二度寝で番茶 の商品レビュー
対話によって綴られていくエッセイ。 そういえば木皿泉って二人一組のペンネームだったんだっけ。 話の内容もさることながら、この対話の空気感が良いな、と思う。
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ああ、いい夫婦だなぁって感じ~(エッセイですから野暮はやめて)シナリオの書き方ってのが後半にまとめてあるけど中身はない~夫婦のシナリオライターってどんなのかと思ったら、亭主の方はポリオの影響で車いすの生活が長くて、10年前に脳出血していて、奥さんは長年のOL生活の果てにシナリオ書...
ああ、いい夫婦だなぁって感じ~(エッセイですから野暮はやめて)シナリオの書き方ってのが後半にまとめてあるけど中身はない~夫婦のシナリオライターってどんなのかと思ったら、亭主の方はポリオの影響で車いすの生活が長くて、10年前に脳出血していて、奥さんは長年のOL生活の果てにシナリオ書きになったけど、それほどの才能を持たないことを自覚している人…でした
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木皿泉 といえば ドラマ好きなら誰でもご存じの脚本家。 かっぱさんと大福さん 二人で一人(組?)。 パートナーと二人で書く なんて 実にうらやましい。 私にも大福さんのような旦那様がいたら 書けるのになあ… などと思ったりする私は勘違い野郎。 「やっぱり猫が好き」に始まり 「...
木皿泉 といえば ドラマ好きなら誰でもご存じの脚本家。 かっぱさんと大福さん 二人で一人(組?)。 パートナーと二人で書く なんて 実にうらやましい。 私にも大福さんのような旦那様がいたら 書けるのになあ… などと思ったりする私は勘違い野郎。 「やっぱり猫が好き」に始まり 「すいか」「野ブタ。をプロデュース」は 大傑作でした。 処女小説をドラマ化した 「昨夜のカレー、明日のパン」も すてきでした。 この本は 10年前のエッセイとお二人の対談。 暮らしぶり 書きぶりが のぞき見できてうれしい。 当時流行った新型インフルエンザのことを お二人で話しているのだけれど え?そんなのあったっけ などと思ってしまった。 私はインフルらしきものにかかったことが 一度もないので 当時 インフルのことなど まったく気にもかけていなかった。 そしていま。 コロナの世の中をかっぱさんと大福さんは どんな風に生きていらっしゃるのだろう。 大福さんは大丈夫かな。 こんな世の中を お二人が どんな風に描くのかが観てみたい。
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面白かった!夫婦で本を書いているんですが、今回はエッセイ。ゆるーく社会の出来事を語ったり、心がホッとするような読み物です。
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読みはじめたときは、この本の文体やイラストに慣れず、なかなか読み進められなかったけど、 読んでいくうちに、少しずつこの本に慣れてきて、もう少し読んでいたくなったな。 筆者の別の本も、気づいたら買っているかもしれない。
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木皿泉。 夫婦2人組の脚本家。 お二人の会話は、他のムック本などで読んでいて 楽しいし、好きだったから、安定のおもしろさで 読み進めた。 軽妙な会話タッチに進められるエッセイの中で ドキッとするような、 生きること、創ることに 大切なことが語られる。 たとえば 私達は自分には才能なんてないということを知っている。それが大きな武器になるんじゃないかな。(中略) 自分は自分でいいんだと思えるところからしか、オリジナルなものは出てこないと思う。 こんなふうに、ごく自然に受け止めていたことに はっとする気付きが与えられる。 これからもお二人の作品から目が離せない。
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「すいか」で大事な言葉をたくさんいただいたので、お二人の対談エッセイとなれば、是非とも読んでみたいと思い購入した。 心に留めておきたいことメモしておく。 ・特に家族ともなると、相手になにかをしてもらうことが当たり前になり、それが引け目となって積み重なり、その人にあらがえなくなる。そうならない方法は「ありがとう」を言うこと。感謝の言葉が届けば、やってもらった側もやった側も、気持ちが空へキレイに消えて行く。 ・家族も愛も確かなものではない。この世にある確かなものは好きだという気持ちだけ。 今日の好きは今日の分。明日の好きは明日つくればいい。 ・かっぱさんが鬱病になって苦しんで泣いていた時プロデューサーがかけてくれた「たかがドラマじゃないですか」の一言。 ・何となくいろんなことをぼやかして曖昧にしてるからこそ成り立っていることもある。 そもそもわたしたちは、自分がなんで生まれてきたかだって、自分が何者かなのかだって、わけもわからず生きてるそういう存在。 ・街で突然知らない男に蹴り倒されたかっぱさん。「あの時もしピストルを持っていたらためらわず撃ち殺してしまっていたと思う」 人を殺すなんて想像できないことだけど、もしも凶器を常に持っていたら、カッとなった瞬間誰だって人を殺してしまう可能性はあるってこと。その後の辛さを想像できずに。 ・大福さんが誰に聞いても知らないという、子供の頃読んだ本を、かっぱさんも当時読んでいて、内容を事細かに語ってくれた。子供の頃出会ってなかったはずなのに、思い出の中で一緒にいるような懐かしく嬉しい気分。
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2018.1月。 木皿泉さんのエッセイとふたりの対談。ああ、すごいなあ。心に留めておきたい言葉がたくさんあった。こういうおふたりからああいうドラマが生まれるんだなあと納得。 流れる時間の中で人との関わりを大切にしながら自分の好きなことをやっていく。そして次につなげる。 メモだら...
