その青の、その先の、 の商品レビュー

椰月美智子(著者)

2013/11/23

家族愛、友情、恋愛…色々な愛に溢れてて温かい気持ちになれました。高校生の時ってこんな風だったかなぁと思いを馳せたり。主人公まひるのお父さんが良い味を出してた。父親ってこんな感じで見守ってほしぃ存在。

2013/11/18

一度しかない１７歳の一年間。まだ何者でもない自分に戸惑い、ちょっぴり自意識過剰で。大好きな友達と遊び、どんどん好きになっていく彼と過ごす時間が何より大切。そんなふつうの高校生、まひるを描いた物語です。淡々と過ぎていく日常の中にも大小の事件があり、いきなり向き合うには厳しすぎる現実にも出会います。そんな、青く甘く苦い時間を切り取った、やさしい青春小説です。

2013/11/06

17歳という難しい時期を描いた椰月さんの作品。
学生ものだとやっぱり何処かしらでクラスの「ヒエラルキー」が出て来るけど、この小説は、主人公と親友3人がメインなので余計な人物は入って来ない。

17歳の悩みや夢がドラマチックではなく、日常にすっと溶け込むように書かれていたのが読みやすくて好きでした。

2013/11/01

椰月美智子さん、初読みでした。全く巧いタイトルつけるなあ～。まひるを主人公に4人の高校生達の恋愛その他何気ない日常なんだけどそんな毎日の中で友人たちとはしゃいだり切ない恋をしたり・・・のまさに青春の“青”とふとした時に見え隠れする幼稚な行動や考え方の危うさが“青”かったり、とてもよく描かれているなあと思った。ちょっと照れるくらいうまく行き過ぎ感ありありの展開だけど読後は表紙のまんま、とても爽やかでまぶしい青だったな。ラストは成長した皆にちょっとウルっときた。

2013/10/05

高校生のまひるが主人公。
恋人で落語家を目指していた交際相手の亮司がバイク事故に遭う。
亮司やまひるはそのことをどう受け止めたか。

2013/12/08

普通の生活の中で少しずつ成長していく主人公たち。小さなこと大きなこと色々なものを受け止め、そして自分なりに受け入れていく姿を丁寧に描かれた作品だった。たまに出てくる落語が作品に更に味わいを加えていて良かった。

2013/10/04

無限の未来が広がっている高校生の男女が出てくる長編です。恋と部活とバイトと家族と将来の夢なんかがキラキラと描かれていて眩しいくらいの王道青春小説です。学園祭のシーンが良かったなぁ。後半の展開は涙が止まらなくなりましたが、ヒロインのまひるとその彼氏とまひるの小5の弟がとても可愛くてステキなストーリーでした。

2013/10/01

爽やかキラキラな青春恋愛ストーリーかと思いきや、落ち着いたリアルな高校生の物語だった。でも、やっぱり若い人にはできるだけ悲しい出来事が起きて欲しくないなと思う。中盤までの、良い意味でふわふわした平凡な日々に展開を与えるにしてはなかなか悲劇的すぎた。

2013/10/03

高校生。友達。恋。バイト。将来。落語。死。ヒエラルキーはあっさりと。高校生ってそりゃヒエラルキー感じるけど、学校生活の中ででっかい部分占めてるけど、それ以外の世界とかそれ以外の価値観も持ち始めてたりする。友人カップルに似てた。

2013/09/30

ど青春物語が読みたいと思って購入。
個人的には、LINEの会話が文中に出てきたところで、あぁ、
という気持ちが。
こういうリアルさ、別にいらないと思うんだよなぁ…
メールのやりとりも活字の物語ではあまり好きじゃないから。
もちろん人それぞれだとは思うけど。

それぞれのキャラクターに色があって、高校生のきらめきが見えた。