライラムカムカしてたけど、最後は生きる使命を自分で見つけろ、と甘えた大人に喝を入れる内容。私も気合入れられた。深みのある人間にならなきゃ、と。ぼんやり主婦から、地に足つけた女性になった朋美の変わりっぷりが心地いい。

2015/01/07

平凡な主婦が誕生日の食事の席でプツンとキレて家族をそのままにして車でひとり放浪する。行く先はなんとなく決めた長崎。
息子二人の母親に対するキツイ言葉遣いは、自分に置き換えたら胃が痛くなりそう。
しかし夫のあまりにも子供じみた思考回路にはついていけず、世の男性の感想を知りたいところ。
桐野夏生の作品の中ではあまり好みではなかっが、ドラマでは（うちBS見られないけどね）亀田サイドのストーリーも膨らませてるみたいで気になる。

2015/01/03

妻や子供との関係が、旦那の森村浩光と置かれている境遇が似ていて、共感しながら読めた。我が家は森村家のようにハッピーエンドで終われるだろうか？