饗宴 の商品レビュー
有名な哲学の古典。美のイデア、善のイデアにつながるように恋愛について語られている。少年愛のことをうまく変換できれば詰まることはないと思う。様々な言い方や角度から述べられるので飽きずに読むことが出来た。又、当時の風習については巻末の解説が割合丁寧なので、キリスト教以前のギリシャを考...
有名な哲学の古典。美のイデア、善のイデアにつながるように恋愛について語られている。少年愛のことをうまく変換できれば詰まることはないと思う。様々な言い方や角度から述べられるので飽きずに読むことが出来た。又、当時の風習については巻末の解説が割合丁寧なので、キリスト教以前のギリシャを考えさせてくれる。
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最近金のことを考えてたら、日課であった知的探求が完全にストップしてしまっていた。価値観は人それぞれかもしれないが、いつも内面に疑問を抱き続ける2か月ほどだったので、うまく脱却できまたプラトンに戻ってこれたことに、なんだか感謝の思いにまで至る。 解説に助けられながら、「饗宴」読み...
最近金のことを考えてたら、日課であった知的探求が完全にストップしてしまっていた。価値観は人それぞれかもしれないが、いつも内面に疑問を抱き続ける2か月ほどだったので、うまく脱却できまたプラトンに戻ってこれたことに、なんだか感謝の思いにまで至る。 解説に助けられながら、「饗宴」読み終わった。エロスについての対話。人間の欲望、愛、性。人生に欠かすことができない要点ともいえるエロス。結論としてはまだ不確かなところがあるが、肉体の欲望➡心の欲望➡関係からの欲望➡知的欲望と、エロスも段階的により価値があるものへと高められていく、という感じのところが印象的だった。「知」を幸福に至る最高の方法として置くが、性もそれと無関係ではなく、ある意味の秩序として地続きであるように語られているところが面白い。 17.11.13
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ソクラテスらによる、愛の中でも性的な愛を意味するエロスについての演説。平易な言葉で臨場感が伝わってくる本編訳に加え、舞台背景やなどについて約100項にわたる詳細な解説が理解に深みをもたせてくれる。とはいえ、考えが大きく変わることはなかった。 私は、人間を「よい」と認識するのは肉体と精神の相互作用によるものであり肉体の美しさを軽視すべきでないと考えている。 本書に、あらゆる体における美しさは同一、とあるが論理の飛躍としか思えない。 真理を語ろうとするから、美しい体は瓜2つとなるのは必然だろう。黄金比のそれだろうから。そして、真理だから、それを愛するべき、となる。此処が決定的に間違っている。誰もが黄金比の体に恋い焦がれる訳ではないし、かといってそれは、体なら何でも良い、では決してないだろう。 真理に向かうことは真実を見失うように思う。 解説に違和感を覚えた箇所もある。エロスが求める「美しいもの」「よいもの」を「善」と解説されるのだが、「善」とすると道徳という名の臭みがついてしまわないだろうか。
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ぼくたちが互いに触れ合うだけで、知恵に満ちた側から空っぽの側へと、知恵が流れていってくれるなら、ありがたいことだ。まるでコップの水が糸を伝い、満ちた側から空っぽの側に流れていくようにね
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エロスについて1人ずつ語って行き、最後にソクラテスが登場し、弁証法的にまとめあげる。それぞれの人がどのようなロジックで論じているかを整理すると、ロジカルシンキングの勉強にもなる
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エロスについて、饗宴の参加者が順番に賛美していく、対話とはまた違った面白さ。 まさかプラトンで涙するとは思わなかった。感銘ってこのことなんだろうな。 一神教以前の生き方はなんて豊かなんだろう。 アリストファネスの話にすごく刺激を受けた。 登場人物が生き生きと描かれていて、読み物と...
エロスについて、饗宴の参加者が順番に賛美していく、対話とはまた違った面白さ。 まさかプラトンで涙するとは思わなかった。感銘ってこのことなんだろうな。 一神教以前の生き方はなんて豊かなんだろう。 アリストファネスの話にすごく刺激を受けた。 登場人物が生き生きと描かれていて、読み物としてもすごく面白かった。
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なぜ男は女を求め、女は男を求めるのか?愛の神 エロスとは何なのか?悲劇詩人アガトンの優勝を 祝う飲み会に集まったソクラテスほか6人の才人 たちが、即席でエロスを賛美する演説を披瀝しあ う。プラトン哲学の神髄ともいうべきイデア論の 思想が論じられる対話篇の最高傑作。
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2014/9/4読了。 この人の本は哲学書の中では読みやすいが、最終的に何が言いたかったかと言われると… 理屈だてて話されてはいるし読んでいるうちには納得して進めるんだけど表面上だけでサーッといってしまうというか。 まぁ読む方の問題なんだろうが…
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私達はエロスについてどれだけの事を知っているのだろうか。 神としてのエロス、少年愛、男と女、美しいこと、醜いこと。それぞれの登場人物が思うエロスをお酒の席で語っていくお話。下ネタも此処まで深く真剣に考察すると芸術的になるんだなと思いました。
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哲学書だけど、面白い話が多く、そこそこ読みやすいと感じた。 愛(エロス)とは何なのかを何人かの弁論を通して掘り下げていく。 美しいものとよいものを愛す。 そして「美のイデア」に到達するのが奥義だそうた。 気になったのは幸せはよいものを永久に所有し続けることと読み取れたことか。
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