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奇譚を売る店 の商品レビュー

3.3

41件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2014/01/31

それぞれのタイトルは中々、そそるものがある短編集。「帝都脳病院入院案内」とか、「こちらX探偵局」とか、「青髯城殺人事件」とか。 それぞれは、まぁまぁの小品。どれも主人公が古本屋からある一冊を買うシーンからスタートするが、最初の場面だけは、どんな古書なのかちょっとドキドキするが、そ...

それぞれのタイトルは中々、そそるものがある短編集。「帝都脳病院入院案内」とか、「こちらX探偵局」とか、「青髯城殺人事件」とか。 それぞれは、まぁまぁの小品。どれも主人公が古本屋からある一冊を買うシーンからスタートするが、最初の場面だけは、どんな古書なのかちょっとドキドキするが、その後の事件とあまり関係ないところが、ちょっと残念。 最後の一話で、すべての作品がまとめられることになるが、少々強引か。ここも工夫があれば。 全体として、もう少し雰囲気が出せればよかったのに、という感じでした。

Posted byブクログ

2014/04/16

書き手としてとても巧いのだろうけど、チョッとしたアイディアを拡げただけに思えた。小説を作るために書かれただけのよう感じ。著者が本作で読者に何を伝えたかったのかは良くわからない。たぶん記憶に残らないなぁ。

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2014/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「また買ってしまった。」と男が古本屋から出てくる所から始まる6つの話。 ミステリーだと思って借りたら、男がだんだん本の世界に取り込まれていく感じはホラーだった。 表紙や各話の扉絵の不安を誘う感じもいいし、 活字も凝っていていいですね。

Posted byブクログ

2014/01/05

「また買ってしまった……」 という、古本好きなら誰もが呟いてしまう台詞からはじまる、連作短編集。 ホラーっぽい、ちょっと奇妙な味わいがいいよ!

Posted byブクログ

2013/12/27

また買ってしまった―。店を出たとき、かならずつぶやく独り言。古本屋には、きっとある。まだ見ぬ、自分だけには価値のわかる本が。魅入られたように読みふけり、このくだらない現実に、二度と戻って来たくなくなるような本が。

Posted byブクログ

2013/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「―――――また買ってしまった。」という一文で始まる、古書に纏わる怪異譚。 本好き、特に古書も手に取ることのある人なら、ここで語られる本の魔力にはうなずけるのではないでしょうか。 かくいう私も某作家の某作品の某館の模型を作ったことがあるのです。 そんなわけで特に好みだったのはやはり「帝都脳病院入院案内」ですね。 ムズムズします。 手が。 どのお話も統一感の無いどこか曖昧模糊とした感。 妙な魅力があって好きです。 そんな自分は物語に喰われてしまったのだろうか。 装丁も凝っていて、この作品の放つ雰囲気にぴったりで素敵です。

Posted byブクログ

2013/11/25

おもしろかった。 ちょいと不気味な味わいをもつイラストが作品の雰囲気にぴったり。 「また買ってしまった」 と古本屋から1人の男がでてくるところからいくつもの不可思議な 話が始まる。 這いよる影、は不気味だったなー。 少年探偵の話は結構ファンタジーっぽくて好き。 ふじとさんの話は...

おもしろかった。 ちょいと不気味な味わいをもつイラストが作品の雰囲気にぴったり。 「また買ってしまった」 と古本屋から1人の男がでてくるところからいくつもの不可思議な 話が始まる。 這いよる影、は不気味だったなー。 少年探偵の話は結構ファンタジーっぽくて好き。 ふじとさんの話はこわかったー。 いやー、そっちかあって感じ。 そして最後の最後が・・・・。 まさか全部殺されてるとは・・・・。いやー、さすがにあそこはちょっと引いた死体ごろごろとか怖すぎやろ。 けどおもしろかったな、うん。

Posted byブクログ

2014/02/07

古本屋につい訪れる者達が、買っていった本に魅了されて不思議な出来事に巻き込まれる物語が数話。最後の「奇譚を売る店」はそのまとめの話。なかなか気持ち悪くて面白い本だった。

Posted byブクログ

2013/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古本屋で買った本を読んだ人々にしのびよる不穏な出来事と、 その店の店主。 横溝正史っぽいじとっとした不気味さが良かった。 ただ、あまりにも題名(と装丁)、 そして冒頭部分の文章(これは「あなた(読者)」の物語です。云々) で期待し過ぎたため、 少しばかりがっかりしてしまった。

Posted byブクログ

2013/10/12

また買ってしまった、とつぶやきつつ古本屋に通う主人公。また借りてしまった、と図書館に通う自分に通ずる。和文タイプがツボ。

Posted byブクログ