怖い絵 の商品レビュー
中学の時、美術授業が楽しかった。 絵を描くことは勿論だけど、名画から作者の心情を読み解く話がとても興味深かった。 怖い話だけに限らず絵画の先に見える背景をもっと知りたい。
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一つの絵に対してのページ数が多すぎないため、サクサク読むことができた。 おもしろいエピソードや雑学も知ることができ、満足。
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普通の絵画に見えても、その背景にある物語を知ればとたんに「こわさ」を感じる。 画家がどうしてこの絵を描いたか、どんな思いで描いたのか、それを知れば知るほど深淵に臨んでいくことになる。(アピ)
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タイトル通り怖いって思う作品は少なくどちらかというと、悪寒が走るような裏話が隠れている作品がちらほら。他の作品に関しては、へぇと思わず誰かに教えたくなるような感じかな。他のシリーズも読んでみたいけど、後味の悪いものだけじゃなくて、もっと綺麗な背景がある絵についての物語も知りたい!...
タイトル通り怖いって思う作品は少なくどちらかというと、悪寒が走るような裏話が隠れている作品がちらほら。他の作品に関しては、へぇと思わず誰かに教えたくなるような感じかな。他のシリーズも読んでみたいけど、後味の悪いものだけじゃなくて、もっと綺麗な背景がある絵についての物語も知りたい!少しこの本に申したいことがあるとすれば、あれだけ細かいところまで着眼して解説を描いているのに挿絵では不明瞭で見えない点かな... ?
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いや、ほんと面白かったです。 こんな解説美術館でもしてくれない。 絵の裏側というか、奥深いスレーリーが読み取れます。 絵を観に行きたくなるし、絵に会うと物語を思い出してしまうと思う。 続編も読みたいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
残念ながら絵心は持ち合わせておらず、普段から美術館に通うタイプでもない。 絵画と触れ合う機会もなく、人生を過ごしてきましたが、以前から読んでみたいと思っていた一冊を手にしてみました。 私の解釈が正しいのか、間違えているのかわかりませんが、絵画を通じてその時代や、作品の背景、作者の人生等を知る(楽しむ)というのも絵画の楽しみ方なんですね。 そう考えれば、本書は単なる解説書ではなく、一つの物語であり、歴史書でもあるような気がします。 説明 内容紹介 残酷、非情で甘美……名画の“怖さ"をいかに味わうか、そんな新しい鑑賞法を案内する大ヒットシリーズの第1弾、待望の文庫化。ラ・トゥール『いかさま師』、ドガ『踊り子』など22点の隠れた魅力を堪能! 内容(「BOOK」データベースより) 「特に伝えたかったのは、これまで恐怖と全く無縁と思われていた作品が、思いもよらない怖さを忍ばせているという驚きと知的興奮である」。絵の背景にある歴史を理解してこそ浮き彫りになる暗部。絵画の新しい楽しみ方を提案して大ヒットした「怖い絵」シリーズの原点が、満を持しての文庫化。ドガの『エトワール』、ラ・トゥールの『いかさま師』など全22作の魅力。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 中野/京子 作家・ドイツ文学者。早稲田大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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中野京子さんの文章はわかりやすく、説明を1からしてくれているため、絵に詳しくない人でも興味深くよめる。 時代背景や絵の作者の人生背景を知ることで、1枚の絵がこんなにも深いものになるのかと驚いた。 自分の記憶や印象にも残りやすくなる。 以下、読んだ箇所。 ラトゥール「いかさま師...
中野京子さんの文章はわかりやすく、説明を1からしてくれているため、絵に詳しくない人でも興味深くよめる。 時代背景や絵の作者の人生背景を知ることで、1枚の絵がこんなにも深いものになるのかと驚いた。 自分の記憶や印象にも残りやすくなる。 以下、読んだ箇所。 ラトゥール「いかさま師」 ドガ「エトワール、または舞台の踊り子」 ゴッホ「自画像」 ジェリコー「メデューズ号の筏」
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時代背景や作者の状況を踏まえてみると、そうでないとでは見え方が変わるから絵画はおもしろい。人によって如何様にも解釈できるし、そこに正解はなく不正解もないのだからよりおもしろい。
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単純に絵を観て「きれい」とか「うまいな」という感想を抱くだけでは飽きたらなくなってきて、この手の美術解説書を最近よく読む。本作は描かれたものが具体的に怖いだけでなく、背景を知ることで怖くなる作品も含め20点の絵画が紹介されている。まあ、怖いといっても、ホラーじゃないんだから「観る...
単純に絵を観て「きれい」とか「うまいな」という感想を抱くだけでは飽きたらなくなってきて、この手の美術解説書を最近よく読む。本作は描かれたものが具体的に怖いだけでなく、背景を知ることで怖くなる作品も含め20点の絵画が紹介されている。まあ、怖いといっても、ホラーじゃないんだから「観るだけで呪われる」とか「悪夢をみる」というわけではないが……。1枚の絵を読み解くためには、描かれた主題の背景、描かれた時代や政治体制、画家の境遇、注文主の存在などのほか、絵画上の約束事、神話、文学作品まで幅広い知識が要求される。シリーズ化されているようなので、続巻も読んでみたい。
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電子書籍で読んだために、絵画がとても見づらかったのが残念。 どこが怖いのか、時代背景や画家のことを踏まえて解説してくれて知らないことばかりでおもしろい。 普段美術館に行っても知識不足で、感覚的に「素敵」とか「好き」とか思いながら見るばかりになってしまうけど、知識があればより深く楽...
電子書籍で読んだために、絵画がとても見づらかったのが残念。 どこが怖いのか、時代背景や画家のことを踏まえて解説してくれて知らないことばかりでおもしろい。 普段美術館に行っても知識不足で、感覚的に「素敵」とか「好き」とか思いながら見るばかりになってしまうけど、知識があればより深く楽しめるなと再確認。
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