1,800円以上の注文で送料無料

開かせていただき光栄です の商品レビュー

4.2

129件のお客様レビュー

  1. 5つ

    45

  2. 4つ

    48

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2022/12/01

美しい文章で紡がれる、残酷な殺人事件。 二転三転四転五転、、と、ドキドキしながら読んだ、初めてのミステリーでした。

Posted byブクログ

2022/10/29

日本人作者なのに、舞台をロンドンにして外国作品風に描いた作品。とても読みにくかった。ストーリーやプロット、最後のドンデン返しはとても良くて面白かったのに、敢えて外国風にしたのが、自分には奇を衒い過ぎてる感じがして大きなマイナスだった。

Posted byブクログ

2023/01/18

さいこーーーーー!!!一気読みした! 底知れない10代後半の少年…夜抜け出して女装して舞台に立つ… あと優しいミステリーが読みたい人におすすめ、みたいな… 17C英の話なのにすごく読みやすいの作者の技術という感じ 皆川博子3冊目 古本屋

Posted byブクログ

2022/08/19

18世紀のロンドンの解剖医学教室という設定がとても興味深かった。 謎が謎を呼ぶミステリーとしても面白かったけど、歴史小説としても楽しめた。 医学にしても、法曹界にしても、未発達で、こんな酷いことがまかり通ってたんだと、びっくりした。 美少年、天才画家、盲目の判事と彼に眼になる姪な...

18世紀のロンドンの解剖医学教室という設定がとても興味深かった。 謎が謎を呼ぶミステリーとしても面白かったけど、歴史小説としても楽しめた。 医学にしても、法曹界にしても、未発達で、こんな酷いことがまかり通ってたんだと、びっくりした。 美少年、天才画家、盲目の判事と彼に眼になる姪などキャラクターも魅力的だった。

Posted byブクログ

2022/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

18世紀ロンドンの解剖学教室からあるはずのない屍体が発見された。四肢を切断された少年ネイサンの屍体を中心に、欲と策謀が入り乱れた複雑な事件の全貌が徐々に明らかになるが… 解剖学が偏見に晒されて遅れていたロンドンで、外科医ダニエル・バートンと弟子たちが事件の解決のため解剖で謎をとくミステリー、と思いきや謎解きは盲目の治安判事サー・ジョンが嘘を見抜く鋭い洞察力と、聡明な補佐役のアンがメイン。 前半は田舎から出てきたネイサンがロンドンで受ける酷い仕打ちに目が行きがちで事件そのものもネイサンを巡るものだと思っていた。 死体が増える(新たな殺人が起こる)に従って明らかになる資産家エヴァンズの策謀と悪事、資金難の解剖学教室の事情。 ロバートの弟子達は何を隠しているのか。 翻弄されたあげく、最後に事件の全貌と真の目的が明らかになって、とてもいい意味で愕然とした。

Posted byブクログ

2022/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少し馴染みがなかったから読みにくかったが、おもしろかった。 殺人事件でも、肉親が告訴しないと裁判が行われない。そんな時代だったんだと驚いた。 話が複雑で誰が誰を殺したのか!複雑だったが、最後はほっと安心した。 ダニエル先生は、兄と最愛の弟子がいなくなって寂しくなると思うが、医学のために邁進してほしい。 盲目の判事は、スッとした英国紳士っぽくて素敵だった。

Posted byブクログ

2022/07/12

面白かったです。 話が二転三転するのでどんどん読めました。 結末は切なく哀しかった。まあそうなるよねという感じ。

Posted byブクログ

2022/06/07

面白かったです。 18世紀のロンドンというと、あまり予備知識のない私の中では薄暗いイメージはあれどそこまでネガティブなイメージはなかったのですが、偏見や汚職、ただれた風俗などの負の面が丁寧に書かれています。そんな醜い舞台設定の話なのに、やはり描き方は美意識高く、美しい。表紙もとて...

面白かったです。 18世紀のロンドンというと、あまり予備知識のない私の中では薄暗いイメージはあれどそこまでネガティブなイメージはなかったのですが、偏見や汚職、ただれた風俗などの負の面が丁寧に書かれています。そんな醜い舞台設定の話なのに、やはり描き方は美意識高く、美しい。表紙もとても素敵です。 参考文献も多く、かなり研究されている気がします。 こういった解剖医の方たちがいてこその、今の医療ですね。解剖学や医療史系の関連文献も気になります。

Posted byブクログ

2022/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 18世紀ロンドン。私的解剖教室を開くダニエル・バートンは、5人の弟子とともに墓暴きから屍体を買って日々解剖研究に勤しんでいた。その日、買い取った屍体は貴重な妊娠六ヶ月の令嬢。犯罪捜査人の訪問を受け一時的に令嬢の屍体を弟子たちが隠す。その直後、隠し場所から新たな、四肢を切断された少年の遺体と、顔を潰された男の遺体が発見さる。増える屍体の謎。四肢のない少年のことを、一番弟子で容姿端麗なエドワード・ターナーと、天才素描画家のナイジェル・ハートはその素性を知っていた。盲目の治安判事ジョン=フィールディングは彼らの言葉の嘘を聴き分け、事件の捜査を始めるのだが…。  解剖学が認められていない時代のロンドンの空気を緻密に描き、展開する本格ミステリ小説。  面白かった!後半は息もつかせぬどんでん返しの連続。そもそも誰が一体主人公なのか焦点が定まらない、いや、意図的に焦点をずらされていた。現代では成立しない動機とトリックの連続に唖然とするのみ。  どうやら三部作のようなので全部読んでしまおう!皆川博子氏、あっぱれ!

Posted byブクログ

2022/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こういうの読みにくいんだよなぁ...と思いつつも、どんどん引き込まれていき、何度も騙されて、最終的に全て伏線回収。 やっぱり読み終えるのに時間がかかったけど、オススメされて最後まで読めて良かった!と思える作品でした。 こういうジャンル(と言っていいのか)が好きな人には堪らないと思います。

Posted byブクログ