働かないの の商品レビュー

群ようこ(著者)

2021/08/09

れんげ荘物語の第2弾。会社に嫌気がさし退職し、反りが合わない母親にも嫌気がさし一人古いアパートに引っ越す。働かず貯めたお金を崩しつつ毎日を楽しんで生活している。こういう生活、ちょっと羨ましい。

2021/08/01

主人公のキョウコの葛藤が、自分とよく似ていてとても救われる思いだった。シリーズものなので全部読み切りたい。

2021/06/15

私も48になったら最低限の生活を好むようになるのだろうか。こういう生活も素敵かもと一瞬憧れも持ったが、頼れる人が近くにいないと成立しないと思う。
やっぱり私はいい部屋に住みたいし少しは贅沢したい。だから働く。

2021/02/20

｢れんげ荘｣を読んだのが偶然にも６年前の同日。こんなに月日が流れたのに物語では３年しか経ってないのが笑える。久しぶりのキョウコさんは如何にとお手並み拝見的な感じで本を開いたとたんに群ようこさんワールドに突入。一気に懐かしの世界の住人の虜に。自分の生き方に迷いながらも自分らしくと納得しながら少しずつ前進していく姿にほっこりさせられた。刺繍に苦戦したり新しい住人とのふれあいににんまりしたりほのぼのとした物語はやはり健在だった。

2020/10/26

バリバリのキャリアウーマンが、仕事を辞めて毎月10万円で生活するシリーズの2作目。前作では湿気対策や蚊対策で大変だった古アパートのれんげ荘は、クーラーや網戸がついて少し快適になりました。

仕事の人間付き合いや確執のある母親のストレスから逃れて自由になったのに、自由になったことに罪悪感を覚えたり、新しく見つけた趣味の刺繍が思ったより上手くできずに落ち込んだり、悩みはつきません。他人と比較したり、自分で自分の限界を決めてしまったり、逆に目標を高くし過ぎて挫折したり、何かを始める前から失敗した時のことを心配したり。

全部、私にも身に覚えのあることばかり！主人公と年齢が近いので、自分だったら…と考えながら、あっという間に読んでしまいました。

2020/10/14

れんげ荘の二冊目。二冊目になっても、主人公キョウコのなんとなくモヤモヤした気持ちは解消されていないが、その人間ぽいところが「パンとスープ」のアキコよりも現実味があって面白かった。読んでいると刺繍がしてみたくなる。

2020/07/21

前作のれんげ荘のその後。網戸やエアコンが設置されたり新しい住人が入ったり、少しづつ変わりながらも変わらないゆったりとした生活が読んでいて心地よかった。

2019/12/02

あれから3年。退職直後の暇を持て余してた頃と比べて、だいぶ余裕が出てきた気がする。
オーガニックな食事にこだわり、隣人も素敵な人に恵まれて、ますます楽しい雰囲気になってきた！
新しい住人のちゆきさんも素敵で、職業旅人のこなつさんと比べてクマガイさんの受け入れ方もスムーズ。
テレビは捨てて正解だと思うので、もう少し早く決断しててもよかったくらい。
刺繍やステッチってすごい気になるので、完成が見たくなった。

2019/03/04

仕事したくない働きたくないと常々思ってる私にとって、すごーく興味を惹かれるタイトル。

空室だった隣室に180cmのモデル体型女性チユキさんが引っ越してきたり、
区役所の担当者から働かないのですか？と問い合わせが来て怒ったり、
喫茶店で見かけたマダム達の刺繍に影響されて刺繍を始めたり…
という内容でした。
特に大きな事件もなく、心を乱されることもなく安心して読めました。

2019/03/26

住民との関わりや刺繍を始めたこと、ますますほっこりした作品だった。自分も刺繍をするのでとても共感した。働かない生活を始めたものの、その生活に慣れてきつつも、いつまでも自分を卑下するキョウコの気持ちが痛いほどわかる....と思った。