怖い絵 の商品レビュー
まさか一話目だけが面白いだけとは。。。 一話目のバレリーナの話が面白く、読み始めたのだけれど一話目以外は蘊蓄としても局地的すぎてなかなか使えないような話しがつづく。 唯一残ったのは一話目のバレリーナがパトロンの娼婦だった話とムンクが壮絶な生い立ちを歩んできたことによる心の病みが原...
まさか一話目だけが面白いだけとは。。。 一話目のバレリーナの話が面白く、読み始めたのだけれど一話目以外は蘊蓄としても局地的すぎてなかなか使えないような話しがつづく。 唯一残ったのは一話目のバレリーナがパトロンの娼婦だった話とムンクが壮絶な生い立ちを歩んできたことによる心の病みが原動力となり数々の名作を生んできたが、45歳で療養して精神病が治ってからは才能が枯れてしまった話しだろうか。 とりあえず後半は名前も横文字が多く結構苦痛でした。
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何気なく綺麗だと思って見ていた絵にこんな裏側があったとは… 絵の描かれた角度や表情、小物などから自分が思ってもみなかった話が出てくるのが面白い。
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パッと見だと何とも思わなくても、解説を読んで当時の背景や作者の生涯を知ることで、印象が変わった絵もあった。 宗教や神話には疎いので、スムーズに読み進められないところもあったが面白かった。
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さくっと読めました。 どの作品についても当時の人々の立場で書かれているというのがとても良かったです。その絵が描かれた時代や状況の説明ということで、怖い絵という括りにしなくてもいいように思いました。怖いという言葉とはちょっと違うので違和感があります。 知っていることが多く、私の見解...
さくっと読めました。 どの作品についても当時の人々の立場で書かれているというのがとても良かったです。その絵が描かれた時代や状況の説明ということで、怖い絵という括りにしなくてもいいように思いました。怖いという言葉とはちょっと違うので違和感があります。 知っていることが多く、私の見解と異なるものもありましたが、違う視点や気づかされる事もあって総じておもしろい本だと思います。 今まであまり価値がわからなかった1500年頃のイコンについては、自分がペストに罹って聖地へ向かうと考えてみようという書き方にはいたく納得しました。苦痛で瀕死の状態で、初めて絵というものを目にして、そに磷刑のイエスを見たら、救われるなぁ、と。 絵画写真はもう少し良い紙に精巧な印刷を施して、少しでも本物の良さが伝わるようにして欲しかったです。
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まえがき 作品1 ラ・トゥール『いかさま師』 作品2 ドガ『エトワール、または舞台の踊り子』 作品3 ティントレット『受胎告知』 作品4 ダヴィット『マリー・アントワネット最後の肖像』 作品5 ブロンツィーノ『愛の寓意』 作品6 ブリューゲル『絞首台の上のかささぎ』...
まえがき 作品1 ラ・トゥール『いかさま師』 作品2 ドガ『エトワール、または舞台の踊り子』 作品3 ティントレット『受胎告知』 作品4 ダヴィット『マリー・アントワネット最後の肖像』 作品5 ブロンツィーノ『愛の寓意』 作品6 ブリューゲル『絞首台の上のかささぎ』 作品7 クノップフ『見捨てられた街』 作品8 ボッティチェリ『ナスタジオ・デリ・オネスティの肖像』 作品9 ホガース『グラハム家の子どもたち』 作品10ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』 作品11ベーコン『ベラスケス〈教皇インオケンティウス十世像〉による習作』 作品12アルテミジア・ジェンティレスキ『ホロフェルネスの首を斬るユーディト』 作品13ムンク『思春期』 作品14ライト・オブ・ダービー『空気ポンプの実験』 作品15ホルバイン『ヘンリー八世像』 作品16ジョルジョオーネ『老婆の肖像』 作品17ルドン『キュクロプス』 作品18コレッジョ『ガニュメデスの誘惑』 作品19レービン『イワン雷帝とその息子』 作品20ゴッホ『自画像』 作品21ジェリコー『メデューズ号の筏』 作品22グリューネヴァルト『イーゼンハイムの祭壇画』
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今更読んだベストセラー。 絵が怖いかどうかより、それが描かれた時代背景等の解説が面白かったです。シリーズ他の本も読みたい。 #本
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スペインの美術館行ったあとだったから絵画モチベ高くて「今のうちに読まねば」と思って買って読んだ本。全然知識のない人でも楽しめる
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怖い絵シリーズは何といっても知的好奇心が満たされるし、神話や歴史等多岐にわたって知識が得られるから好きです。
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刑場に引かれていくマリー・アントワネットのスケッチ。これを描いたのはナポレオンの戴冠で有名なダヴィッドである。 普通のオバサンが簡単な衣服で座っているだけ。 著者はこの絵に衝撃を受けた事が、このシリーズを書くきっかけであったという。 大して怖い絵でもなく、なんだ普通じゃんと最初は...
刑場に引かれていくマリー・アントワネットのスケッチ。これを描いたのはナポレオンの戴冠で有名なダヴィッドである。 普通のオバサンが簡単な衣服で座っているだけ。 著者はこの絵に衝撃を受けた事が、このシリーズを書くきっかけであったという。 大して怖い絵でもなく、なんだ普通じゃんと最初は思ったのだけど、彼女がロココの華と歌われ、栄耀栄華を極めた王妃であって、そのころの頃の華やかな肖像画を思い起こして比較してみると、このような姿に描かれることが無残極まりないことだとしみじみと分かってくる。 何気なく観ていた絵の裏側の事情を知ることが出来て、とても面白かった。
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怖い絵。 グロテスクな絵で視覚的に訴えかける絵もあれば、 見た目はなんの変哲も無いよくある風景を描いているがその実、身の毛もよだつ恐怖の瞬間を捉えたものであったり…とさまざま。 納涼がてら夏に読もうと購入した割には、結局こんな時期にまでもつれ込んでしまったけど楽しく読み終えた。 ...
怖い絵。 グロテスクな絵で視覚的に訴えかける絵もあれば、 見た目はなんの変哲も無いよくある風景を描いているがその実、身の毛もよだつ恐怖の瞬間を捉えたものであったり…とさまざま。 納涼がてら夏に読もうと購入した割には、結局こんな時期にまでもつれ込んでしまったけど楽しく読み終えた。 正直芸術に造詣が深いわけでもなく、むしろ正直なところ絵って写真とどう違うの?風景とか人物写してるだけだよね?って思っていたけれど、 描く人が変われば全くちがうものになる。 画家の思いや考えが、描く事やモノと絶妙に交わり化学反応を起こして唯一無二の作品となるんだね。 絵の描かれた年代の歴史や作家さんの生い立ち、当時の暮らし、思想など多岐にわたる知識を蓄えておくとより深く、多方面から名画を味わえることを学んだ。そして歴史は面白い。 結果として育休中に美術館行きたい欲が高まったよ。
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