円卓 の商品レビュー
文章がみずみずしくて躍るようにいきいきしていた… 今にも本から飛び出してくるんじゃなかろーかっていう位の 力強いことば、こころ、文字、ひびき、どぎつい大阪弁。 西さんのエネルギーがからだ中に流れ込んできた。 ひとつひとつが強烈すぎて、 咀嚼しきれないこっこたちに振り回されながら...
文章がみずみずしくて躍るようにいきいきしていた… 今にも本から飛び出してくるんじゃなかろーかっていう位の 力強いことば、こころ、文字、ひびき、どぎつい大阪弁。 西さんのエネルギーがからだ中に流れ込んできた。 ひとつひとつが強烈すぎて、 咀嚼しきれないこっこたちに振り回されながら、 懐かしさと子供の頃に戻れた嬉しさにずっとうきうきしていた。 何より語幹のよさがもうたまらんわ。 大阪弁をこんなにも心地よく使ってた本ない。唯一無二。 ぽっさんめっちゃいい。というかみんないい。 なんとも言えんわ、気持ちよすぎるわ、言葉の洪水。 やのにみんな可愛すぎ、かっこよすぎ、かしこすぎ。 見たまんまを描ける目線をもう私は持ってない。 久しぶりに何もレンズを通さずに世界を見れました。 圧倒、圧巻、深紅、円卓。 願いには、時差があるのだ。神様分かって。
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三つ子姉妹の妹こっこ。 夏休みをはさんで成長するこっこがたまらなくかわいらし そして、ぽっさんがカッコいいけど、こんな小学生はいないが... 他のユニークな登場人物と彼女との会話も読みながら思わず電車のなかで吹き出してしまったところが多々あった。 2013.11.29読破
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なんだろう。 なんていったらいいんだろう。 西さんの小説はいつもものすごく 心ん中をぐるぐるーっとかきまわして ほなおおきに!っと笑顔で去っていくかんじです。 こっこもよかったんだけど、 個人的には手芸部の玉坂部長にどはまりでした。
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2013/11/27 西加奈子は本当にいい。 まっすぐで、時に残酷で、不器用なこっこが、ぽっさんや友達や家族と触れ合いながらちょっとずつ成長していく姿がとても愛おしかった。 それにしても登場人物達の個性の強さ! もう一回読みたい!
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どの登場人物も、ものすごく魅力的な個性の持ち主! みんな、マジでかわええ。 小学3年生ながら、「ひ、ひとりにして、す、すまんかった。」ぽっさんの優しさが身に沁みます。
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こっこ、ぽっさん、三つ子、朴君、石太、紙子、寿老人、眼帯、不整脈、円卓、深紅、ブラジャー、ねずみ男、団地、うさぎ、風水、蜂の刺繍、夏休み、ジャポニカ、早坂部長、なむ。わたしがこの本を読んでから2週間経った今でも覚えている単語です。小学生が思い、考え、発する単語はきらきらしています...
こっこ、ぽっさん、三つ子、朴君、石太、紙子、寿老人、眼帯、不整脈、円卓、深紅、ブラジャー、ねずみ男、団地、うさぎ、風水、蜂の刺繍、夏休み、ジャポニカ、早坂部長、なむ。わたしがこの本を読んでから2週間経った今でも覚えている単語です。小学生が思い、考え、発する単語はきらきらしています。昔いたあの場所がこどものころはもっと大きく、もっと鮮やかに、もっと面白く見えていました。最後のページに出てくる言葉の山は、私たちが読んでもきっときらきらしています。私はこっことこっこの友達がだいすきです。
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こっこかわいすぎ ぽっさんかっこよすぎ 本屋でチラ見して、すぐ購入 一日我慢したが、翌日に読みきってしまった。 映画化の際の、配役が気になってしょうがない。 あまりにも、個性的で魅力的な登場人物 話題性より、原作に忠実な、配役を希望する。 文庫の帯の写真、芦田愛菜はこっこにぴったりだと思う。
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映画化されるそうですが、そうして欲しくない、と思ってしまう程、文章が素晴らしいです。 大阪人なので、特にそう思ってしまうのかもしれませんが・・・。 さらっと読めて、とても面白い・・・と見せかけて、一度読んだだけでは味わい足りなくて、後2~3回は、じっくりと読み返したくなる小説です。
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すこおし、感覚の違いがあるのか、入り込めなかった…無念。ここ、てにをは、欲しいな、とか余計なとこに神経がいってしまう、ってのいうのは、そういうことなんだと思う。景色が、みえない。好き嫌いはあると思います。
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主人公の琴子と3つ子の姉、父母に祖父母。そして、円卓。狭い公団住宅に賑やかな家族。 同級生との会話や姉妹が増えることが分かったことを通して、少しずつ何かを悟り成長する小学生の琴子。自分も小学生の時は、今ては当たり前のことに驚いたりしてたかな。 テンポよく楽しく読めた。3つ子と琴子...
主人公の琴子と3つ子の姉、父母に祖父母。そして、円卓。狭い公団住宅に賑やかな家族。 同級生との会話や姉妹が増えることが分かったことを通して、少しずつ何かを悟り成長する小学生の琴子。自分も小学生の時は、今ては当たり前のことに驚いたりしてたかな。 テンポよく楽しく読めた。3つ子と琴子の姉妹について、もっと話を読みたい。
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