2018.1月。 木皿泉さんのエッセイとふたりの対談。ああ、すごいなあ。心に留めておきたい言葉がたくさんあった。こういうおふたりからああいうドラマが生まれるんだなあと納得。 流れる時間の中で人との関わりを大切にしながら自分の好きなことをやっていく。そして次につなげる。 メモだらけ。 ↓ 情報よりもコミュニケーションしている実感。 人間関係は努力して初めて成り立つもの。 六割できれば上出来。 保留。 その人らしさは余分なものからにじみでる。 みんなが、それぞれワーワー言う方が場がイキイキするけど、誰か一人が一方的に喋ってるのはうんざりする。 やめないで続けることで、おかえりって言ってあげられるような存在に。 歳をとる=いろんなものがあらわになる。 日常は川のように流れていて、その下に何があるかは見えない。だから時々川をせき止めて下に何があるか確かめる必要がある。 引き分け組。負けないことより負け方に重点を。負けも必要。 いろんなことをごまかしているから成り立つこともある。わけもわからず生かされてる。次に生まれてくる人たちにもちゃんとした世界を残すこと。 恋は落ちるもんじゃなくて自分だけの何かを見つけてしまうこと。 親は自分の言うことを聞いたらおまえを認めてやるというけど、子どもはまず自分を認めてくれたら言うことを聞くという。 何がやりたいのか時間をかけないと見えてこない。待ってやるしかない。 時間とともに世間や自分が変わる。時間にはどんなことも敵わない。悲しみも喜びも苦しみも特別なことも時間は飲み込んでいく。 家族の常識は世の中の常識じゃない。 魔法にかかっている。 ゆっくりゆっくり後ずさりしながら見渡すものが増えていく、それが歳をとるということ。 暴力にはお茶を。 時間のない場所に行きたい。時間から逃れたいからお金が欲しい。夢みたいな時間が永遠に続いて欲しい。 全部勝ちそうな時はわざと負けを作る。自分の手元だけでなく大きな流れを常に見る。 全ては必然、自分で蒔いたたねは自分で刈り取る。 人生は取り返しのつかないものだとわかる。何が起こるかわからないなかキャーキャー言いながら進んでいく。 オリジナルの欲望を持っている人は他人からはキラキラして見える。 自分の欲望を知るには人と出会う旅にでなくては。 空気ばっかり読んで行動していると自分を置いてきぼりにすることになる。 好きに生きないと愚痴ばっかりの人生になってみんなが不幸になる。 自分は最高だと有頂天になったり、最低だと落ち込んだりしながら日々曖昧な中をしぶとく生きていくしかない。 自分がおもしろいと思うことろはたとえベタと言われても残していく勇気。 自分のダメなところを認める。自分は自分でいいんだと認める。そこからオリジナルは生まれる、 命を繋いで自分はある日ぱっと消えていく。
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夫婦で脚本をされいる木皿泉さんのエッセイというか、対談集? 本の一節を引用してそれに対して大福さん(夫)とかっぱさん(妻)の会話が展開されてきます。かっぱさんがあれこれ思っていることをいろいろ言って(攻め)、それ受けて大福さんが答えていく感じですが、こういう感じでお話できるご夫婦...
夫婦で脚本をされいる木皿泉さんのエッセイというか、対談集? 本の一節を引用してそれに対して大福さん(夫)とかっぱさん(妻)の会話が展開されてきます。かっぱさんがあれこれ思っていることをいろいろ言って(攻め)、それ受けて大福さんが答えていく感じですが、こういう感じでお話できるご夫婦、憧れます。大福さんはこの連載が始まったころに脳内出血で倒れていまでも介護が必要な体ですが、かっぱさんは「大福ちゃんは私の趣味」と言います。介護というと重くなるけど、何事も発想の転換なのかもしれませんね。
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何気ない言葉がきらりと光る そんな会話エッセイ ものすごく親近感を覚えたのは神戸市に住んでおられるということだけではないね すっかりフアンになりました ≪ 考える 自分の言葉で 繋げるの ≫
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