1,800円以上の注文で送料無料

ヒア・カムズ・ザ・サン の商品レビュー

3.5

267件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    87

  3. 3つ

    104

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2023/03/09

登場人物が同じでストーリーを代えている2篇の物語。真也とカオル及び家族が織りなす人間模様。 パラレルの方が有川さんらしい内容だと思うし好ましいです。読後感も良くスッキリします。

Posted byブクログ

2023/03/03

喜ばせたいから嘘をつく。 がっかりさせたくないから嘘をつく。 そんな2人の男性のお話が2話。 私は後のほうのお話の方が好きだけど、前のほうの話も悪くないです。人それぞれ。どちらも、愛に溢れていますね。

Posted byブクログ

2023/02/12

七行のあらすじから作られたふたつの異なる物語。登場人物も大まかな設定も同じで、特にふたつ目の話は読むのを楽しめるのかと疑問だったけど、そんな思いは杞憂でした。1つ目の話は有川さんらしくキュンとくる感じで、ふたつ目の方は、カオルと父のお互いの想いに、心が揺さぶられました。

Posted byブクログ

2023/02/08

刺さる言葉があるところがやはり有川作品だなと思います。 2つの親子の物語 人としての弱さやずるさから愛しさを感じることができるのはパラレルかなと思いました。

Posted byブクログ

2023/01/27

7行の大まかなあらすじが元になったそれぞれの物語、と言う着想は面白いですね。Parallelの方は上映された舞台に着想を得て書かれたものなのだとか。 2話とも物に触れるとそこに残る記憶が見えると言う不思議な力を持っている真也を主人公として、同僚カオルとその父との確執や親子愛といっ...

7行の大まかなあらすじが元になったそれぞれの物語、と言う着想は面白いですね。Parallelの方は上映された舞台に着想を得て書かれたものなのだとか。 2話とも物に触れるとそこに残る記憶が見えると言う不思議な力を持っている真也を主人公として、同僚カオルとその父との確執や親子愛といったものが大きなテーマ、本筋となっている。 どちらの親子愛により共感出来るか、単純にどっちの話が好きかとか言う事で良いと思うが、特殊な能力を持つ真也をもっと掘り下げていったものも読みたかったなぁ。。と言う気持ちが残るのも否めない。その能力による過去をトラウマとして抱えている真也の姿が苦しそうだったし、最終的にそれを払拭出来たのだろうか。。と、やや不明瞭なもやっとした読後感あり。 しかし、タイトルがビートルズの歌の題名でもある『ヒア・カムズ・ザ・サン』(雲の切れ間から太陽の光が差して来た)なのだから、四の五の言わず希望の光が見えて来た、明るい未来の予感に満ちたストーリーなんだと言う事でしょう。 20年ぶりに再会した親子の関係ももう少し深みが欲しいところではありましたが、Parallelにおいて、元上司岩沼がカオルに、『親父に腹立ててる時点でファザコンだよ』『親は立派な人であるべきだっていうのは、子供の幻想だ』と悟す言葉は心に刺さるものがありました。

Posted byブクログ

2022/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物に触れるとそこに込められた人の思いを読むことが出来る、出版社勤務の主人公が同僚の父、天才(?)脚本家HALと会うことになり、誰にも気づかれなかった真実を見抜く。パラレルで2話ある。

Posted byブクログ

2022/11/29

主人公の人間性が魅力的で好きでした。特殊な能力を持て余していた彼がの使いかたを大好きな人のために使う決意をする、そこがよかったです。

Posted byブクログ

2022/10/22

一つ目二つ目とお話がありましたが、私は一つ目のお話が良かった。 二つ目はちょっと自分の父なら、、、うーーんと唸ってしまいそうで後半飛ばしてしまいました。

Posted byブクログ

2022/09/04

設定と冒頭は異なっているが後半が異なる、2作の物語。 これだけのものが同じなのに、所々色々が異なる2作の違いが、なるほど、こんな風にできるのか、と思ってしまう作品。

Posted byブクログ

2022/08/15

2022/08/12 有川さんの作品で、今回の主人公である古川真也は、自分が物に触れることでそれ(手紙とか文章とか葉書とか)を作った人々の記憶や思い、気持ちを読み取れる、不思議な能力を持った編集者です。真也に今回舞い込んだ仕事は謎の覆面脚本家としてアメリカで活躍しているHALの正...

2022/08/12 有川さんの作品で、今回の主人公である古川真也は、自分が物に触れることでそれ(手紙とか文章とか葉書とか)を作った人々の記憶や思い、気持ちを読み取れる、不思議な能力を持った編集者です。真也に今回舞い込んだ仕事は謎の覆面脚本家としてアメリカで活躍しているHALの正体に迫ること。空港でHALを出迎えた真也は、偶然にも自らの力を使って彼がひた隠しにしていた重大な秘密を知ってしまう。 同僚の大場カオルや上司の安藤みずほらと共にHALの特集記事を組むべく奮闘するのだが、大場カオルとHALの関係が段々と明らかになってきます。 編集者の仕事ってどんなものなのか、脚本家ってどんなものなのかということもこの本でイメージしながら読むと面白そうです。 もう一つパラレル世界の話も収録されているので、比較しながら読み進めると面白いかもしれません!

Posted byブクログ