死神の浮力 の商品レビュー
2014年12月27日 もちろんおもしろかった。 けれど、私の中で、伊坂幸太郎氏への期待が高すぎて…。 でもおもしろかった。
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『死神の精度』で活躍した「千葉」が8年ぶりに帰ってきました! クールでちょっととぼけた死神。 (アマゾンより引用) 参勤交代の話、好きだったな(笑) てか、殺さなきゃいいのに、と思ってしまった。 けど、まぁ死神だから感情はないよね
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前作同様連作短編だと思ったら長編でした。千葉大活躍です。伊坂幸太郎らしいところも感じられ、楽しめました。
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予想以上に深い内容だった。登場した轟とオーデュボンの轟の関係はないのか気になる。伊坂幸太郎作品安定の悪辣なキャラ。しかし安定の報いにあって、期待に答えてくれた。千葉のキャラも相変わらずいい。人間に対する情は持ち合わせていないけれど、色々協力してくれて、そばに寄り添ってくれている。独特の存在。
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死神千葉の今度は長編。 重い設定のストーリーだけど、相変わらず飄々とした千葉が上手く物語のバランスをとっている
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いつも雨に祟られ、基本「可」なんだけど仕事に真面目で、でも憎めない千葉さん。音楽が好きなところは変わらないけど、今回は千葉さんの過去に体験した歴史が語られていて、面白い。 どうしようもないヤツが出てきますが、そこは伊坂さん、さすがです。本当に大事な人を亡くしたら、こんな感情にな...
いつも雨に祟られ、基本「可」なんだけど仕事に真面目で、でも憎めない千葉さん。音楽が好きなところは変わらないけど、今回は千葉さんの過去に体験した歴史が語られていて、面白い。 どうしようもないヤツが出てきますが、そこは伊坂さん、さすがです。本当に大事な人を亡くしたら、こんな感情になるのかと、疑似体験しているように辛くなりますが、そんな中でも千葉さんとのやり取りが救いに感じます。
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「『敬意を払う』なんて口ではいくらでも言えますけど、その相手のために一生懸命、面倒くさいことをやってみせて、はじめて、敬意を払ったことになるのかな。とは思いました。」 色んな言葉が引用されていて「ほーう」と思いながら読んだ。ミステリーではないが楽しく読めた。
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『死神の精度』の続編。死神・千葉が山野辺の寿命を査定する1週間を記した長編物語。娘を殺された山野辺夫婦が犯人に復讐を試みるが、サイコパスな犯人はそれを躱し攻防戦を繰り広げる。 …と若干ヘビーなストーリーですが、千葉さんのキャラクターやあの独特な言い回しが、このお話をほんの少し...
『死神の精度』の続編。死神・千葉が山野辺の寿命を査定する1週間を記した長編物語。娘を殺された山野辺夫婦が犯人に復讐を試みるが、サイコパスな犯人はそれを躱し攻防戦を繰り広げる。 …と若干ヘビーなストーリーですが、千葉さんのキャラクターやあの独特な言い回しが、このお話をほんの少し明るくしてくれます。 『死神の精度』を読んでからこの作品を読んだ方がより楽しめると思います。死神の精度読み直さなきゃ。
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2020/06/19読了 #このミス作品28冊目 サイコパスに娘を殺された夫婦の復讐劇。 死神「千葉」とのユーモラスなやり取り が絶妙に面白い。 ミステリというよりはエンタメ作品。
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どこか抜けている、ずれている、そんな形容はできない。やっぱり千葉さんは「人外」なのだから。 死神の精度が伊坂作品で一番思い入れが深い好きな作品なのに、続編を積読に積みっぱなしで何年も放置するなんて、本当にどうかしている。…ということで、読み始めると面白くて一気読み。 以下ネタバレ 長編で千葉さんに会える。今回の調査対象者は、たった一人のかわいい幼い娘を残酷に奪われた父親。その両親の復讐劇に同行する千葉さん。調査という仕事は手を抜かずにしっかりしなければならない(浮力のように)という信念のもと夫婦を絶妙な距離感と非共感の中で助け続ける千葉さんが、面白い。 香川さんの「期間延長」宣言には、まさしく絶望したし、そんな悲劇をやっちゃっていいの?って想いながら最後は一気読みしたのだけれど、それこそが奇しくも夫婦が真から望んでいた「相手にしてやりたい復讐」となってしまったことが面白い。そのあまりに残酷な最期は、死んだ沢山の人は帰って来はしないが、因果応報的な溜飲が下がる自己満足がある。 ところで。 「自分や自分の親が死ぬのは怖い」ということに気づいて夜中に親に泣きついた経験は私にもある。キングの「ライディング・ザ・ブレッド」を思い出す。我々は死を待つ列に並んでいるにすぎない。それはとても直視し続けられない、答えも解決策もない恐怖。 だから「死が怖くないかを見に行ってやる」と、自分の最期で、息子に教えた父親の場面がとても印象に残った。
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