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怖い絵 の商品レビュー

3.8

116件のお客様レビュー

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    18

  2. 4つ

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  3. 3つ

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    2

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2024/02/14

いろいろな観点から「怖い」と感じる絵画をいくつも紹介しています。概ねヨーロッパのもので世界史に詳しくない私にはあまりピンとこないものばかりでしたが、それでもそれぞれの絵から迫力とエネルギーが感じられ途中から「次はどんな絵なのだろう」とビクビクワクワクしながら読み進めていました。 ...

いろいろな観点から「怖い」と感じる絵画をいくつも紹介しています。概ねヨーロッパのもので世界史に詳しくない私にはあまりピンとこないものばかりでしたが、それでもそれぞれの絵から迫力とエネルギーが感じられ途中から「次はどんな絵なのだろう」とビクビクワクワクしながら読み進めていました。 絵の解説も分かりやすく、絵を見ただけでは気づかない細かな点やその背景を知ることで改めてその世界観に圧倒される思いでした。 結局のところ「怖い」内容なのでハッピーな本ではありませんが、芸術的な感銘、迫力を感じられる本だと思います。

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2024/02/09

ギリシア神話の本を読んでいたのだけど、合間にこちらも読了。 5,10,17,18あたりがギリシア神話関連。 デカメロンの河出文庫の表紙はボッティチェリだったのかぁ。あれも読んでみたい本。 絵の鑑賞は一筋縄ではいかない感じ。 こうやって解説していただけるのがありがたく、別の方のまた...

ギリシア神話の本を読んでいたのだけど、合間にこちらも読了。 5,10,17,18あたりがギリシア神話関連。 デカメロンの河出文庫の表紙はボッティチェリだったのかぁ。あれも読んでみたい本。 絵の鑑賞は一筋縄ではいかない感じ。 こうやって解説していただけるのがありがたく、別の方のまた違った視点での解説も読んでみたいなとか。 続編も読んでみよう。

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2023/10/20

怖いの基準は人それぞれ違うから、私にとっての怖いと著者にとっての怖いは違うなと感じた。ただ共感する部分もあったし、ヘンリー8世の肖像画は怖いねってなった笑 結局人間が1番怖いな、、って世界史とか歴史を学ぶと感じる。

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2023/08/20

再読。文庫ゆえ絵が小さいのが難点。ともかく怖さには、描かれた絵からわかるものもあれば、その背景の怖さにあって、同時代に生きていない私たちに分かりにくいものがあり、ナビゲーターの中野さんに案内されて理解を深め、面白さを伝えられる。今回の再読では、怒りに囚われて予期せぬ事態を生み出す...

再読。文庫ゆえ絵が小さいのが難点。ともかく怖さには、描かれた絵からわかるものもあれば、その背景の怖さにあって、同時代に生きていない私たちに分かりにくいものがあり、ナビゲーターの中野さんに案内されて理解を深め、面白さを伝えられる。今回の再読では、怒りに囚われて予期せぬ事態を生み出す意味で、ルドンの「キュクロプス」と、レービンの「イワン雷帝とその息子」には、近しいものを感じた

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2023/07/24

先日読んだ「フェルメールとオランダ黄金時代」を本屋で探してたら、それは見つからなかったんだけど、こちらを見つけたので購入。 表紙のインパクトがいい。 大きめシルプル明朝体フォントの赤字タイトルとマッチしてて、なんか得体の知れない怖さを感じる。 22の西洋絵画とその描かれた背景...

先日読んだ「フェルメールとオランダ黄金時代」を本屋で探してたら、それは見つからなかったんだけど、こちらを見つけたので購入。 表紙のインパクトがいい。 大きめシルプル明朝体フォントの赤字タイトルとマッチしてて、なんか得体の知れない怖さを感じる。 22の西洋絵画とその描かれた背景、画家の情報を、わかりやすく、時にドラマチックに教えてくれる絵画鑑賞の入門書みたいな本。 怖い、というのは直接的に怖い、というだけでなく、それが描かれた背景や画家の心理を探るうちに見えて来る怖さ、というのも含んでいる。 私が1番印象の残ったのは6作品目のブリューゲル「絞首台の上のかささぎ」 たぶんこれを美術館で観ても素通りしちゃいそうだな、と…それぐらい、不穏なタイトル以外にはあまりわたしの目を惹く要素はないんだけど、これが描かれた時代、一見楽しそうにパレードする人々、絞首台、そしてヨーロッパにおけるかささぎの意味など、効果的に開示される情報によって、わたしにとっても忘れられない「怖い絵」になった。 ほかの21作品もそれぞれに見応え、読み応えがあり、西洋絵画の沼が手招きしてくる一冊。 シリーズ本みたいなので、またしても読みたい本に出会う楽しみが増えた。

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2023/07/16

新しい章になるたびに「なんでこんな怖い絵ばっかり」と思ったけど、これ怖い絵だった。 題材の絵のほかにもいろいろ紹介されてて、その度に調べてたら時間がかかった(笑 絵の説明もすごく細かくて、そういう風に見れなかったので勉強になった。

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2023/07/04

以下はメモ。この本の内容をもって観覧したい絵画 ラ・トゥールのいかさま師 ティントレットの受胎告知 ブロンツィーノの愛の寓意 ボッティチェリのナスタジオ・デリ・オネスティの物語

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2023/06/01

様々な年代の絵画について、その描かれた背景・思想・作者の環境などについて解説された本作。 中でも人々の恐怖・畏怖・不安・猜疑心・悔恨などなど、“怖い”と感じる絵画を軸に解説がなされる。 絵画や芸術は中世時代に爆発的に発展を遂げたが、その成り立ちを考えると、そこには当時の宗教観や文...

様々な年代の絵画について、その描かれた背景・思想・作者の環境などについて解説された本作。 中でも人々の恐怖・畏怖・不安・猜疑心・悔恨などなど、“怖い”と感じる絵画を軸に解説がなされる。 絵画や芸術は中世時代に爆発的に発展を遂げたが、その成り立ちを考えると、そこには当時の宗教観や文化そのものを反映していると言っても過言ではない。 一枚の絵の中に無数にちりばめられたモチーフや構図、その一つ一つに込められた意味やその背景を知ることで、今まで見えていた世界がさらに広がりを持つことになる。 本作は、そういった芸術鑑賞の醍醐味を味わえ、さらに本物の作品を見てみたいと思わせてくれる図書となっている。 一般教養としてお勧めの図書。

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2023/03/07

取り上げている絵の数は多くないが、個々の絵が描かれた時代背景、使われている技法、作家の生涯を丁寧に説明している。 含まれている情報量が多いので下手をすれば簡素な説明本になりそうなところを、著者の巧みな筆力によってミステリー小説のような臨場感ある一冊に仕上げている。

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2023/02/18

単行本の刊行直後に手に取り、美術の世界に引きずり込まれました。以来、静かに広く深く語られる名画の中の物語に魅了され続けています。中野先生のご専門はドイツ文学。絵画と文学の融合を感じさせるシリーズです。 コツコツと展覧会巡りを続け、紹介されている作品にも、だいぶ出逢うことができまし...

単行本の刊行直後に手に取り、美術の世界に引きずり込まれました。以来、静かに広く深く語られる名画の中の物語に魅了され続けています。中野先生のご専門はドイツ文学。絵画と文学の融合を感じさせるシリーズです。 コツコツと展覧会巡りを続け、紹介されている作品にも、だいぶ出逢うことができました V (記念講演会にも行ったので、中野先生にも逢えた V)

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