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星籠の海(下) の商品レビュー

3.5

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    2

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2013/10/31

初の御手洗シリーズ 初めからwktkが止まらなかったです。 村上水軍やら黒船やら、殺人事件やら盛りだくさんで、読み応えあり。 ただ宗教絡みの下りが、なんとなく希薄な感じで若干、ダレた感じ。 おっちゃんとトモ君のエピソードが切なくて美しかった。

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2013/10/31

御手洗潔シリーズの現代ミステリでありながら、歴史ミステリでもある一作・質量ともにボリューム満点で楽しめました。 とある島に次々流れ着く身元不明の死体、という事件から始まる物語は、どんどん広がりを見せて実に壮大な謎解きへ。途中に挿入された登場人物たちの物語も謎だらけで、上巻を読み終...

御手洗潔シリーズの現代ミステリでありながら、歴史ミステリでもある一作・質量ともにボリューム満点で楽しめました。 とある島に次々流れ着く身元不明の死体、という事件から始まる物語は、どんどん広がりを見せて実に壮大な謎解きへ。途中に挿入された登場人物たちの物語も謎だらけで、上巻を読み終えた時点では、事件の形すら見えていない状態。頭の中は「?」でいっぱい。 そして下巻からの展開はもう一気読み。ある女性がとった行動の意味、御手洗と敵との息詰まる攻防の決着、そして黒船に対抗できるほどの兵器「星籠」の正体、とにかく盛りだくさんな謎がどんどん解けて爽快な読み心地でした。

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2013/10/26

今回の御手洗シリーズ最新刊は、ミステリというよりサスペンスだ。ある人物の意味不明な言動に後になって理屈がつく、というミステリ要素はあるけど、普通にストーリーを追っているとその先の展開が一本道のように見えてしまう。まあ、面白いからいいっか。

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2013/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上下巻で900ページ近い分厚い本でしたが、2日で読めました。 舞台は20年くらい前。松山沖に浮かぶ興居島の湾に、連続して死体が流れ着く。そして、福山でも並行して複数の事件起こる。 章ごとに登場人物が変わるが、やがてつながっていく。 御手洗の推理力と行動力がすばらしい。そして、痛快である。 瀬戸内海の潮の流れや、その昔の水軍の話、福山鞆の浦の歴史にも興味が持てた。

Posted byブクログ

2015/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<ネタバレ有り> ++++++++++++++++++++++++++++++++ 第一の感想は温度差がひどかった。です。 パクネルソンとは一体なんだったのか。 周りの警官とか石岡君がもっと危機感を抱いてるように描いてくれたらよかったのに、御手洗以外はのほほんとしたままだったので、結局パクネルソンがどんだけ危険でどんだけ悪人なのかがよくわからないままで、読んでて緊張感がなかった。わたしがミステリに求めるのはわくわく感第一なので、そこんとこ一番残念でした。物語に入り込めなかった。 信者いっぱいいる教団の教祖が一信者の諍いのためにあそこまでするのも不自然。大物なのか小物なのかどっちなんだパクネルソン。 助教授の女先生とか藤井とか、全員物語進めるための都合のいいモブキャラみたいに感じました。御手洗ですらただの物語の進行役のようで、人間的な魅力を感じないのが残念だった。御手洗が横柄な口をきくのって威張ってる権力者だけだったのに星籠の御手洗は誰に対しても横柄で高圧的で、悲しい。 忽那さんとヒロ君のシーンはよかったです。 一章丸ごと名前の誤植も酷かった。これは2版から修正されててほしい。 御手洗シリーズの新作ということで期待が高かっただけに、星2つで。

Posted byブクログ

2013/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

辰見陽子がベビーシッターとして働いていた家庭の子供誘拐事件。何者かに拉致され瞼を縫われた夫と口を縫われた妻。殺害された子供。辰見陽子の依頼された包みを教団の教祖に渡した小坂井。教団に所属する女性と対立していた夫婦。逃亡を図るパクと星籠の秘密を知る村上水軍の末裔ある忽那。

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2013/10/08

何だかとっちらかってる印象が拭いきれないものの、一気に読ませるリーダビリティの高さは健在。さすがの豪腕っぷりだね。色々と腑に落ちない点が残るのは、まあご愛嬌ということで……

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2013/10/06

御手洗シリーズ最新作。 ともすれば荒唐無稽になりがちなネタを力業でねじ伏せて、しかも読ませる……というのはなかなか出来ない芸当。 歴史を絡めたミステリは数あるが、御手洗シリーズらしいスケールの大きさも良かった。 反面、上巻で首を傾げたポイントのうち幾つかのものは、『明らかに欠点』...

御手洗シリーズ最新作。 ともすれば荒唐無稽になりがちなネタを力業でねじ伏せて、しかも読ませる……というのはなかなか出来ない芸当。 歴史を絡めたミステリは数あるが、御手洗シリーズらしいスケールの大きさも良かった。 反面、上巻で首を傾げたポイントのうち幾つかのものは、『明らかに欠点』という結論を出さざるを得なかったこと、余りにも展開とオチが予想通り過ぎたことは残念。まぁ、ストレート勝負だったと言えばいいのか……?

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