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怖い絵 の商品レビュー

3.8

116件のお客様レビュー

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2022/02/27

初めの方は中野さんの解説、考察を読んで怖さがわかるような一見怖さのない絵も多かったが、途中からどんどんぱっと見で怖い絵が出てきて笑った。 世界の歴史も知ることができて教養にとても良い一冊。 欲を言えばもう少し絵が大きいと見やすいな。

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2021/11/21

1枚の絵にこんなにいろいろな情報が詰まっているとは、それまで考えもしていなかった。中野さんの端正な文章にも引き込まれる。すごい情報量なのに、ドラマチックでわかりやすく、気がついたら読み終わってる。電子で読むと絵を拡大することができてよかった。できるだけ大きな画面で読んだほうがいい...

1枚の絵にこんなにいろいろな情報が詰まっているとは、それまで考えもしていなかった。中野さんの端正な文章にも引き込まれる。すごい情報量なのに、ドラマチックでわかりやすく、気がついたら読み終わってる。電子で読むと絵を拡大することができてよかった。できるだけ大きな画面で読んだほうがいいと思う。ただし、電子書籍は単行本に収録されている絵がなぜか2枚だけ掲載されていないらしい。そこだけマイナスです。

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2021/10/20

色々な視点から「怖い」絵たちを集めて解説する一冊。 怖いかどうかは絵によるけれど、単純に知的好奇心をバシバシ刺激されてとても面白い。 その時代の背景が分かって初めて怖く感じるものもあり、 絵画に対する見方が新しく加わりそう。

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2021/08/01

最初は、自分には少し難しい文体かもしれない…失敗した…と思ったが、読み進めるうちに慣れ、どんどんどんどん引き込まれていった。一見怖そうに見えない絵から、明らかに恐ろしい絵まで盛り沢山。人気の秘密がわかった。シリーズをくまなく読んでいこうと決めた。

Posted byブクログ

2021/07/24

絵画入門書とかとは違った視点で斬新、かつ分かりやすい文章と量でサクサク読んで知識が蓄積されていく感じ・・・・・・・これが最高にたまらない! 単純に絵を眺めるだけでもいいだろうけれど、その絵の背景に隠れた「怖さ」に気がついたときの衝撃と感動はなかなか忘れがたい快感だ。殊に自分は本書...

絵画入門書とかとは違った視点で斬新、かつ分かりやすい文章と量でサクサク読んで知識が蓄積されていく感じ・・・・・・・これが最高にたまらない! 単純に絵を眺めるだけでもいいだろうけれど、その絵の背景に隠れた「怖さ」に気がついたときの衝撃と感動はなかなか忘れがたい快感だ。殊に自分は本書の中にも出てきた所謂「寓意画」の持つ圧倒的な解釈と考察を紐解いていくのに興味を持って、何作か調べてみようと思った。まだまだ絵画の知識は疎いけれど、これからもっと様々な名画を知っていく中で、恐らく何度も読み返すことになるであろう、素晴らしい本だと思う。絵画は「怖い]ほど面白い! 何よりもその感覚になれる本書は魅力しかない! 『マリー・アントワネット最後の肖像』 『愛の寓意』 『絞首台の上のかささぎ』 『ナスタジオ・デリ・オネスティの物語』 『グラハム家の子どもたち』 『ヘンリー八世像』 『イワン雷帝とその息子』

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2021/07/20

展覧会に足を運ぶのは好きだが、1枚の絵に対してこんなに時間をかけて観たのは初めてだ。 どの作品も背景知識を知ってから観ると違った印象を持てて面白かった。 2017年の「怖い絵展」には行ったが数枚しか記憶にないので、先に本を知っていたらよかったとつくづく思う。 ━━━━━━━━━...

展覧会に足を運ぶのは好きだが、1枚の絵に対してこんなに時間をかけて観たのは初めてだ。 どの作品も背景知識を知ってから観ると違った印象を持てて面白かった。 2017年の「怖い絵展」には行ったが数枚しか記憶にないので、先に本を知っていたらよかったとつくづく思う。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「特に伝えたかったのは、これまで恐怖と全く無縁と思われていた作品が、思いもよらない怖さを忍ばせているという驚きと知的興奮である」。絵の背景にある歴史を理解してこそ浮き彫りになる暗部。絵画の新しい楽しみ方を提案して大ヒットした「怖い絵」シリーズの原点が、満を持しての文庫化。ドガの『エトワール』、ラ・トゥールの『いかさま師』など全22作の魅力。

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2021/04/04

怖い絵シリーズ。解説がすごくわかりやすい。 この本は文庫本サイズだが絵が小さかったので別にでている大きいサイズの本のほうが読みやすいと思う。

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2021/01/25

中野京子さんの文章、いきいきとしていて引き込まれます。 絵画を本当に理解しようとするなら、それが描かれた時代の倫理観や価値観も知るべきなんですね。「現代の眼」で観た時の印象と、解説を読んで知った事実、その差に驚きました(ドガの『踊り子』、綺麗な絵だと思っていたのに・・・)。 ...

中野京子さんの文章、いきいきとしていて引き込まれます。 絵画を本当に理解しようとするなら、それが描かれた時代の倫理観や価値観も知るべきなんですね。「現代の眼」で観た時の印象と、解説を読んで知った事実、その差に驚きました(ドガの『踊り子』、綺麗な絵だと思っていたのに・・・)。 この本には見るからに『怖い絵』もいくつか載っていましたが、ぶっちぎりで怖かったのはゴヤの『我が子を喰らうサトゥルヌス』!この絵は怖すぎる・・・。

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2020/12/21

本物を見に行きたくなった。最近美術館行っていなかったので。アートって時代背景知るだけで本当面白いよね

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2020/12/11

2020.12.11 面白かった! 文庫版なのでしょうがないけど、絵が小さく細部まで見ることが出来ないのが残念。 印象的だったのは、 「ホロフェルネスの首を斬るユーディト」 「ヘンリー八世像」 「ガニュメデスの誘拐」 「メデューズ号の筏」 ガニュメデスの誘拐について、中野さん...

2020.12.11 面白かった! 文庫版なのでしょうがないけど、絵が小さく細部まで見ることが出来ないのが残念。 印象的だったのは、 「ホロフェルネスの首を斬るユーディト」 「ヘンリー八世像」 「ガニュメデスの誘拐」 「メデューズ号の筏」 ガニュメデスの誘拐について、中野さんが現代の子どもたちへの搾取について語っている文章があり、それがある意味一番怖かったかもしれない。。

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