- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1224-30-02
饗宴 光文社古典新訳文庫
定価 ¥1,034
880円 定価より154円(14%)おトク
獲得ポイント8P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2013/09/10 |
| JAN | 9784334752767 |
- 書籍
- 文庫
饗宴
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
饗宴
¥880
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
3.8
41件のお客様レビュー
ギリシャ時代、おとこたちは、寝そべって、酒を飲みながら、語り合う。そのスタイルは、優雅だ。 ソクラテスの以外にエロスについて語るのは、パイドロス、パウサニアス、エリュクシマコス、アリストパネス、アガトン、アルキビアデスの6人である。 フロイトのエロスは、生命を維持し、統合...
ギリシャ時代、おとこたちは、寝そべって、酒を飲みながら、語り合う。そのスタイルは、優雅だ。 ソクラテスの以外にエロスについて語るのは、パイドロス、パウサニアス、エリュクシマコス、アリストパネス、アガトン、アルキビアデスの6人である。 フロイトのエロスは、生命を維持し、統合しようとする本能。これは、性的な欲望や自己保存本能、そして個々の要素を結合させてより大きな全体を形成しようとする「生の本能」全体を指している。そして、エロスの対をなすタナトスを概念化した。タナトスは、フロイトが晩年に提唱した「死の本能」。これは、生命が元あった無機物の状態へと回帰しようとする破壊的な本能である。フロイトは、このタナトスが戦争や破壊行為の根源にあると考えた。 プラトンの『饗宴』には、タナトスは、出てこない。フロイトの方が人間の本能として、進化している。エロスだけでは、人間を語れない。 最初の5人が話すエロスの中で、少年愛が強いことに印象つけられた。ちょうど髭の生え始めの頃までの少年を、性的に愛し、そして、教育するという機能があった。マイフェアレディの男子版というところか。また、エロスはキューピッドでもある。 ソクラテスを好きなアルキビアデスは、ソクラテスが通常の人間とは異なり、内面的な美と知性、そして並外れた自制心を持っていることを称賛する。彼は、ソクラテスの魅力と徳に惹かれている。ソクラテスが刑罰と刑死を受けたことの一つに若者を堕落させたことであり、アルキビアデスとの性的関係も要因だった。 愛についての概念は、エロス、フィリア、アガペーがある。エロスは、異性間もしくは同性間の性愛を論じ、フィリアは、親子や友人間の情愛であり、アガペーは人類愛である。ここでは、エロスが中心に論じられているが、結局はアガペーについて語ることになる。 ソクラテスが紹介した女性ディオティマは、ソクラテスの上を行く人のようだ。ソクラテスに、エロスは、「精霊は、人間の思いを翻訳して神々に伝え、神々の思いを翻訳して人間に伝える」という役割を果たすという。そして「男と女の交わりとは、子をなす営みである。それは神聖な営みであり、死を逃れることのできない生き物は、この営みによって不死にあずかることができる。子を宿し、そして生むという営みによってな。」と、子を産むことによって、継続的に生を維持する。それがエロスの存在という。 さらにディオティマは、愛は美しいものではなく、美しいものへと向かう「中間的な存在」であり、人間を肉体の愛から知恵や真理の愛へと導く「愛の階段(ディオティマの梯子)」の概念を提示する。この言葉が、ソクラテスではなく、ディオティマに語らせるのが面白い。 なぜ、愛し合い一体化するのか?両性具有の話も出てくる。笠井潔の『バイバイエンジェル』につながる。 エロスというテーマで、延々と論議、紀元前380年頃のギリシャの思想的格闘の凄さを感じる。
Posted by 
興味本位で哲学関連の本を手に取りました。 イデア論で知られるプラトンの一書で、愛を司るエロス神を様々な登場人物の口から賛美させるというもの。 ただ、結局は師であるソクラテスを称賛する形で締められており、愛を哲学するというには、潔さに欠ける構成だと感じてしまった。 西洋哲学の源...
興味本位で哲学関連の本を手に取りました。 イデア論で知られるプラトンの一書で、愛を司るエロス神を様々な登場人物の口から賛美させるというもの。 ただ、結局は師であるソクラテスを称賛する形で締められており、愛を哲学するというには、潔さに欠ける構成だと感じてしまった。 西洋哲学の源流ともされる古代ギリシャ哲学ですが、ギリシャ神話を前提にしているために、その視点にとらわれるのは致し方の無いところで、「愛」に対する普遍的・本質的な解釈にまでは当然昇華しきれていないですが、それでも古代の制限された知識のなかでここまでの議論がなされていることは興味深いです。 なお、古代ギリシャと現代との社会通念の乖離が大きく、テーマ意外のところでも驚きがあって、ある意味で新鮮な感覚がありました。男色(少年愛)が通常とされる社会はなかなかにショックですが。
Posted by 
難解な哲学書なのだろうと勝手に決めつけていたが、ユーモア溢れるエンターテイメント性のある作品で驚いた。 本書を読んで一番の衝撃は、そこかもしれない。 偉大なる?ソクラテスたちが飲み会でどんな話をしていたのか…その様子を垣間見ることができるとう何とも興味深い作品。 エロスを賛美...
難解な哲学書なのだろうと勝手に決めつけていたが、ユーモア溢れるエンターテイメント性のある作品で驚いた。 本書を読んで一番の衝撃は、そこかもしれない。 偉大なる?ソクラテスたちが飲み会でどんな話をしていたのか…その様子を垣間見ることができるとう何とも興味深い作品。 エロスを賛美する、そもそもエロスとは何なのか、なぜ賛美に値するのかなどが知識人たちによって議論される。 こんな高度な知的な飲み会…あるかいな笑 いや、こんな宴に参加してみいものだ。 古代ギリシャの文化や風習を知ることもできて、非常に興味深かった。 少年愛が当たり前の世界…。時代によって、当たり前は全然違う。だから世の中の見え方も全然違う。何が正しいのか、何が人を幸せにするのか、色々と考えさせられた。
Posted by 
